日本の空にLCCが飛び始め、ようやくある程度、定着して来た感がありますが、キャリアだけでなく、ハードの方も、那覇・関空に続いて、成田にLCCターミナルが出来、対応が進み始めている感じがあり、ようやくいろいろな形で日本のLCCも定着に向けて、動き出した感じがしますね。
あとは成田をベースにしているLCCがどれだけ経営を安定させ、路線展開に繋げられるか…と言う所の様な気がしますけれども。
成田空港第3ターミナル開業
整備が進められて来ていた成田空港の第3ターミナルが4月8日、開業しました!!
具体的にまずは利用する航空会社から見てみると…
国際線
- ジェットスタージャパン(2015年6月1日より就航開始)
- ジェットスター
- チェジュ航空
- バニラエア
国内線
- ジェットスタージャパン
- 春秋航空日本
- バニラエア
になります。
つまりは、これ以外の下記LCCは、今まで通りのターミナルを利用するコトになります。
- エアプサン:第1ターミナル南ウィング
- 香港エクスプレス航空:第2ターミナル
- タイガーエア台湾:第2ターミナル
- イースター航空:第2ターミナル
- エアアジアX:第2ターミナル
- タイエアアジアX:第2ターミナル
- セブパシフィック航空:第2ターミナル
思ったより…
既存ターミナル利用が多く残る感じですね。
エアプサンなんかは、親会社との兼ね合いもあるのでしょうが…
他のLCCはハンドリングとかの関係なのか、どうなのでしょう…
ってか、そんなに着陸料が変わらないのかな?なんて、勘ぐっちゃったりしてしまいます。
第3ターミナルの概要
さて、この新しいLCC向けターミナルである第3ターミナルですが、延床面積は、約6万6,000平方メートル。
本館と国内線が発着するサテライトならびに両者を結ぶ連絡橋で構成されており、第2ターミナルの奥に新設されています。
内装として、天井を貼らず、案内表示も床や梁を活用して計時し、建設コストを限りなく少なくしている半面、ブランド品を扱う免税店エリアは、天井をしっかりと貼って、臨機応変な内装になっているとのコト。
内装関係としては、床が青いラインのある所は、出発の動線。逆に赤いラインが引かれている所は、到着動線になっており、よく陸上トラックで利用される様な素材で作られているとのコト。
気になる空港内の出店内容としては、ローソン(24時間営業)であったり、書店などが入る他、国内の空港では最大の座席数450席のフードコートが設けられており、こちらは早朝4時~21時(カフェは22時)まで営業していると言うから、早朝対応もばっちりにあっている他、LCCの物販店なども設けられているのが特徴的になっている。
因みに、そのフードコートで使われているのは、無印良品製品。
その無印から、こんな動画も。
その無印良品(良品計画)と日建設計(東京スカイツリーなどを手掛けた会社)とPARTYの3社がデザインを手掛けたとのコトで、そのデザイン性にも注目したい所ではありますが、PARTYからはこんな動画がUPされています。
ってか、見ていると行きたくなってしまいますね。
“ワクワク出来るローコスト”
まさにワクワク出来る空間が出来ている感じです。
さすがは、プロです。
引き算の中に、足し算がある様な、そんな感じ。
第3ターミナルへのアクセスは…
さて、その第3ターミナルですが、第2ターミナルの北側に整備されています。
およそ500メートルくらい離れた場所で、歩くと大体12分程度の距離。
電車で来る場合、第3ターミナルと言う駅はないので、第2ターミナル駅を利用するコトになります(そう言えば、成田に電車で行く時に駅を降りた所で受けていた検閲が、ようやくなくなりました!!)。
シャトルバスは、第2ターミナルとの間に、4時30分~23時まで、5分~12分間隔で運行されています(ピーク時は5~8分間隔)。
LCCは朝早い便も多いので、それに対応しているのは、有難い所。
また、第1ターミナル~東成田駅~第3ターミナル~第2ターミナルの循環バスも、運航が開始されていますので、さほど待たずにバスは来る感じ(但し、こちらは一方向の循環バスなので、所要時間に注意が必要になるかと)。
羽田空港が国際線の拡充を進めている中、まだまだ成田の国際線の発着と言うのは、日本最大でありますし、その役割が低い訳ではないですが、やっぱり幾分、その存在が薄くなりがちではあります。
羽田にはないLCCが就航する空港としてのポテンシャルを新しくどれだけ磨けるか…と言うのに、成田の浮沈も掛かっている感がありますので、今後の展開にも期待して行きたい所です。
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