東海道・山陽新幹線で普段のICカード+クレカで乗車可能に!

普段の交通系ICで新幹線に乗れる様に!?

JRの難点と言うか、欠点は、あまりWeb予約サービスに強くないと言う所だと思う(少なくとも、未だにWbで予約をする人がそこまで多くはナイ)。
確かに自社の囲い込みをしているのは、分かるけれども、今や空の便でも、ネットで購入・決済をして、そのままチェックインを済ませ、ケータイに搭乗券を入れてQRコードをかざすだけ…みたいな世界になっているのにも関わらず、鉄道の方は、旧態依然とした紙の乗車券がほぼほぼ。
ようやくWebから予約して購入が出来る様になってはいるけれども、駅などで紙の乗車券を発券して貰うと言うのが、まだまだ一般的だし…

Pexels / Pixabay

これだけスマホの技術が進歩しているんだし、何とかそう言う便利さは求めて貰いたい所なんですけれどもね。

どうにかならんのかなぁ…なんて思いますけれども、JR東海と西日本が、東海道・山陽新幹線で、普段利用しているICカード+クレジットカードでネット予約&チケットレスサービスが実現出来る“スマートEX”を2017年9月30日よりスタートさせるコトがアナウンスされています。

こちらは、普段使いの交通系ICカードとクレジットカードで会員登録をし、Webで列車の予約が出来、登録した交通系ICカードでそのまま乗車が出来ると言うサービスになります。

対象になる交通系ICカードは10種類で、Kitaca/Pasmo/Suica/manaca/toica/PiTaPa/iCOCCA/はやかけん/nimoca/SUGOCA。

対象にあるクレジットカードは、Visa/Master/JCB/AMEX/ダイナース/J-WESTの各ブランド。

予約の変更は発車前までならば何回でも手数料無料で可能になり、のぞみの普通車指定席を利用の場合は、通常価格よりも200円安くなります。

従来からのエクスプレス予約との差異は?

従来から、“エクスプレス予約”と言うサービスがありますが、そちらとの違いは…

  • 年会費が無料
    …エクスプレス予約は年会費1,080円
  • 手持ちのクレジットカードで登録が出来る
    …エクスプレス予約は対象のクレジットカードで入会手続きが必要
  • 駅窓口の発売額とほぼほぼ同額
    …エクスプレス予約は、1年中同額の会員価格
  • 普段使いの交通系ICカードで乗車可能
    …エクスプレス予約は専用のICカードでの乗車

こんな感じでしょうか。
この他に挙げると、エクスプレス予約だと、利用の回数に応じて“グリーンプログラム”と言うポイント特典があったりはしますけれど。

逆に、これが実施されると1,080円の年会費が掛かるエクスプレス予約を利用する人が、どれだけの割合になるのだろう…とは思ってしまいますね。

まぁ、そこが普及の最大のネックになるのでしょうけれどもね。

aun4496 / Pixabay

さて、問題点としては、交通系ICカードでの乗車になるので、“東京都区内”や“大阪市内”と言った特定都区市内制度が適用されないと言う点でしょうか。

逆に、割引が200円しかないので、東京駅や新大阪駅から23区内や大阪市内にそのままJRで向かう人にとっては、今までの値段より高くなる可能性も出て来ると言う部分でしょうか。

あと災害などでの路線運休時って、ICカードだと振り替え輸送対象にならないのだけれども、この場合は、どうなんでしょうね。

 

それにしても、どうせなら新幹線だけじゃなくて、管内の在来線全てを対象にして欲しいなぁ…なんて、つい思ったのだけれども、交通系ICカードが展開されている区域じゃないと、乗下車時の清算が出来なく無くなるからそれは無理なのか…

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スマートEX






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