緊急事態宣言が、どんどんエリア、広がって行くけれど、そもそもどこまで効果が挙がっているのかが気になるところ。
もうちょっと過ぎないと効果自体は見えてこないんだろうけれど…ね。
だからと言って、個人の権利を強制的にセーブされてしまうのもイヤなんだけれど。
阪急阪神ホテルズ、7カ所で休館!
阪急阪神東宝グループの中で、阪急阪神第一ホテルグループでホテル事業の中核である「阪急阪神ホテルズ」が、2021年1月17日から直営レストランを休業、1月20日からは7つのホテルで休業をするコトが発表になりました。
レストランの休業は、2月7日までで、宿泊営業を行なっているホテルにあるレストランについては、朝食の営業は引き続き、実施されるとのコト。
休業する7つのホテルについては、代わりのホテルが案内されており、以下の内容になっています。
都道府県 | 休館対象ホテル | 代替案内ホテル |
東京都 | 第一ホテルアネックス | 第一ホテル東京 |
レム東京京橋 レム秋葉原 | レムプラス銀座 レム日比谷 レム六本木 | |
大阪市 | 大阪新阪急ホテル 新阪急ホテルアネックス 梅田OSホテル | ホテル阪急レスパイア大阪 |
ホテル阪神アネックス大阪 | ホテル阪神大阪 |
ホテルの休業期間は、2月21日までの案内になっているので、約1ヶ月と、比較的長い期間になりますね。
まぁ、「大阪新阪急ホテル」だったら、2019年11月にオープンしたばかりの「ホテル阪急レスパイア大阪」へ、「レム東京京橋・秋葉原」ならグレードが少し高くなる「レムプラス銀座」へ案内されれれば、寧ろ、ラッキーのような気はしますが。
2020年春の緊急事態宣言時にも、同じように休館と言う措置を行なっており、その当時と異なるのは、休館対象に「大阪新阪急ホテル」が入り、「ホテル阪急レスパイア大阪」が対象外になったのと、「レム日比谷」が代替対象になったぐらいですかね。
電鉄系なのにパッとしなく見える…
「Go To トラベル」も止まり、再開の目途も立たない状況で、なかなか需要が見えない中での緊急事態宣言。
その中で、営業して赤字が出るぐらいならば、代わりのホテルを案内できるのであれば、スパッと休んだ方が、確かに傷は浅くなるのは、事実なのでしょう。
もちろん、休館と言えども費用は掛かりますけれど。
代替する他のホテルが、同じエリアにある。
それは、比較的大きなチェーンだからこそ、可能な措置とも言えるのかも。
ただどうせならば、先を見据えた動きがあっても良さそうな気はしますけれどもね。
特に「阪急阪神グループ」はホテル部門が、今一つ伸び悩んでいる感じはあるので。
阪急ホテル・第一ホテル・阪神ホテルにレムがあり、さらにレスパイアを立ち上げ、ホテル数の割にブランドが分かれていますし、阪急ホテルの中でも、新阪急系と阪急ホテルズ系がありますし、レムもレムとレムプラスがあり、分かりにくいのもある。
さらに950室以上の客室を持つ巨艦の「大阪新阪急ホテル」も、できてから相当の年月が過ぎていますし、京都唯一の拠点である「京都新阪急ホテル」も築40年ぐらいが過ぎていますし、「千里阪急ホテル」だって開業50年が過ぎている状態。
“阪急・阪神”と言う知名度がアリ、昨今のインバウンドブームもあったのに、今一つ、乗り切れていない感じが正直なところで、ここらでホテル部門も盛り返して欲しい気はしますけれどね。
まぁ、レムブランドは展開を進めてはいますけれど、他の電鉄系のホテルは、京阪にせよ、相鉄にせよ、何気にコロナ禍以前は、展開のスピードが速かったし元気に見えるのに比べると、先発組なのに、どうも良くは見えなかったんですよね…
大胆な支出は困難でも、次の1歩が…
コロナ禍を機に、ホテルや観光業界が大規模な投資に踏み切るのは、なかなか難しいところがあるのも事実。
どこもキャッシュの流出は続いている最中ですからね。
一応、「大阪新阪急ホテル」自体は、建て替えの構想はあるみたいだけれど、そもそも阪急のターミナルビルと同時期の建て替えになる形なので、スグには動けないと言うのもあるのでしょう(構想としては2022年度以降と言う話が出ている)。
建て替えとかまでは行かなくても、ここでブランドを整理するとか、そう言った攻めの姿勢があっても良いのになぁ…なんて、つい思いますけれどね。
大きなチェーンが今だからこそ動く。
そうしないと、ホテル業界も活気がなくなる一方ですしね。
強いてこの環境下で元気なのは、アパブランドと星野ブランドぐらいなモノで。
「阪急阪神ホテルズ」で言えば、少なくても都心部の第一ホテルブランドは、そろそろレムブランドに業態変更しても良いように思うのですけれどもね…
この辺りはフランチャイズが多いブランドだから、なかなか難しいのかな…
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