アニメ。
最近、あまり見れていないですが、その場所を訪れてみたい!と言うぐらいに熱中できるような作品に出会いたいなぁ…と。
訪れてみたい日本のアニメ聖地、2022年度版が発表!
一般社団法人の「アニメツーリズム協会」が、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2022年度版を発表しました。
“88”と銘打っていますが、実際の聖地の数としては、1つの作品で複数の場所が聖地として選定されているので、場所としては合計で116を数えています(その他に施設・イベントが選定されているので、合計で142の場所やイベントが選定されています)。
『心が叫びたがってるんだ。』みたいに埼玉県の秩父市と横瀬町の2ヶ所…と言うのであれば、理解はしやすいところ。
この2つは隣接市町ですからね。
ただ『エヴァンゲリオン』シリーズとしては、神奈川県箱根町・静岡県浜松市・山口県宇部市が選定されていて、1つの作品でもかなり広範囲な場所が選ばれている事例もあったりするのは、ちょっと分かりにくいかな?と言う感じもするけれど。
新たに2022年新規に選ばれたのは、以下の通り(この他に前年度までに選定されていたアニメなどで、施設や舞台位になった場所が増えて選定されているところもアリ)。
これらは2021年6月21日~11月30日までWEBで投票を行った結果を軸に著作権者・地方自治体・観光協会などと協議した上で決定されています。
投票総数としては全世界から約40,000票とのコト。
人気をどう持続させるのかも、1つの課題
アニメを軸とした観光と言うのは、少し前から話題を集めているけれども、実際のところ、どうなんでしょうね。
特にご長寿アニメであれば、長い間、目にする機会もあるので、訪れる人も少なからずいると思うし、世間一般でも認識されるコトになると思うけれど、シリーズ化されない場合は、なかなか話題性が長く続くコトもナイですからね。
話題が続かないと、もちろんの話ですが、訪れる人も少しずつ減って行くコトになりますしね。
そう言う意味では、『ヤマノススメ』の舞台になった埼玉県飯能市などの取り組みは参考になるのかな?と言う気もするけれど。
原作自体は2011年8月から連載が続くご長寿作品ですが、アニメ化は2013年。
しかも第1期は5分と言うショートアニメでした。
でも、舞台が飯能市と言うコトで、市も2013年度からバックアップ。
2014年に第2期のアニメが放映されましたが、その後も、国際興業バスでのラッピングバスの運行であったり、探訪マップの作成なども行われ、地域でのイベントも長く行われたコトも後押ししたのか、2018年に第3期のアニメが放映。
さらに2022年に第4期のアニメの放映が発表されている状態。
地元とファンが一体になって、盛り上げて行った結果、次の展開に繋がって行ったと言う好例のように思います(飯能市にムーミンバレーパークができたので、市としてはムーミン推しになりつつありますがね、今でもふるさと納税にグッズがあったりします)。
なぜ埼玉のアニメ聖地は強い?
上述の飯能市を含む埼玉県は、『らき☆すた』の久喜市、『あの花』の秩父市など、かなりアニメツーリズムでは成功している事例があるのですが、その理由は何故なのでしょうね。
そして不思議なのは、大阪が1つもランクインしていないと言うところ。
しかも大阪市だけでなく、大阪府としてみても、1か所のランクインもナシ。
ってか、滋賀も奈良も和歌山も県レベルで1つも入って来ていないので、なぜか関西圏はあまり盛り上がっていない感じなのですかね?
それとも単に作品の舞台になっていないだけなんだろうか…
埼玉県もそうですが、どちらかと言うと、大都市or大都市から少し離れた緑のある郊外が、人気を集めている感じがするので、関西圏でも話題になる場所が出て来てもおかしくないと思うのですがね。
今や日本が誇る文化となった“マンガ”“アニメ”。
それを単に作品だけで盛り上がるのではなく、リアルとして盛り上げる“聖地巡礼”。
地元への波及効果もある訳ですが、“聖地”として取り上げられるコトで、また活動が好循環になって行くと、次の展開ができると思うので、今回、選ばれた場所のこれからにも期待したい所ですね。
コメントを残す