ワンワールド、S7航空の加盟資格を停止!
ロシアによるウクライナ侵攻。
キエフは陥落せず、最近は元々ロシア系住民の多かった東部での戦闘が激化しているようですが、その余波は遠く離れた所や全く関係がなさそうな場所にまでチラホラと。
やっぱり世界は繋がっているんだな…と、改めて思う訳ですが、観光業界で言えば、特に航空業界が大きな打撃を受けるコトになった訳ですが、ワンワールドはS7航空の加盟資格を停止したコトを明らかにしました。
加盟の停止。
アライアンスからの脱退と言うのは、今まで他にも例があった話。
アライアンスに移動だったり、倒産したり…と、その理由は幾つかありますが。
ただ資格停止と言うのは、今まで例があったかな?と言う事例になりそうだけれども、これはアライアンスの総意なのかどうか…と言う感じもします。
実際の所、どうなんでしょうね。
ワンワールドは、やはりブリティッシュ・エアウェイズとアメリカン航空の発言力がかなり大きいと思うアライアンス。
一方のスターアライアンスは、ルフトハンザ・ドイツ航空とユナイテッド航空。スカイチームはエールフランス-KLMとデルタ航空でしょうか。
ロシアに対して、強硬姿勢を見せている英米が軸になっているワンワールドだからこその動きなんでしょうかね。
ただロシアに対して、まだ融和的な動きを見せる中東系として、カタール航空もワンワールドには加盟しているのだけれども、反対意見は出なかったのだろうか。
また中国大陸本土の加盟航空会社が、ワンワールドにはナイと言うのも、影響があるのかも知れないですね。
資格停止の理由と戻ってくるのか?
資格停止。
そのきっかけはもちろん、ロシアによるウクライナ侵攻。
それは間違いない。
その根拠的には、現状、西側諸国を中心に世界的にロシア系企業との取引が、制限されていますし、クレジットカード会社的にも制限している状態ですしね。
確かに、アライアンスに加盟する以上、ある一定の規模・国際線網などが求められる訳ですが、現状、ロシアとの間で空路を閉ざしている国も多く、そうなるとその点でも加盟条件を満たさないと言えるのかも知れませんけれどもね。
ただ元々、S7航空はそこまでアライアンスの恩恵を受けているかと聞かれると、正直、ビミョーだったようにも思う。
同じワンワールドメンバーのJALですら、S7航空との提携はあるけれども、それよりもアエロフロートと提携するぐらいですし、モスクワの使用空港もシェレメチェボに変えるぐらいですしね。
資格停止と言う状態が長引くとしたら、このままワンワールドから脱退と言うコトだって、考えられなくはないよなぁ…とも。
まぁ、いつ・どう言う形でウクライナ侵攻が決着するのか…と言うコトにもよるでしょうが。
ってか、エアバス・ボーイングならびに航空機材のリース会社も、どんどんロシアから手を引いている状態。
そもそもウクライナ情勢が決着するまでロシアの航空会社が生き残れるのか…と言う部分もあるけれど(ロシアは自国で航空機材を開発できる国ではあるけれど)。
アエロフロートは、動きなし?
で、ロシアの航空会社と言えば、アエロフロートもある。
いや、寧ろ、アエロフロートの方が、ロシアを代表する航空会社だと思う。
現状、アエロフロートは、スカイチームに所属している訳だけれども、こちらは今の所、加盟状態を維持したまま。
こちらもいずれS7航空と同じ様な動きになるのかどうか。
S7航空よりもアエロフロートの方が国際線網が充実しているコトもあるので、仮にアライアンス停止となると、かなり経営的には響いてきそうだけれど。
まぁ、結局の所、全てはウクライナ侵攻がどう言う形で決着するのか…と言うコトではあるけれど。
これが終わらない限り、ポストコロナの時代になったとしても、色々と禍根が残りそうな感じだよなぁ…
ってか、またキエフでカフェしたい…
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