上級会員資格条件も利用金額ベースに！
アメリカ大手航空会社の1つである「デルタ航空」が、自社のマイレージサービスである「スカイマイルプログラム」の上級会員資格（メダリオン会員）の取得条件を、2024年1月から変更するコトを発表しました。
これまで、米国外に在住している会員には適用されていなかった米ドル換算の利用額を基にした「MQDs」を採用し、今までの「メダリオン会員資格取得必要マイル（MOMs）」「メダリオン会員資格取得必要区間（MQSs）」は不要になる。「MQDs」は、デルタ航空ならびに提携航空会社の運航便利用に加え、日本で発行されているデルタ スカイマイル提携クレジットカードの利用でも獲得が可能。
1US$が1MQDにカウントされる。
ステータス別の獲得必要条件は、以下の通り。
| 会員ランク | 必要MQDs |
| シルバーメダリオン | 6,000MQDs |
| ゴールドメダリオン | 12,000MQDs |
| プラチナメダリオン | 18,000MQDs |
| ダイヤモンドメダリオン | 35,000MQDs |
2024年度にはこの他に、無償アップグレードの優先度の見直し。
またミリオンマイラーステータスの優先順位を3番めに引き上げるコトが発表になっています。
シンプルで分かりやすいプログラムへ！
2023年中に獲得した「MQMs」を2024年に繰り越した場合、「MQMs」を「MQDs」か特典旅行に利用できるマイルへと交換するか、もしくはその双方を組み合わせる制度を2024年2月1日からスタートするとのコト。
ですが、いよいよ「デルタ航空」は、利用金額ベースへと移行するコトになりますね。
上級会員になりたければ、もうお金を使ってね。
そう言うコト。
ただシンプルで分かりやすいとも言えるかな…と。
そもそも「デルタ航空」の「スカイマイル」は獲得したマイルの有効期限がなく利用しやすいプログラムですし、日本発着路線も多く、羽田には自社のラウンジも設けているぐらい。
デルタ航空、羽田に米国外初の「デルタ スカイラウンジ」開設！
プログラムとして面白みは欠けてしまうコトになるかなぁ…と言うのが実感ではありますが、これはこれで分かりやすいし、アリなのかな…とも。
他の航空会社が追随するかどうか
既に搭乗したマイル数ではなく、航空券の金額に合わせたマイル制度に移行しているプログラムが、ちょこちょこと出ては来ていますが、上級会員資格にまで踏み込んできたのは、珍しいパターン。
ただこれが1番、航空会社としては求めているモノでしょうし、利用者としてもシンプルなのも確か。
どこまで他の航空会社が追随するのか。
まぁ、その辺りは不明ですが、3大米国キャリア・ブリティッシュエアウェイズのAviosなんかは有り得そうですかね。
まぁ、今すぐにと言う話ではありませんが。
ただそうなると、ほんとに上級会員は夢のまた夢になるかな、ボク的には。
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