ToKoPoがリニューアル!会員カードが廃止!
東京都交通局が実施しているポイントサービスの「ToKoPo」。
記名式のPASMOで都営交通機関に乗車する度にポイントが貯まるサービスですが、2021年3月23日からリニューアルがなされました。
まずは変更点から見てみるコトにします。
変更日|2021年3月23日~
変更内容|
・モバイルPASMO/Apple PayのPASMO対応
・ポイントチャージ取扱い機で会員カードが不要に
・会員カードの新規発行を終了(再発行も終了)
・郵送入会申し込みの終了
・ガラケー対応修了
主だった所は、こんな感じ。
既存ユーザーからすれば、“リニューアル”と言うほどのモノでもない気がしますね、正直なところ。
リニューアルのお知らせがメールで来てタイトルを読んだ時は、もっと大きなリニューアルを期待してしまいましたが、加算内容などについては、変更がない訳ですし。
大きいのは、カード式のPASMOと同様にモバイルPASMOとApple PayのPASMOに対応したコトと、会員カードが廃止になると言うコト。
会員カードを廃止するコトで、郵送申し込みではなく、WEB申し込みに完全に切り替わると言う点でしょうか(今でもWEBからの申し込みは対応していますが…)。
何気に申し込みをして会員カードを受け取ると言うのは、面倒でしたからね。
既存の会員については、「ToKoPo」会員カード番号の下8桁が新しい会員番号になります。
またリニューアル後に“駅パスワード”が必要になりますが、こちらは会員サイトにログインして登録が必要になります(登録した“駅パスワード”は、会員サイトならびにポイントチャージ取扱機で変更が可能)。
従来のポイントチャージ取扱機ならば、会員カードを挿入しても利用が可能とのコト。
因みにポイントチャージ取扱機は、都営地下鉄各駅(押上・目黒・白金台・白金高輪・新宿線新宿駅を除く)と日暮里舎人ライナー各駅(赤土小学校前・足立小台・高野・谷在家・舎人駅を除く)に設置されています。
そもともToKoPoのメリットとデメリットは?
そもそもこの「ToKoPo」。
都営の交通機関に乗車するとポイントが貯められて、そのポイントをPASMOにチャージができたりすると言うサービスで、年会費・入会費が無料と言うシロモノ。
具体的なポイント加算数は、こんな感じ。
地下鉄/ 日暮里舎人ライナー | 都営荒川線 | 都営バス | |
基本ポイント | 2pt | 1pt | 0pt |
土休日ボーナスPt | 2pt | 0pt | 0pt |
乗継ボーナスPt | 2pt | 2pt | 2pt |
基本ポイントは1乗車に付き付与。
土休日のボーナスポイントと乗継ボーナスポイントについては、1日に付き付与されると言うシロモノ。
なので、実際の加算ポイントと言うのは、そこまで大きくはないのが実情でしょうか。
積算したポイントについては、1ポイントを1円として10ポイント単位でPASMOにチャージできます。
逆に言えば、PASMOへとチャージするぐらいしかポイントの利用ができないと言うのも、ちょっと残念なところではありますが。
正直、ボクはそこまで都営線に乗車するコトが無いので、そんなにポイントが貯められない…
ま、それでも入会費や年会費が掛かる訳じゃないので、とりあえず会員登録はしていますけれどもね。
都営線に良く乗車される方ならば、会員登録をしていて、損はしないと言うポイントサービスです。
今回の改訂で、今まで郵送での申し込みが必要だったのが、気軽に郵送から出来るようになったので、より登録しやすくはなりましたね。
都営線だけでは利用価値が限定的…
確かに無料で会員登録ができるサービスなので、損はしない。
だけれども、やはり力不足感があるんですよね、都営だけだと。
地下鉄線も、浅草・新宿・三田・大江戸線の4本のみで、メインとして使うには、限定的な感じがありますし。
東京メトロも同様のサービスである「メトロポイント」を行なっているので、できれば一緒になって欲しい感じがあります。
そうなれば利用価値が飛躍的に高まるんですけれどもね。
東京メトロとの経営統合との兼ね合いも出て来るかとは思いますが、都営の赤字額がもう少し解消しないと難しい話なのでしょうね。
ハードの前にソフトから統合して行く。
それでもイイと思うのですが、それですら“経営統合”をすると言うのが、前提になっていないと先には進まない話でしょうね…
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