どうしてこんな場所にパン屋が?
どうしてこんな所に、パン屋を開いたのだろう…
最初の印象は、そんな感じでした。
草津温泉の中心部からは、離れた場所。
辺りに特に何かがある訳でもない別荘地エリア。
近隣に住んでいる人もそこまで多くはなさそうな感じ。
しかもその別荘地エリアの中でも、車通りが一番多い道に面している訳でもナイ。
そんな場所に、パン屋。
もう、一体、誰をターゲットに?
そんな感じです。
雪のない時期ならば、まだ歩いても行けますが、雪が降ってくると、お店に歩いていくのも、坂があったりするので、面倒じゃない?と言いたくなるレベルです。
ってか、ホントにこの先にあるの?
そんな思いを抱きながら、看板に沿って道を進んで行くと、確かにありました、「こごみパン」。
別荘宅(とは言っても住んでいる感じですが)を改装して開いている。
そんなパン屋。
いや、パン屋と言うか、カフェと言うか…ですが。
標識に沿って、外階段を上がると、目の前にあるのは、ごく一般的なドアとベル。
え?
ここから入るの?
入ったら自宅の方になっちゃうんじゃないの?
なに、この感覚。
中央アジアの“標識も何もない団地の一室が、実は安宿”的な、ダンジョンですか…と思ってしまいました。
ただ初めての人は、誰しもが入りにくいお店。
それは間違いなさそうです。
恐る恐るドアを開けても、ごく一般的な家と言う感じの玄関で、靴を脱いでお店に入ると言うスタイル。
ただ次のドアを開けたら、一面大きな窓ガラスの今が広がっていて、大きな机があって、確かにレジがあって、パンが売られていました。
良かった…
ここで当たっていた。
何だか、そう思ってしましたけれどね、入っただけなのに。
シンプルで、素朴
草津って、あまりパンを置いているお店がナイんですよね、コンビニ以外で。
さすがに値段的には、やや一般的な小売店より高めと言う感じでしたが、そこまでべらぼうに高い訳じゃないと言うレベル。
幾つかのパンを選んで、コーヒーと一緒にオーダーしました。
味自体は、至ってシンプル。
メロンパンなんて、素朴な甘さが光る味です。
決して、目立つような特徴がある味のパンじゃないのかも知れない。
だけれども、1つ1つ、シンプルの中に、しっかりと味がある。
それがこのお店の空気・周りの空気にしっくりと来る感じ。
大きな窓ガラスの外を眺めながら(と言っても、大した眺望が広がっている訳でもないのですが)、シンプルなパンを噛みしめる。
あ、何か悪くない。
雰囲気を含めて、悪くない。
寧ろ、このシンプルさが何ともイイ感じ。
初めて草津温泉を訪れたと言う人よりも、草津温泉に何度となく来ている様な、リピーターの方なんかにおススメしたくなる様な場所と言う感じだろうか。
のんびり。
そんな旅を楽しみたい人にもおススメな、そんなお店。
「こごみパン」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津464-904
営業時間:09:00~16:00(月曜定休)
WEB:Facebook
各種カード利用可能
アクセス:
セブンイレブン群馬草津東店を恵乃湯方面へ進み、Y字路(恵乃湯前)を右折→最初の十字路を右斜め(看板あり)→直進した右側
…だが、本文にある様に、この先にお店があるのだろうか…と言う感じではある。
なお、この記事のトップ画像とアイキャッチ画像は、「こごみパン」のモノではないです。
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