仙台空港、旅客保安サービス料を一気に倍以上に値上げへ!

実現すると、PSSCは初の値上げに!

東北・宮城県の仙台空港を運営している「仙台国際空港会社」が、2024年6月1日発券分から、利用者から徴収する「旅客保安サービス料」(PSSC)を引き上げるコトを発表しました。

現行のPSSCは大人税込110円ですが、それを240円にすると言うモノ。

徴収対象は、満2歳以上で大人もこどもも金額は同額。
航空券を発券する際に、運賃と共に徴収するスタイルで、6月1日以降の搭乗分であっても、既に予約・購入分であったり5月末までに購入する限り、現行の料金である110円が規定されます。

仙台空港はこの他に「旅客取扱施設利用料(PSFC)」も必要だが、国内線および国際線のPSFCに関しては変更なし。

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ですが、PSFCについては、既に2022年10月30日以降の発券分から適用と言う感じで、国内線・国際線共に改定されており、まだそこから1年半程度しか過ぎていないコトから、今回はPSSCの改定と言う感じです。

ホントに待遇改善に繋がるのか?

先に改定されていたPSFCと、今回のPSSCで仮に国際線に搭乗しようとすると、運賃とは別に大人で940円が必要と言うコトになります。

この金額が妥当かどうか…と言う感じですが、そもそも今回の改定の理由は、

保安検査員の処遇改善や保安検査の効率化推進を目的

とのコト。

昨今、いろいろな場所・業種で人手不足が叫ばれていますが、コロナ禍後、各地の空港でも保安検査院の人手不足が顕著になっているので、仙台空港としては国際線の増便に対応するために、PSSCを引き上げ、保安検査員の拡充を図ろうとしているのでしょう。

ただ実際のところ、仙台空港の国際線は、復活していますが、ちょうどコロナ禍以前と同等の水準で、別に特筆して大きく増便された訳でもない。

もちろん、今後の増便に対応するために人を確保すると言う狙いがあるのは分かるし、保安検査員の拡充や待遇改善は急務ですが、そもそも別に仙台空港が雇用しているスタッフではないので、PSSCを引き上げたところで給与面でどれだけ実効性があるのだろう…とも。

さらに言えば、地元の企業ですらないですからね。
発注単価は上げれるでしょうが、全国規模の会社が相手なので、仙台空港に従事する人のみ給与を上げると言うのも、難しい気もするし…

待遇改善などは、給与だけではないのも事実。

ただそれにしても、110円が240円と言うのは、倍以上に引き上げると言うコトで、果たして引き上げ率に見合った効果があるモノって何だろう…?とは。

必ず支払う出費なので丁寧な説明が欲しい…

昨今、物価高も続いていますし、給与アップによる待遇改善と言うのも、各企業で行われているので、その原資になると言うのであれば分かる。

ただホントにそうなのか。

仮に給与アップによる待遇改善がなされるのであれば、どのぐらい改善するのか…

給与面じゃない改善ならば、何をどう改善するのか。

裏側のコトになるので、利用者からは分かりにくく、単なる昨今の風潮に乗った値上げ?と思いたくもなってしまう。
結局、こうした料金は、仙台空港から離発着しようとすれば必ず必要になるモノであり、避けられない出費なので、利用者側からすれば、どうにもできないお金なので、余計にそう思えてしまう。

元々の金額が小さいので、値上げされても大した金額ではない。
ただ値上げ幅とすれば、倍以上になる訳で、大きな値上げ幅。

もうちょっと丁寧な説明があっても良いように思うんだけれどなぁ…

ってか、何よりも急すぎるのでは…?と。

別に必ず必要な出費なので、直近での発表だろうが何だろうが、結局払わざるを得ないんですけれどもね、利用者側は。

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