大井町線に続き東横線にもQシート導入!
関東大手私鉄の「東急電鉄」が、2023年8月10日から東急東横線で有料座席指定サービスの「Q SEAT」(以降、Qシート)の運用を開始するコトを発表しました。
既に2018年12月から大井町線での運用がスタートしている「Qシート」。
その第2弾の導入と言う形になりますが、実際には平日夜の最混雑時間帯を避けて、渋谷発19:30以降の時間帯に5本、設定されました。
ひとまず、詳細は、以下の通り。
- 種別|急行
- 使用車両|5050系(10両編成)
・Qシートはこのうち、4・5号車に設定 - 指定席料金|500円(別途、定期券を含む乗車券が必要)
- 指定席券販売場所|
・インターネット
・東横線急行停車駅窓口 - サービス区間|
・渋谷~菊名…有料座席指定サービス乗車/降車可能区間
・みなとみらい線内…フリー乗降区間(指定席券不要) - サービス内容|
・Wi-Fi
・電源コンセント
・カップフォルダー(一部座席のみ)
運行スケジュールは、以下の通り。
- 193号…渋谷19:35→日吉19:56→菊名20:02→横浜20:09→元町中華街20:18
- 201号…渋谷20:05→日吉20:26→菊名20:33→横浜20:39→元町中華街20:48
- 203号…渋谷20:35→日吉20:56→菊名21:02→横浜21:09→元町中華街21:18
- 211号…渋谷21:05→日吉21:27→菊名21:33→横浜21:39→元町中華街21:48
- 213号…渋谷21:35→日吉21:56→菊名22:03→横浜22:09→元町中華街22:18
*停車駅は渋谷・中目黒・学芸大学・自由が丘・田園調布・多摩川・武蔵小杉・日吉・綱島・菊名・横浜・みなとみらい・馬車道・日本大通り・元町中華街
指定席車両の定員は、クロスシートが36席、ロングシートが9席になっています。
2両の指定席化でどれだけ混雑率が変わる?
既に首都圏の大手私鉄には、通勤時間帯などにクロスシート車両に転換して、指定席と化す列車が東武・西武・京王に誕生(東京メトロ線へと直通する運用もアリ)。
東急も大井町線に導入していますが、大本命の東横線への導入と言うコトに。
東横線は、首都圏の大手私鉄の中でも混雑度の高い路線の1つだとは思うけれど、10両編成の内、2両が指定席車両に切り替わるコトで、どれだけ他の車両・列車への混雑度に影響を与えるのかな?と言う感じもしますね。
既に車両のシートをクロスシートに転換して運転できるデュアルシートを導入している東武・西武・京王は、全席指定席車両としてライナーっぽい運用になっていますが、東急の場合は、編成の一部を指定席化したので、その運用方法に違いがあると言えそう。
逆にこの方式だと指定席車両が少ないので、争奪戦と言う気もしなくはないけれど、東横線はそこまで乗車距離が長いとも言えないから、この方式が吉なのかな…?
このやり方が上手く行けば、逆に苦戦している西武のS-Trainとかも、この方式を導入すれば、また違った効果が出そうな気はしますけれどね。
500円が高いと感じるか、安いと思うか…
コロナ禍もひと段落ついて、人が戻って来ている状態。
東横線は在宅率が高いと言われていますが、それでもやっぱり人は戻って来ている中で、「Qシート」導入。
色々と意見はあるでしょうが、個人的には、選択肢があると言うのはアリなんだと思う。
今まではそれがなかった訳ですから。
ただ、そもそも定員が少ないと言うのと、距離に対して500円と言う指定席料金をどう捉えるか…と言いう感じもしますね。
先行していた東武(東上線)・西武・京王と異なるのは、東横線の場合、基本的には多くの列車が副都心線直通と言う点。
東武東上線も西武線も京王線も、確かにメトロ・都営線に乗り入れているけれど、ターミナルである池袋・新宿に行って待てば始発で座って行くコトも可能なのに対して、東横線はそうしたメリットが渋谷発でも受けにくいと言う差がありますからね。
そう言う点でも、やっぱりアリなのかな?と(なので、問題になるのは指定席料金ですかね)。
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