春秋航空が8月末で中部路線を一気に運休!
中国のLCCとして最大規模を誇り、日本にも子会社を持っている春秋航空。
子会社を持つと同時に、中国各地と日本とを結んでいる航空会社な訳ですが、中国各地と中部(セントレア)とを結ぶ路線を半減させるコトを発表しています。
セントレアで言えば、中国南方航空も2017年8月23日以降の夏ダイヤにおいて、中部~武漢線の欠航が実施されていたりする訳で、セントレアから中国各地への路線網が一気に縮小する形になります。
運休になる路線は、以下の通り。
- 中部~合肥:週3往復
2017年8月30日運航分以降で運休 - 中部~ハルビン:週3往復
2017年8月30日運航分以降で運休 - 中部~石家荘~フフホト:週3往復
2017年8月29日運航分以降で運休 - 中部~常州~銀川:週4往復
2017年8月29日運航分以降で運休
合計4路線で、週あたり13往復の運航便が運休になります。
この他に現在、運航されている
- 中部~上海:毎日運航
- 中部~寧波:週3往復
は、夏ダイヤ中は継続しての運航がアナウンスされていますので、9月以降はこの2都市週10往復のみがセントレア発着の春秋航空として残る形になります。
何故、セントレアはLCCが伸びないのか?
これは訪日需要(特に団体旅行客の利用が中心となっている路線)がやや弱含みになっているコトから、機材を国内線に回す方向の様です。
逆に、寧波線の様に、一定の法人需要がある路線が残ったと言う感じです。
それにしても、ドライに一気に路線を縮小させた感じですかね。
そもそも春秋航空がセントレアに就航したのは、2015年の6月。
そこから短期間の内に、一気に路線網を広げていた訳ですが、展開も一気ならば、縮小も一気に…と言う感じです。
既に今年に入って、中部~貴陽線も運休しているので、ホントにあっと言う間に縮小を掛けて来たと言う感じで、その辺りはさすがLCCだなぁ…と思ってしまいます。
ただこれだけ一気に運休されると、地域経済への影響もそこそこあるのでは…なんて、つい思ったりも。
これでセントレア発着の中国路線は、
- 中国国際航空:北京・上海(浦東)
- 中国東方航空:北京・上海(浦東)・青島・西安(上海経由)・武漢(上海経由)煙台・太原(煙台経由)・合肥・重慶(合肥経由)・蘭州(上海経由)・成都(青島経由)
- 中国南方航空:上海(浦東)・広州(上海経由)・瀋陽・大連・武漢・長春
- JAL:上海(浦東)・天津
- ANA:上海(浦東)
になります。
ってか、LCCターミナルも建設中だと言うのに、この運休。
エアアジアジャパンも就航が延長に次ぐ延長で、就航時期が見通せなくなっている感があるのですが、セントレアはなかなかLCC網が伸びてこないですね。
観光需要が多いLCCなので、やはり中部圏の観光需要が弱いと言うコトが大きく寄与しているのかも知れませんが(そもそも、他のエリアとのツアーも組みにくく、関西を選ぶと首都圏に行かないツアーになるし…)、飛騨高山に伊勢志摩など、全く観光地がナイ訳でもないので、これからの情報発信やツアー造成に期待をしたい所ではあります。
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