長崎離島に絡まない新路線開設!
主に長崎発着の離島路線を運航している「オリエンタルエアブリッジ」(ORC)が、2023年3月26日から新路線を2路線、開設するコトを発表しました。
新しい路線は、
・中部〜宮崎
・中部〜秋田
いずれも1日1往復。
使用機材はボンバルディアDHC-8-Q400型機で、ANAからリースで導入している1クラス72席となる見込み。
具体的な運航スケジュールは、以下の通り。
ORC89 中部11:50→宮崎13:15
ORC90 宮崎13:40→中部15:00
ORC87 中部08:05→秋田09:25
ORC88 秋田09:55→中部11:20
ORCは基本的には長崎離島路線(壱岐・対馬)〜長崎・福岡を結んでいる航空会社ですが、既に同様な形で福岡〜小松便の運航を行っていますが、それに続く、長崎離島とは絡まない路線と言うコトになります。
また中部〜秋田線に関しては、九州にもかすらない路線になりますね。
ANAが同路線を減便・季節運航便に!
この一方で路線を運航しているANAは、現行1日1往復の中部〜宮崎線は期間運航便に減便(2023年夏ダイヤは8月10〜21日のみで運航)。
中部〜秋田線は、1日2往復が1日1往復に減便に。
はい、なーんだ、そう言うコトね。
ってか、もう結局、ANAの下請けになっちゃいましたね、ORC。
リース機材だと塗装も含め、ANAだったりしますしね。
それで良いのか?と思いつつ、ORCも経営難が続いているので、収益の地盤を確保すると言う意味では仕方のない話なのかな?とも。
ただ…
それでも結果的に拡大するのは、ANAだけなんでしょうけれどもね。
現在、離島路線はQ200型機(1クラス39席)で運航していますが、7月からはATR42-600型機への更新が決定済み。
これを含めても、2023年のOTRは新たな展開になりそうですね。
実質ANA傘下色が強まるORC
いきなりの本州路線。
そう思ったけれど、やっぱり結局、ANAの代替路線。
ORCにはANAの資本も入っているけれども、基本的には長崎県関連の株主が多いですし、県も大株主の1つ。
それでいて実質的にANA傘下と言うのは、どうなんだろう…的な部分がある。
JAL傘下の日本エアコミューターも地方自治体の資本が入っているけれども、JACはあくまでもJALが資本の過半数を抑えているのに対して、ORCに対するANAはそう言う資本状況でもないハズなんですがね。
まぁ、ORCは離島路線での収益が成り立っていない状況なので、他に活路を求めるのは分かる話ではありますし、離島路線の維持のためには、こうしたスタイルも仕方がないのかなぁ…と。
コメントを残す