タイ・プミポン国王、死去

日本に戻って来ています。
ちょうど1週間が過ぎ去ったのですが、すぐにいろいろと動かなくちゃ、冬が来るなぁ…なんて思っていたのに、日本に帰って来ただけで重たい腰が軽くなる訳でもなく、ついまったりしてしまっている今日この頃です。
なら、さっさとブログを書きなさい…と言う話なんでしょうが、旅前からパソコンが絶不調。
それをようやく直したと思ったら、今度は外付けのHDDがエラー表示。
HDDにこれまでの写真とか入っているから、もし取り返しがつかなくて、データを取り出せなくなったら…と思うだけで、気が滅入ります。
そして、復旧するのにも、下手をすると、そこそこの費用になるので、余計にどんより。

在位70年、プミポン国王、死去

さて…
タイから帰って来た矢先で、タイのプミポン国王がお亡くなりになりました。

ラーマ9世。
在位が今年の6月には在位が70年を迎える程に、長い治世だった訳ですが、ホントにタイに行くと、何処にでも国王の写真が飾られており、“お父さま”と慕われていた国王。

あまりにも色々な場所に肖像があるので、旅をしていても、それが当たり前の感覚になっていた訳ですが、それこそ初めてタイに行った時は、その肖像の多さに驚いたコトを覚えていたり。
日本だと、あくまでも“天皇陛下は象徴”であって、普段からその肖像を飾ったり、拝めたりするコトはナイので、同じ親しまれている王室にしてみても、接し方の温度差は、結構あるモノだな…と(写真はチェンマイのお寺なのですが、ココにもいらっしゃられました)。

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一夜にして流血騒動を鎮静化させたり、カンボジアとの紛争の際も、発言1つで騒動を終結に向かわせたり…と、絶大な尊敬を集めるが故に、権力ではなくても争いを納められるチカラを、未だに保持していて、その辺りも今の日本の王室の在り方とはまた違っているのだけれども、それが成熟した王室の在り方にちゃんと向かっている所に、国王の凄さがあると思う。

最後には王室がある。

その絶対的な安心感。
その絶対的なチカラの大きさ。

動乱の治世で、軍事政権下に置かれた時期も長かったハズだし、不安定な政権(これは今もだけれど)が長く続いている国だからこそ、この絶対的なチカラは、日本人からは想像出来ない大きさなんだと思う。

王室がこの今の時代にあるだけでもスゴイ話なのに、その王室が今も人々から愛されていると言うのは、単純に出来上がった訳じゃないだろうし、それこそ月日と苦労を重ねた結果なのだと思うけれど、それは凡人なワタクシには、想像も出来ないけれど。

謹んでお祈りを申し上げると共に、これからもタイの王室が国民に寄り添う王室であって欲しいと願うばかり。

因みに、後継は長男のワチラーロンコーン皇太子で決まったみたいですね。
タイは王室典範が改正されていて女性にも王位継承権があり、次女のシリントーン王女もいて、王女の人気も高かったみたいなのですが、しばらく摂政を置いて、タイミングを見てワチラーロンコーン皇太子が即位する流れのようです。

それにしても…
入院していらっしゃったのは、シリラート病院なんですね。
確かに、アジアでも最大規模の病院ですし、歴史もある病院。
さらに、王宮からも川を挟んだだけの立地ですから、利用しやすいのでしょうが、どうしても、旅人にとっては、シーウイ博物館のイメージが強い場所なので、意外でした。

また、在日タイ大使館で14日から記帳所が開設されています。

土日を含む9:00~12:00、および13:30~16:30までになっている模様(期間は不明)。最寄駅は目黒になります。

 

 

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