10都市で合計14軒がリニューアル!
世界的なホテルチェーンの「マリオット・インターナショナル」と投資会社のKKRが、「Four Points Express by Sheraton」の日本での展開を発表しました。
宿泊特化型のホテルブランドで、今回、元・ユニゾホールディングスの系列であった14軒のホテルを李ブランドしてオープンさせるとのコト。
既に「Four Points by Sheraton」は日本にも進出しているが、「Four Points Express by Sheraton」は国内のみならずアジア・太平洋地域では初の展開になります。
正式に具体的な対象施設が発表されている訳ではないですが、ユニゾ系列のホテル14軒なので、以下のホテルになるかと思われます。
- 北海道・東北エリア
- ユニゾインエクスプレス函館駅前
- ユニゾインエクスプレス盛岡
- 関東エリア
- ホテルユニゾ横浜駅西
- ユニゾインエクスプレス宇都宮
- 東海・北陸エリア
- ホテルユニゾ名古屋駅前
- ユニゾイン金沢百万石通り
- 近畿エリア
- ホテルユニゾ京都烏丸御池
- ホテルユニゾ大阪梅田
- ホテルユニゾ大阪心斎橋
- ユニゾイン新大阪
- ユニゾイン大阪北浜
- ユニゾイン神戸三宮
- ユニゾインエクスプレス大阪南本町
- 九州エリア
- ホテルユニゾ博多駅博多口
合計10都市で新たにマリオット系列のホテルが追加されると言うコトになります。
ユニゾ解体で事業はバラ売りに!
日本での展開を進めているマリオットグループですが、これら新たにマリオット傘下ブランドでの運営になるコトで、様々な航空会社との提携がある「マリオット・ボンヴォイ」への加算・利用が可能になるので、より便利さが増すかな…と言う感じ。
それにしても、ユニゾ系列。
いよいよ最終的な解体まで来てしまいましたね。
元々はみずほ銀行系の不動産会社。
そこにホテル運営が加わった会社でしたが、H.I.Sなどから買収提案を受けたのが大きな始まり(別にH.I.Sが悪いと言っている訳じゃないです)。
買収提案を拒否し、2020年に従業員が主体となって自社を買収するEBOを成立させましたが、ちょうどそのタイミングでコロナ禍もあり、ホテル事業は大きく低迷するコトに。
かつては収益も高かったのですが、EBOからわずか3年で経営が破綻し、主力事業はバラバラに売却され、1,200億円の負債を抱え、事実上の解体となりました。
ホテル事業は米国の投資ファンドであるKKRに売却され、今回、マリオット傘下でのリニューアルと言う流れ。
現存しているユニゾ系列のホテルは14軒。
関東圏にはほとんどなく、横浜と宇都宮だけで東京都にはない状態。
その代わり、関西圏だと京都・大阪・神戸に施設があり、その中でも大阪は手厚くなりますね。
ただマリオットグループは既に大阪市内にも施設があるし、その中には客単価が比較的、安い部類の施設もある。
だからこそブランドでは被らない「Four Points Express by Sheraton」での展開になるのでしょうが。
ブランドが多すぎて分かりにくくない?
個人的に思うのは、マリオットグループ、傘下のホテルブランドが多すぎて、その違いが良く分からない…と言うコト。
もうちょっと分かりやすくブランドとコンセプトの差を分かりやすくしてくれると良いんですけれどもね。
まぁ、分かりやすくするためにブランドを整理してしまうと、同一都市圏内でブランドが被ってしまうので、もう整理もできなくなっているのかも知れないですけれどね。
ただこれで航空会社との提携も豊富な「マリオット・ボンヴォイ」が、より国内でも貯めやすくなりますね。
それはかなり魅力的と言えるのかも。
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