またフラッと飛べる日はあるんだろうか。
そんな気持ちもある。
この先、どう旅のスタイルは変わって行くのか…
たかが最後の紙の時刻表なんだけれど、なんかいろいろと考えてしまったりしつつ、書いてみた。
最後の紙の時刻表を求めて…?
京都からは伊丹経由で関東へ。
まぁ、基本的には京都~関東だと新幹線かバスだと思うのですが、それが空路になったのは、単に、JALのタイムセールで安く航空券をゲットできたから。
で、伊丹空港。
秋以来な訳ですが、伊丹散策の前にしたのは、「JALの紙の時刻表」を探すコト。
既にANAは紙媒体での時刻表の配布を、国際線・国内線共に終了しているのですが、JALは国際線の紙媒体の時刻表の配布は、既に終了していましたが、国内線に関しては、2021年3月28日→5月31日号が最終号と言うコトで、やっぱりラストは手に取ってみたいなぁ…と思っていたので。
ただ我が家から羽田までは片道で2時間弱。
不要不急の外出を避ける意味もあって、さすがに時刻表を貰いに羽田へ…と言う訳にも行かず、JALプラザのある有楽町までも時間は掛かるので、ずっと手に入れられない状態だった。
別に、この先、この時刻表の期間内にJAL便に搭乗する予定はナイ。
期間が過ぎた時刻表なんて、本来、無意味なモノと言うのも分かってはいますけれどもね。
アナログからデジタルへ…
で、伊丹に到着して、チェックインして荷物を預け、身軽になった状態で、JALのチェックインカウンター近辺をキョロキョロとしてみたのですが、置いておらず…
さすがに最終号だし、既に5月中旬で、5月末までの時刻表なんて置いていないかな?なんて思ったら、2階に上がるエスカレーター脇で見付けました。
JAL機材。
そして“空の旅は、明日へつづく”の一言と共に、
これまでのご愛顧ありがとうございます。国内線時刻表 最終号
の文言が表紙に入った国内線の紙媒体の時刻表。
あぁ、ホントに最終号なんだな…と、改めて思う。
アナログからデジタルへ。
それは時代の流れだし、このコロナ禍で減便や運休が相次ぐ中で、紙媒体の時刻表ではそれらの急な変更に対応できないと言うのも間違いない。
費用だってデジタルよりアナログの方が掛かる訳だし、毎号、廃棄も出ているでしょうから地球にも優しくはない訳だし。
アナログも便利だったりはするんだけれどな…
ただ個人的には重宝していた。
と言うのも、そもそも本来ならば、“どこに”行くから、アクセスを調べると言うのが常だと思う。
でも、ボクの場合、“行きやすいor安い”から、そこに行こうと言う旅行があったりする。
海外の場合は、特にそうした傾向が強かったりします(別にだからと言って、行きたくない場所に行く訳じゃなくて、元々、行きたい場所のストックが多いと言う話)。

価格を調べるのは、ネットの方が便利だったりはする。
それでも紙媒体を重宝しているのは、就航都市を調べたり、離発着の時刻を調べるのは、個人的には、紙媒体の方が便利のように思っているから。
視認性と言う意味でも、紙媒体の方が優れている感じはするしね。
残す方法が無かったのか?とは思わない。
やはり時代の流れだろうし、費用面で見ても、コストカットは今の航空業界には必要な訳だし、そもそも肝心の紙媒体の時刻表を必須としている利用者も減っているでしょうから。
ただ…
実際に最終号を手にしてみて、あぁ、これが最終号なんだな…と。
時代と共に、旅のスタイルが変わる。
それに合わせて、旅のツールも変わる。
そして、それに合わせて旅人も変わって行く。
旅は変わって行く。
コロナはその契機になっただけで、タイミングを早めただけ。
ポストコロナの旅は、どんな旅になるのだろう…
そう思いながら、バッグにスーッと最終号の時刻表を持ち帰った。
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