【ビザ情報】ミャンマー(ビルマ)ノービザの詳細

ミャンマー(ビルマ)、10月からノービザ化の詳細!

2018年10月1日から、日本国籍保有者を対象に、観光ビザの免除が発表されているビルマ(ミャンマー)ですが(詳細は【ビザ情報】ミャンマー(ビルマ)が10月からノービザに!から)、“所持金の提示が必要”などの情報も出ていたりしましたが、先日、東京で開催されたツーリズムEXPOジャパン2018で、ホテル観光大臣のオウン・マウン氏(Ohn Maung)が改めて10月からの観光ビザ免除について言及しました。

そもそもビルマ(ミャンマー)ですが、海外からの渡航者数については、約344万人。

これは前年度比で18%増と、堅調に増加しているとのコトで、日本人渡航者は約10万人で、タイ・中国に次いで3番目に多い渡航者数になっているとのコト。

ただし、2018年はヨーロッパ方面からの渡航者が減少傾向にあり、アジア市場からの渡航者をこれからも増やして行く為に、今回の観光ビザ免除が決定されたとのコト。

既にASEAN加盟国では、マレーシア以外は観光ビザが免除されているビルマ(ミャンマー)ですが、10月1日からは、日本と韓国が免除対象国になり、中国はアライバルでのビザ発給が可能になります。

滞在可能日数は28日間で、日本人渡航者を20万人まで引き上げるコトを目標にしていると言うから、結構、強気です(在東京ミャンマー大使館の広報は滞在可能30日間)。

さて一部の報道で所持金の提示が必要だとか、情報が錯綜し始めていたので、先日の大臣の発表を基に、まとめてみます。

1,000USドルの持参は不必要

最も騒がれていたのが、この1,000USドルの提示。

まぁ、普通に考えると物価の安いビルマ(ミャンマー)で1,000USドルなんて、安宿を使う様な旅をしていれば、使い切らないぐらいの大金ですし、そもそも現地で引き出す人の方が多くなっている訳で、不要になったのは有り難い話。

ってか、比較的長い期間の旅行の時だって、1,000USドルの現金なんて、持っていないコトの方が多いんですけれど、ボク…(笑)

そんな大金、使い切らなさそう…とは言っても、かつて兌換券が必要だった時代、宿と鉄道・飛行機ぐらいにしか通用しない兌換チャット(FEC)へ強制的に300USドルも両替させられる制度があった国ですから、個人的には、つい

“ビルマ(ミャンマー)ならあり得そう…”

って、思っちゃいましたけれどもね。

帰国の航空券も不要

基本的に、ビザ免除されている国でも、出国の航空券が必要な国と言うのも、実はあったりします。

“陸路で抜けるから”と言えばOKなパターンも多い訳ですが、こちらも今回の観光ビザ免除では不必要とのコトを大臣が会見で説明しました。

ただ東京のミャンマー大使館の広報では、

・入国時の1,000USドルの提示
・出国航空券

は必要となっていたりします(要は最初の発表の際には必要条件だった)。

なので、ビザ免除がスタートした時点ではちょっと錯綜しそうな予感がヒシヒシと。

因みに、大臣会見では滞在日数は28日間になっていましたが、上記の大使館広報では30日間と記されていたりします。
たかが2日間ですが、されど2日間。
この部分は、どちらが正しいのか、ビミョーな部分がある様な気がします(ノービザでミャンマーに入られた方の情報が欲しい所です!)。



ミャンマーへの入国はタイからの陸路も可能だが…

入国に関しては、以下の地点からに限るとの説明が出ています。

空港:ヤンゴン・マンダレー・ネピドー
港湾:ヤンゴン
陸路:タチレク・ミャワディ・コータウン・パヤトンズ

陸路で見てみると、どれもタイとの国境なのですが、タイ側の地点を見ると、以下の通り。

・タチレク→メーソート
・ミャワディ→メーソート
・コータウン→ラノーン
・パヤトンズ→サンクラブリ

但し、ミャワディ~メーソート以外の国境は、元々、エントリー・パーミッションが必要で特別にビザなしで滞在出来る移動に制限のある国境。
なので、そのまま移動をしたいと考えている場合は、ミャワディ~メーソート国境から入国せざるを得ないかと思われます。

それにしても…

ミャンマー(ビルマ)は国境が相変わらず、固い。

昔の様な、“ほぼ鎖国状態”からは抜け出しているモノの、外国人観光客に陸路で完全に開かれていて、その先にも行けるのって、このミャワディ~メーソートぐらいなモノで。

インド側も1つぐらい、常時、観光客に開いて欲しいモノなんですが…

ビザ免除の試行期間は1年間

あくまでも今回のビザ免除措置は、お試しと言うコトになっています。

なので、有効なのは、2018年10月1日~2019年9月30日入国分までが対象となっています。

2019年9月30日までに出国が必要なのではなく、入国ベースで1年間と言うコトの様です。

これを機に、日本人渡航者が増えるかどうか。
目標は20万人とのコトですが、さすがに倍の数値は厳しいのでは…?なんて、つい思ってしまいますが、新たに、

“Be enchanted Myanmar”(魅力あふれるミャンマー)

と言うキャッチフレーズを策定し、観光客の取り込みに努めるとのコトなので、これからしばらくは、ミャンマー(ビルマ)の話を見掛ける機会も増えそうですね。

最後に、この時期になっても少し流動的な部分のあるミャンマー(ビルマ)ビザ。
ビザ関係は変更が日常茶飯事なので、各自でしっかり直前に確認される様にお願いします。

「バンコクからミャンマー(ビルマ)へ行こう!」的な記事はコチラもチェック!






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