201年度のスカイトラックスの航空会社格付け1位は…?
航空会社を評価付けしているスカイトラックス社の2018年ランキングが発表になりました。
去年発表になっている2017年度版も一通り見て、記事にはしていますが、今年もまず「Wold’s Top100 Airlines」から見てみます。
順位 | 航空会社名 | 加盟アライアンス | 前年順位 |
1位 | シンガポール航空 | スターアライアンス | 2位 ↑ |
2位 | カタール航空 | ワンワールド | 1位 ↓ |
3位 | ANA | スターアライアンス | 3位 → |
4位 | エミレーツ | 未加盟 | 4位 → |
5位 | エバー航空 | スターアライアンス | 6位 ↑ |
6位 | キャセイパシフィック航空 | ワンワールド | 5位 ↓ |
7位 | ルフトハンザ・ドイツ航空 | スターアライアンス | 7位 → |
8位 | 海南航空 | 未加盟 | 9位 ↑ |
9位 | ガルーダインドネシア航空 | スカイチーム | 10位 ↑ |
10位 | タイ国際航空 | スターアライアンス | 11位 ↑ |
3位までの顔触れは去年と一緒でしたが、シンガポール航空が前年2位から1つ順位を上げて1位に。
代わりに前年1位のカタール航空は1つ順位を下げて、2位に。
そして3位にANAが入っています。
2017年度に10位以内に入っていて、2018年はTOP10から落ちたのは、エティハド航空。
代わりにタイ国際航空が1つ順位を上げてTOP10の中に入った感じです。
続いて、30位以内を見てみると…
順位 | 航空会社名 | 前年度順位 | 順位 | 航空会社名 | 前年度順位 |
11位 | カンタス航空 | 15位 ↑ | 21位 | バンコクエアウェイズ | 21位 → |
12位 | スイス航空 | 14位 ↑ | 22位 | ヴァージンオーストラリア | 13位 ↓ |
13位 | 日本航空 | 16位 ↑ | 23位 | アエロフロート | 30位 ↑ |
14位 | 中国南方航空 | 23位 ↑ | 24位 | アシアナ航空 | 20位 ↓ |
15位 | エティハド航空 | 8位 ↓ | 25位 | エールフランス | 18位 ↓ |
16位 | オーストリア航空 | 17位 ↑ | 26位 | キャセイドラゴン航空 | 27位 ↑ |
17位 | ニュージーランド航空 | 19位 ↑ | 27位 | フィンエア | 25位 ↓ |
18位 | トルコ航空 | 12位 ↓ | 28位 | エアアジア | 26位 ↓ |
19位 | KLMオランダ航空 | 22位 ↑ | 29位 | ヴァージンアトランティック航空 | 33位 ↑ |
20位 | 香港航空 | 24位 ↑ | 30位 | エアカナダ | 29位 ↑ |
JALが13位に入って来ています。
大きく順位を上げあのは、14位の中国南方航空(前年23位)や23位のアエロフロート(前年30位)と言う所でしょうか。
個人的には、“中国南方航空がこの順位っ?何があった!?”と思っていたりしますが、何かサービスが変わったのかな…?
JALは5スター獲得!
JALは「World Airline Awards」で、ワールド・エアライン・スター・レーティングでは最高の5スターを獲得(この他にシート部門では2年連続3回目の「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」賞を受賞)していますが、前年16位、一昨年21位と、年々ランキング自体は挙げて来ていますけれども、今年もTOP10の中には入り込めず。
JALの他に5スターを獲得したのは、
・ANA (3位)
・アシアナ航空 (24位)
・キャセイパシフィック航空 (6位)
・エティハド航空 (15位)
・エバー航空 (5位)
・ガルーダインドネシア航空 (9位)
・海南航空 (8位)
・ルフトハンザドイツ航空 (7位)
・カタール航空 (2位)
・シンガポール航空 (1位)
4位のエミレーツですら5つ星を獲得出来なかった訳で、この星付けと順位に相関関係があまりナイのが気になりますね。
どうせならTOP5にのみ5スターにするとかにする方が、すっきりと分かりやすいんですけれどもね。
この星の付け方が良く分からないです。
因みに、日本勢では、JAL/ANAの他は91位にピーチがランクインしています(前年96位)。
[amazonjs asin=”4833420902″ locale=”JP” title=”ファーストクラスの心配り〈フライトタイム2万時間 元JAL国際線チーフパーサーが教える〉”]そもそも航空会社ランキングに意味はあるのか?
元々、飛行機に搭乗したとしても、エコノミークラスですし、そこまで過度なサービスには期待もしていないので、こうした「星」や「順位」をあまり気にはしていませんが、どう言う基準で付けているのだろう…と言う気がしなくもない。
評価をした人の元々も基準や育ちと言うのが、どれだけ公平になっているのだろう…とも。
まぁ、結局の所、あくまでも“参考まで”って感じがするのは、この辺りに由来するんですよね、ボク的には。
ヨーロッパの人と、アメリカの人と、アジアの人と、日本の人と、それぞれに“良い機内サービス”と言うのは、ビミョーに異なるでしょうから。
因みに、さらに良く分からないのが、「World’s Best Regional Airlines」のランキング。
1位がバンコクエアウェイズ。
2位がキャセイドラゴン航空
3位がアラスカ航空なのですが、コパ航空やS7航空、厦門航空、ウズベキスタン航空とかもこの区分に入っていたり。
厦門航空なんかは、スカイチーム加盟航空会社だし、アジア全般はもとより、欧米路線に豪州と、幅広く路線を展開させていたりするんですけれどもね。
スカイトラックス社の“Regional”の感覚が、最早、分からない…
そんな会社のランキングに、そもそも過度に反応する必要もないのかな…とは思いますけれども、今の所、一番、調査範囲も広域且つ大規模なので、信頼はしやすいランキングなのも間違いないですけれど。
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