東急9000系と小田急8000形を導入へ!
「西武鉄道」が、かねてからアナウンスしていた「サステナ車両」(西武独自の呼称で、他社から譲渡したVVVFインバータ制御車両の意味)として、東急と小田急の車両を導入するコトを明らかにしました。
東急からは、現在、大井町線などで活躍中の9000系を。
小田急からは、8000形を授受。
導入時期は2024年度〜2029年度にかけてで、およそ100両を順次、導入するとのコト。
まずは小田急8000形が2024年度に投入される見込みで、東急9000系は2025年度以降の投入になる見込み。
東急の9000系は、多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線に投入。
小田急の8000形は、国分寺線に投入予定。
VVVF車両化100%の達成に向けて…
西武グループは、2022年度に打ち出した中期経営計画の中で、固定費用の削減を目的として「サステナ車両の導入」を打ち出していました。
省力で走行できるVVVFインバーター制御車両を早期に揃えていくコトを目的にしており、2030年度までにVVVF車両化100%の達成を目指すとしていました。
VVVF車両を導入すると、旧来の車両に比べ、使用電力量を約50%削減できる見込みで、年間約5,700t(約2,000世帯の年間排出量に相当)が図れるとのコト。
それにしても…
まさかの小田急車両の投入。
さらに両数も100両程度になる見込み…なので、かなり大規模な動きになりそう。
この車両導入が完了すると、特急・新交通システムの山口線以外は、20m車両4ドア化も同時に達成するコトになりそう。
ただ秩父線の4000系も廃止する感じになるのかな?
すると秩父線もロングシート車両になるってコトになるのだろうか…
それとも秩父線は、独自改造車両が導入される可能性があるのかな?
なんか色々と動きが起こり得る話に繋がっていきそうですね。
果たして経済的なのかどうか…
ただ小田急も東急の車両も、どちらも経年は否めない感じがある。
それを含めても、中古車両を導入する方が経済的と判断したのだろうか…と。
確かに西武は車両の更新・高架化事業の推進・ホームドアなどのバリアフリー化など、他の大手私鉄と比べると遅れている感じは否めない。
特に、車両の更新・高架化事業の推進などは一長一短で進められるモノでもナイので、一気に更新が図れると言うのは、西武からすれば、渡りに船なのかも知れないが…
大手私鉄から大手私鉄への車両授受。
しかも過去に箱根や伊豆などで覇権を争った同士が、こう言う動きになるとは、ホントに時代が動いたのだなぁ…と同時に、西武もなりふり構わず動かざるを得なくなっているんだなぁ…と。
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