ANAとアリタリアのマイル提携、詳細が発表に!

ANAとアリタリアのマイル提携、詳細が発表に!

少し前の記事で、ANAとイタリアのアリタリア航空との提携がスタートする旨のニュースを書いていましたが(『ANA、アリタリアと提携!』をご覧下さい)、2018年10月28日搭乗分から、マイルでの提携もスタートし、その詳細が発表になっています。

ANAマイレージクラブ会員がアリタリア航空とのコードシェア区間に搭乗した時に限り、マイルが加算されると言う限定的な提携なので、注意が必要になりますが、まず、アリタリア航空が運航しANAの便名が付与されるのは、以下の区間になります。

国際線
成田ミラノ
ローマ
イタリア国内線
ローマミラノ
トリノ
フィレンツェ
ボローニャ
ベネチア
ナポリ

これ以外の路線ではマイルの加算が出来ないと言う話になります。

まぁ、イタリア国内の日本人が利用しそうな区間は網羅しているようにも思えますが、イタリア経由で欧州他の都市にアリタリア航空で行く場合は、ANAの便名が付与されないので、加算対象外です。

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アリタリア航空搭乗時の加算率は…

予約クラスに対しての加算率は、以下の通り。

搭乗クラス予約クラス加算率
ビジネスクラスJ150%
C/D/E125%
I70%
プレミアムエコノミーP100%
A70%
エコノミーY/B/M100%
H/K/V70%
T/N/S/X50%
L/W30%

アリタリア航空を利用しての特典航空券への利用開始日と、利用条件に付いては、今回は未発表で、決定次第、ANAのWebで発表されるとのコト。

この詳細な発表があったのは、2018年10月15日。

28日からのスタートと言うコトで、何だかバタバタしているのかしら…と言う気にもなってしまいますが、イタリア線は、JALもANAも現在、直行便では就航していないので、コードシェア便でも直行便での就航と言うのは、嬉しいニュースです。



アリタリアの売却先は、未だに決まらず…

ただ前回の記事でも書きましたが、アリタリア航空自体、経営破綻中。

未だに新たな出資者が見つからず、管財人が経営を続けていると言う最中。

そうした最中での提携になる訳ですが、売却先の選定が、本来は2017年11月までに行う予定だったのを、2018年4月、そして10月にそれぞれ延期をし、さらに交渉期限が2018年12月まで延期する方針をイタリア政府が固めたと言う話が出ているぐらいに難航しています。

現在、関心を示していると報じられているのは、

・イージージェット
・ウィズエア
・ルフトハンザグループ

の3グループだと言われていますが、それも何処まで正しいのか、情報が錯乱しているようにも思える状態。

そもそも1946年に設立されたイタリア航空業界最大手ですが、2008年に会社更生手続きを行った際に、不採算部門を切り離し、2014年にはエティハド航空が、株式の49%を取得して経営再建を進めていたのですが、上手く行かず…と言う状態。

そうした中で、ANAとの提携。

ゴタゴタして見えるのは、アリタリア側の体制が固まっていないと言うのもあるのかも知れませんね(憶測にしかすぎませんが)。

2018年10月31日までに会社の売却先などについての回答がなければ、従業員側がストライキを実施すると言う通告も行われているぐらいに、ここに来て、バタバタとしている感じ。

ってか…

イタリア、らしいなぁ…

とは思いますけれどね。

ってか、いい加減に、決めろよ…とも思うし、いつまで続けるんだろう…とも。

個人的には、これ以上、ルフトハンザグループが強くなるのもどうなの?とは思うので、長距離路線への進出を狙っているようなLCCのグループが入ってくれると、また欧州のパワーバランスが変わるのに…と思うのですけれどね。

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