格安成田空港アクセスバスが、統合へ!
京成バス・JRバス関東・ビィー・トランセグループが、2020年2月1日から東京・銀座~成田空港を結んでいる格安空港アクセスバスの「東京シャトル」と「THEアクセス成田」を統合して、「AIRPORT BUS『TYO-NRT』」(エアポートバス東京・成田)として共同運行を行うコトを発表しました。
具体的には、この共同運行化によって合計284便が運転されている現在のこの格安空港アクセスバスだが、サービス・乗降場などが統一されるコトになります。
予約の有無やバスの乗降場が変更になるので、利用されている方・利用を考えている人は注意が必要になりそうです。
東京駅発便は予約・自由席が混在
まず東京駅出発便。
こちらは一部の便を座席指定の予約制として、始発バス停出発時刻の10分前まで、ネットから予約出来るようにします。
座席指定便以外は、予約なしで、直接乗り場から先着で乗車するコトが出来ます。
なお、座席指定便は1時間に最大3便が運行される予定で、同じく最大で1時間に7便運行の先着乗車便の双方が混ざって運転されるコトになるので、ちょっと注意が必要になりそうです。
銀座駅発着便については、予約受付を終了。乗り場からの先着乗車方式に改められるコトに。
成田空港出発便については、利用ターミナルに関わらず、全ての出発便が事前チケット制に切り替わるコトになるので、乗車券カウンターで事前に便指定の乗車券を購入後、乗り場に向かうコトに(但し、一部の早朝・深夜便については、乗り場から先着で乗車が可能)。
東京駅は八重洲南口に統一!
乗り場については統合が行われます。
まず最も場所が異なっていた東京駅の乗り場は、「THEアクセス成田」が発着している八重洲南口のJR高速バス乗り場からの出発に統一され、かなり便利に。
成田空港については、これまでも両路線で共用していた乗り場がそのまま使用されるとのコト。
東京駅鍛冶橋駐車場便である「有楽町シャトル」に関しては、名称を「エアポートバスTYO-NRT」に統合されるモノの、これまで通りに運行は継続されるとのコトで、こちらも乗降所を間違えないようにしたい所です(八重洲南口と鍛冶橋駐車場は、そこまで離れている訳じゃないので)。
なお、運賃については、これまで通り、片道1,000円を維持するとのコトです。
成田3タミ以外からは利用しやすくなるかも
これは訪日外国人が増えて、両社並立が分かりにくくなったと言うのも一因でしょうね。
逆に個人的には、競争原理が働かなくなると言う点では、どうなんだろう…と言う気はします。
一応、他にウィラーグループが成田空港へは格安バスを乗り入れさせてはいますが(大崎駅発着で)、この共同運行化で、圧倒的優位に立つ訳ですし。
ただ東京駅乗り場が八重洲口に一本化されると言うのは、嬉しい所。
雨の日などは、現状の「東京シャトル」のバス停だと、屋根のない公道を少し歩かねばならないので、面倒だったりしますしね。
ただ日本橋駅からアクセスはしやすかったので、そちらを使っていた人には、ちょっと痛手とはなるでしょうけれども。
また、成田空港からの便も、事前購入方法に変更になるのも、面倒ではありますが、喜ばしい所。
現状だと、始発に当たる第3ターミナルからの乗車に優先権が生まれてしまい、その後、第2→第1ターミナルと立ち寄っては行きますが、混雑する時間帯だと乗れない人が多く出て来ますからね。
LCC向けの第3ターミナルに合わせて誕生したに近いバスではありますが、第3ターミナルだけが過剰に優先されてしまう現状もどうかと思いますし。
東京駅発着以外の路線は…?
さてこの格安バス。
1,000円で成田まで行けると言うコトで、ボクも度々利用していますが、そもそも定時運行率が高いように思えます。
それでもさすがに出発便だとバスは怖いなぁ…と思ったりするのも事実ですが。
そして人気も高く、一定の支持を集めていて、海外からの観光客も使っていると言う印象で、満席率もそこそこ高い感じがします。
それなのに、一向に、東京駅近辺発着以外の路線が出来ないんですよね。
個人的には、それが一番、謎です。
新宿・池袋ぐらいならば、需要は固いのでは…と思うのですが、それが誕生しない理由は何処にあるのでしょうね(逆に東京駅って、関東で私鉄沿線の方からしてみれば、結構、不便のようにも思うのですが)。
東京駅路線に集中させているから、1,000円と言う価格を維持出来ているのかも知れませんし、乗務員不足が叫ばれる中、拡大させたくても出来ないのかも知れませんけれど、何とか実現しないモノなのだろうか…
1,000円バスを1度使ってしまうと、リムジンバスがやたら高く感じてしまって、もう使えないんですよね、個人的に…
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