大阪~福井・加賀温泉の昼行バスが運行へ!
北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸。
つまりは関西・中京圏~北陸へ、直通運転を行う鉄道がなくなると言うコトなのですが、それに対して、新たに石川県の加賀市に拠点を持つ「日本海観光バス」が大阪・京都~福井・あわら・加賀温泉間の昼行便を運転するコトが発表になりました。
まだ正式な運行スケジュールが出ていませんが、ひとまず分かっているのは、こんなスケジュール。
- 大阪駅(梅田?)09:40→京都駅→福井駅14:00→あわら湯のまち駅15:00→加賀温泉駅15:30
- 日本海観光バス前13:15→あわら湯のまち駅→福井駅→京都駅→大阪駅(梅田?)19:00
1日1往復での運行で、車内は4列シート。
Wi-FiとUSB充電が可能なシートを備えるとのコト。
運賃は大人片道で大阪・京都~福井駅が3,500円、~あわら温泉・加賀温泉が4,000円。
運行開始は、2023年12月23日からの予定。
元々、「日本海観光バス」は、大阪~金沢間の夜行バスを運転しているし、大阪~加賀温泉間の昼行便を運行していた時期もあったが、コロナ禍をきっかけに休止。
その休止便を、福井・あわら湯のまち駅などを経由する便に変更して再開すると言う形。
チェックインにも便利な時間帯
あくまでも関西圏からの送客がメインになっている感じの路線。
思い切って、もっと便を増やせば…とすら思うけれど、そもそも県庁所在地と言えども、福井市はそこまで人口が多くはないし、あわら市や坂井市も同様なので、福井側からの需要が弱含みとも言えるから、仕方がナイ。
今回の便は、福井とあわら湯のまちを経由するように設定されているし、あわら湯のまち着も15:00とチェックイン時間にはちょうどいい感じなので、しっかり知名度が上がってくれば、需要は案外、あるのかな?と言う感じはする。
少なくとも1日1往復ぐらいの需要は、確実にあると思う。
運賃も手頃ですしね。
芦原温泉は、あわら湯のまちが最寄り駅だし(JRの芦原温泉駅ではなくえちぜん鉄道の駅)、どこのホテルもJRの駅だけでなくえちぜん鉄道の同駅から徒歩圏内な上に、送迎バスも運転しているので、不便はなさそう。
逆に、加賀温泉側は本社・車庫もあるのだから、もっとこまめに回ればいいのに…とすら。
山中温泉までは、多少、距離があるけれど、片山津・山代温泉ぐらいならば、そこまで負担にもならないように思うんだけれどね。
ただ新幹線開業に伴う直通運転の廃止に対して、バス会社が勝機を見出すのは、イイきっかけだとも。
逆に、特に不便になる福井側でこうした動きがナイのが気になるぐらい。
京福バスとか福井バスとかバス会社はある。
そして、福井~名古屋線は、増便するコトを発表済み(福井鉄道・名鉄バス・JR東海バスとの共同運行)。
一方の京都・大阪線は、2023年3月から全便運休している状態で、再開については未発表なのは、もったいない気も。
まぁ、攻めたくても乗務員が不足していたりする関係もあるのでしょうが、人口がそこまで多くはないと言っても福井市は県庁所在地であり、福井県では随一の街なだけに需要はありそうな気がするんですけれどもね。
また芦原・加賀温泉などはやはり関西圏での知名度がある温泉地でもありますし、直通需要は少なからずあると思うんですけれどね。
敦賀の先はどうするんだろう…
それにしても…
ひとまず敦賀までの延伸は行なわれるけれども、その先はどうするつもりなんだろう。
京都なんて、市内を地下で掘ったら、水問題も出て来るし、すんなり行く訳がナイと思うんですがね。
ホントに京都をぶち抜くつもりなんだろうか…
ってか、それならば、いっそのコト、敦賀からの延伸は止めて、「サンダーバード」と「しらさぎ」を福井駅まで直通運転する方が良いように思うけれど(もちろん、JR西日本としては実入りも減るだけなので、実現する訳はないけれど)。
ってか、今更ですが、敦賀まで作る必要があったのかな?と言うのも素朴な疑問。
とりあえず…で止めるならば、福井までで良かったのでは?と。
それならば、「サンダーバード」も「しらさぎ」もひとまず福井までは乗り入れますし、福井県民としてもそこまで不便はなさそうな感じがするし。
そもそもだけれど、東京圏の人は、“敦賀って?”って感じでしょうしね。
その先が決まっていない・現実性に乏しいならば、福井で止めておけば良かったのに…と。
まぁ、今更ですけれど。
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