マイルの加算率って、どこか分かりにくい。
と言うか、予約する前の段階で、もっとはっきりと予約クラスを知らせてくれって、思うコトがある。
自社サイトならば、大体分かるんだけれど、他のサイトから買おうとすると、それが分からず、結局、マイルがどのぐらい貯められるのか、事後じゃないと分からなかったりすると、ホントにストレスだったりするんですよね…
JAL、国際線航空券の国内線区間、マイル積算率改変!
随分と先の話ではありますが、JALが2022年7月1日搭乗分から、フライトマイル対象運賃の国際線航空券で発券されている日本国内区間の積算率を変更するコトを発表しています。
“国際線航空券で発券されている日本国内区間”。
まぁ、関東圏にお住まいの人からすると、マイル修行をする方以外はあまり関係のない話なのかも知れませんが、要するに、“福岡~羽田~バンコク”みたいな航空券の福岡~羽田区間のコトですね。
で、これがどう変わるのか。
フライトマイル対象運賃の国際線で発券されている日本国内区間については上記国際線クラスと同じ積算率となります。
とのコト。
既に国際線航空券の国内線区間の積算率などに関しては、従前の100%固定から変動制に移行しているJAL。
ただ建前的には変動制なのですが、実際には安い航空券でも、国内線区間に関しては“Y”クラスが適用されており、積算率も100%が常だった。
企画型商品でも“Y”設定なのだから、寧ろ、どの商品ならば積算率が低い国内線になるのだろう?ぐらいな勢いである。
FLY ONポイントの積算数も変わるコトに!
国際線航空券の国内線区間のマイル積算率が変わると言う話。
JALの現状の積算率は、以下の通り。
席種 | 予約クラス | 積算率 |
ファーストクラス | F/A | 150% |
ビジネスクラス | J/C/D/X* | 125% |
I* | 70% | |
プレエコ | W/R | 100% |
E | 70% | |
エコノミー | Y/B | 100% |
H/K/M | 70% | |
L/V/S | 50% | |
O/G/Q/N | 30% |
*Iクラスは2021年11月5日~125%積算
*Xクラスは2021年11月5日~70%積算
要するにこれに準ずるようになると言うコトだけれども、それに連動して変わるのは、FLY ONポイントと言うコトになります。
FLY ONポイントは、
フライトマイル×FLY ONポイント換算率+搭乗ボーナスFLY ONポイント
と言う計算で算出される訳だから、元になるフライトマイルが変わるので、こちらも影響を受けると言うコトになる。
なので、沖縄→羽田/成田→シンガポールなどでFLY ONポイントを稼ぐと言うマイル修行の道も、メリットは薄くなると言う感じになりますね。
今までは、国際線で割引率の高い航空券を買っていても、ほとんどの確率で国内線区間は、100%加算だった訳が、そうならなくなるので。
これが一番、分かりやすい形
既にANAは国際線航空券の国内線区間に関しては、国際線連動と言う形になっていたりします。
つまりは、JALもANAに追随したと言う感じな話。
そして、これが一番、スマートな感じにも思えるので、個人的には、全然、アリだな…と。
もちろん、基本的にマイルの加算率が良くなると言う話ではなく、加算されるマイル数が減るよって話ではあるので、一概に喜べる話でもないですがね。
そして、来年以降にマイル修行を考えている人からすれば、やっぱり国際+国内線航空券でマイル修行の旨みが減る訳で、大きな打撃にはなりますけれどね。
OKA-SINとか、いずれは死語になるのかしら?
コメントを残す