入国要件が変更?ワクチン摂取は必須か?
ポストコロナに向けて、東南アジアでは先陣を切って解放路線に動いていたタイですが、2023年1月9日以降の入国者に対し、入国要件の変更しそうです。
具体的に現在、明らかになっているのは、
- 新型コロナウイルスのワクチン接種証明提示
18歳以上の乗客に関しては、以下のいずれかを提示する必要がある
・新型コロナワクチン接種完了証明
・新型コロナ幹線から回復して180日以内であるコトを示す医師のレター
・ワクチン未摂取の場合は、医学的理由に関する医師のレター - 新型コロナの治療費をカバーする保険
・タイからの帰国時に新型コロナを理由に入国制限のある国からタイに入国する乗客は、新型コロナの治療費をカバーする旅行保険への加入義務付け - 上記が免除になるのは、以下の乗客
・18歳未満の乗客
・タイのパスポート保持者
・トランジット(タイに入国しない乗客) - 航空会社は必要に応じて、上記の必要書類を確認する必要がある
・乗客がこれらの必要書類を提示できない場合は、搭乗は拒否される - 搭乗中に症状がある場合は、タイ到着時に検査を行うコトが推奨される
以上です。
ワクチンの必要摂取回数は、ワクチンの種類によって1〜3回と異なるのが要注意。
旅行保険については、タイ滞在期間プラス7日間が必要とのコト。
原文では流石に読めないので、正確には不明な点があるが、上記は在タイ日本大使館発表によるモノ。
これによれば、ワクチンさえ打っていて、接種証明ができれば、OKと言う感じなのかな?と。
タイからの帰国時に新型コロナを理由に入国制限のある国からタイに入国する乗客
と言うのが、日本が今、該当しているのかどうか。
日本は中国からの渡航に関しては水際政策を強化しましたが、それ以外の国や地域からであれば、ワクチンの摂取が証明できればOKと言う形になっている。
これを厳密に見れば、確かに入国制限があるとは言えるのだが…
そうなると新型コロナの治療費をカバーする旅行保険への加入が必須と言うコトになるけれど…
航空当局からの通達にとどまる
ただ今回の変更でよく分からないのは、あくまでもタイ政府から一般向けに正式な発表がなされていないと言う部分。
タイ民間航空局が、航空会社に対して通知を行っただけ。
どうして公式な発表が行われないのか。
その意図が分からないし、そもそも正式な発表がないと、旅行者側は動くに動けない。
特に日付迫っている場合、旅行保険は証書の発行が郵送になっている場合が多いから、それなりに時間が掛かったりする訳で、寧ろ、航空局から発表できるのであれば、早々に発表するべきだとも思うのだけれど。
まぁ、この通達だと幾らの旅行保険が必要なのかすら不明なので、動くに動けないですけれどもね。
それにしても、いきなりの変更。
日本や海外の幾つかの国は、対中国を念頭に水際政策を再強化しているところが出てきた。
タイは中国とも縁が深い国の1つ。
華人も多く住んでいる国。
なので、あくまでも中国を念頭に置いた措置なのかも知れないけれど、名指しにはせず、あくまでも正式ではなく航空当局から発表にして、あまり刺激しないようにした…と言うコトなのかな?
情報が唐突かつ断片的なので、真意は分からないけれど。
ただ続報が早く出るといいですが。
今後の展開は注目
水際対策を強化しても、100%、流入を防ぐコトはできない。
それはもう分かりきっている話。
日本みたいな島国ですら厳しいのだから、陸続きで比較的簡単に越境ができるような国ならば、尚更である。
それなのに、再びの水際対策の強化。
もちろん、無意味だとは思わないし、若干でも流入・拡大を遅らせる動きにはなる。
日本と異なり、今回のタイの政策が実施されれば、日本と異なり、旅行保険も必要になるから、意味もありそうな気はするし。
ただ今後の展開は注目しておいた方がベターでしょうね。
特に旅行保険に関しては、オンラインじゃなければ証書の発行にまで時間も要しますから、これから卒業旅行や春先の旅シーズンは、前以て動いて行ったほうがベターな感じになりますから。
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