JTB赤字転落!人員・店舗削減も発表!

Travel News
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

JTB782億円の赤字転落!

旅行業界最大手の「JTB」が2020年4~9月期の連結決算を発表しました。

売上高は前年同期比で18.9%まで落ち込んだ1,298億円で、陶器純損益も782億円の赤字に転落(前年同期44億円の黒字)するなど、業界では断トツの最大手である「JTB」ですら、これだけの巨額の赤字を計上するコトに(規模が大きいから余計に赤字額が大きいのですが)。

ひとまず、内訳から。

 2020年上期前年同期比2019年上期
売上高1,298億円18.9%6,840億円
営業損益▲711億円64億円
当期純損益▲782億円44億円

部門別で見ると、こんな感じ。

 2020年上期前年同期比2019年上期
国内旅行399億円15.0%2,656億円
海外旅行219億円9.2%2,384億円
訪日旅行28億円7.4%376億円

どの部門もかなり厳しい数値がズラリ。

決算期的に上期の決算で「Go To トラベル」が本格稼働した後の数値があまり乗って来ていないと言うのもあるのでしょうが、それにしても…と言う感じ。

先日、業界3位の近畿日本ツーリストを傘下に抱える「KNT-CTホールディングス」の決算内容も見ましたが、個人旅行に関しては、店舗からネットに移行する形になったのに対して、既に「JTB」はJTBダイナミックパッケージを展開していますし、「るるぶ」などのオンラインも確立済みなので、もうこれは逃げられなかったと言うべきでしょうか。

本来は、個人旅行が崩れた際にも法人需要が安定しているハズですが、MICEもほぼ延期や中止になっていますからね。

蔵前仁一|失われた旅を求めて
created by Rinker

人員削減も実施!新卒採用抑制!

構造改革としては、まず経費部分として、次年度までに限定して一時的な人件費の削減実施を発表。

既存の従業員の賃金については、ボーナスの削減などで、年収ベースで平均30%をカット。

定年退職による自然減のほか、早期退職に加え、2022年度の新卒採用を見合わせるなどで2021年度までに2019年度比で約6,500人の人員削減を実施(国内2,800人・海外3,700人)。

国内の店舗網についても、2021年度までに115店舗を削減するコトを決定しました。

元々、100店に近い閉鎖を既に明らかにしていましたが、発表の際は、2019年当初に480あった国内店舗を5年掛けて2割減らすと言うシロモノだったのに対して、一気に踏み込んだ形になります。

さらにテレワーク推進を含む働き方改革によるコスト削減やクラウド化などのシステム面でのスリム化も行なうとのコト。

事業面での構造改革も、「個人」「法人」「グローバル」の3つの柱から、「ツーリズム」「エアソリューション」「ビジネスソリューション」の3つの柱に再整理するとのコト。

JTBが元気にならないとなぁ…

人員と店舗整理と言う面では踏み込んだ内容ですし、人員削減もかなり大きい人数になっていますが、事業面での構造改革は、元々、抜けなく進んでいた感じもあったので、ピンとこないかな…とは。

肝心になるのは、「エアソリューション」なのでしょうが、具体的にどう収益化して行くのかの道筋は示されていないので、これから…と言う感じなのかも。

総合デパート的な形から専門分野に特化した形になるのか。

それとも総合力を生かすのか。
どちらなんだろう…と言う気はするけれど。

ただどちらにせよガリバー「JTB」が元気にならないと、先には進まないのかな…と言う気しかしないですけれどもね。

コメント