4月の訪日外国人旅行者数が、2,900人!
日本政府観光局(JNTO)は、2020年4月の訪日外国人旅行者数(推計値)を発表しました。
これによると、4月の訪日外国人旅行者は、“2,900人”!
もちろん、これは新型コロナウイルスの影響で、日本においても検疫の強化・ビザの無効化・入国拒否などの措置を行ったコトが要因。
逆に言えば、その流れをかいくぐってでも日本に来なければならなかった人が、2,900人もいたと考えるべきなのでしょう。
2019年4月は292万人だったので、99.9%の減少。
まぁ、政府による規制強化が功を奏したとも言えるのでしょうね。
たられば…は禁句だとは思いますが、もう少し規制が早ければ…と思わずにはいられませんけれどね、今となっては。
さて、2,900人の訪日外国人旅行者の上位の国の内訳は、こんな感じ。
国名 | 人数 | 前年度比 |
韓国 | 300人 | -99.9% |
台湾 | 300人 | -99.9% |
アメリカ | 300人 | -99.8% |
中国 | 200人 | -100.0% |
ベトナム | 200人 | -99.6% |
インドネシア | 100人 | -99.7% |
その他 | 1,100人 | -99.2% |
3桁に達したのは、300人に達した韓国・台湾・アメリカと、200人の中国・ベトナム、そして100人が来日したインドネシアの6カ所のみ。
その他は軒並み2桁止まり。
いや…
300人って…
ホントにそんな感じですが、これはこれで致し方ない話。
逆に空路もどんどん閉ざされる中で、よくそれだけの人が来たな・来れたな、そんな感じです。
少しずつ緩和傾向だけれど…
まぁ、この流れはまだしばらく続くのかとは思います。
国内では、首都圏と北海道以外の緊急事態宣言が解除に向かっていますし、残っている宣言についても、先が見えて来たのかな…と言う風潮が出て来ていますが、国際的な交流・移動と言う面では、欧米やアジアの国々では若干の緩和する動きがあるのも事実。
ドイツは6月15日までに国境封鎖を段階的に緩和して、イタリアとスペイン以外のシェンゲン圏での全ての国への開放するコトを目指している状態。
ヨーロッパ内で大きな被害が出ていたイタリアも6月3日~EU諸国家らの入国制限を解除するコトを決定し、レストランやバルの再スタートも5月18日に前倒した。
ただイタリアと並ぶ観光大国であり被害の大きかったスペインは、7月までは海外からの旅行者を受け入れる計画がなさそうで、足並みが揃っている訳ではなく、判断の見極めが慎重に行われていると言う状態。
それに対して、日本は100の国や地域に対して渡航規制が行われているのが現状。
恐らくは段階的に解除したいのでしょうが、仮に解除が進んで行けば、ビジネス需要を始め、ある一定レベルの需要は回復する可能性はありますけれど、観光需要はしばらく期待できないのも事実。
日本の観光地は、近年、訪日外国人観光客に頼っているスポットも多かった訳で、それが見込めないとなると、まだまだ苦境が続く場所が出そうですね。
それにしても…
2,900人って、今まで見たコトもない数字。
そりゃ、空港も閉鎖・開店休業状態になるって話です。
でも、いつかまた旅が楽しめる日が来るのを願って…
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