日本の最西端が、与那国島からトゥイシに変わった?

日本の最西端が与那国島の西崎じゃなくなった!

国土地理院が、日本の国土を示す際に、最も基本的な地図とされている「2万5千分の1地形図」に、沖縄県の「トゥイシ」を新たに記載しました。

この「トゥイシ」。

別に今までもなかった訳じゃありません。
でも、いきなり表記されました。

そして、これによって何と日本の最西端が、それまでの与那国島の西崎から260メートルばかり西に移り、北緯24度26分58秒・東経122度56分01秒から、北緯24度27分05秒・東経122度55分57秒に変わるコトになりました。

この「トゥイシ」の存在は、既に「5千分の1地形図」や海図には記載がされており、別に日本の排他的経済水域(FEZ)の面積が変わると言う訳ではないのですが、やっぱり最西端が変わると言うのは、大きな出来事。

この「トゥイシ」は、“尖った石”や刃物を磨く“砥石”から名前が付けられたと言うが、その由来自体は諸説あるとの話。

原則としてこの「2万5千分の1地形図」では、満潮時に7.5メートル四方以上あるコトを基準に、島や岩などを記載しているが、「トゥイシ」はこれまで、満潮時には海面下に隠れてしまう岩だった。

それが昨今、満潮時にも姿を見せるコトになったが故に、地形図に記載されたと言う話。



歩いて行ける日本の端っこがなくなる?

ってか、これで日本の端っこには歩いて行くのが困難になってしまいましたね、四方共に。

具体的に日本の端っこを見てみると、こんな感じになっています。

最北端
択捉島カモイワッカ岬北海道蘂取村ロシア実効支配中の国立公園で立ち入り困難
弁天島北海道稚内市岩礁で訪問困難
最南端
沖ノ鳥島東京都小笠原村浸食保護で政府管理下の為、上陸困難
最東端
南鳥島坂本崎東京都小笠原村海上自衛隊と気象庁のみ上陸可能
最西端
トゥイシ沖縄県与那国町与那国島西端が崖で到達がやや困難か?

最西端が与那国島の西崎だった時は、こちらは徒歩でも到達が可能なので、日本で民間人が気軽に行ける唯一の端っこだった訳ですが、この度、最西端が西崎から同じ与那国町の「トゥイシ」に移動したコトで、日本の端っこに歩いて行くのは、困難と言うコトになりました。

まぁ、徒歩で行ける可能性があるのは、「トゥイシ」でしょうね。

西崎の岬を大回りして行けるのであれば…ですが。

因みに、気軽に訪れるコトの出来る日本の端っこは、以下の通り。

最北端…宗谷岬
最南端…波照間島高那崎
最東端…納沙布岬
最西端…与那国島西崎

まぁ、どちらかと言うと、コチラの方がちょっと一般的かも知れませんね、日本の端っこと言う意味では。



全然行けてない日本の端っこ…

余談ですが、47都道府県全てを訪れたコトがあるボクですが、実は日本の端っこと言うのには、極端にご縁がなかったりします。

実際行ったコトがあるのは、納沙布岬だけと言うぐらい。
稚内だって行ったコトがあるんですけれども、宗谷岬は未踏の地だったりします。

いつか行かねば…と言う気がして来ましたけれど、なかなか行けずじまいで。

因みに世界で見てみると、行ったコトのある端っこと言うのは、こちらも皆無。

南米最南端の“町”であるウシュアイアと、アフリカ最南端と言われるコトもある喜望峰には行ったコトがあるんですけれどもね。

まぁ、別に端っこに行ったからと言って、何がどうだと言う訳でもないのでしょうが、旅人って、最〇端とか、案外、好きですよね。

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