羽田～コナ線、運休で発着枠返上！
「ハワイアン航空」が、未使用の羽田の発着枠を返上するコトを発表しました。
既に「デルタ航空」が、未使用だった羽田～ポートランド線用の発着枠を返上していますが、それに続く形。
デルタ航空、羽田〜ポートランド線、開設見送りで発着枠返上へ！
今回、返上が発表になったのは、羽田～ホノルルとコナ線の合わせて1日1往復分の枠。
元々は、ホノルル線が週4往復分（HA855/856便）とコナ線の週3往復分（HA851/852便）で共に羽田発は23：55の深夜帯の枠。
引き続き、ホノルル線は、羽田発で見ると20：05のHA864便、21：20のHA458便に加え、21：55のJAL運航のコードシェア便は維持される見込みですが、羽田発着のコナ便は、「ハワイアン航空」のみの運航なので、これで運休と言う形になります（成田発着のJAL運航便がありますが）。
発着枠返上の理由としては、コロナ感染拡大前までは、日本発の利用が大多数を占めていたが、日本からハワイへの渡航がまだ「ハワイアン航空」では34.2%の回復に留まっている状況で、十分な需要を確保できていないとしています。
まぁ、燃油サーチャージに加えて、昨今、円が弱いコトを考えると、なかなか気軽に海外旅行に行けないと言うのも、事実ですからね。
アメリカン航空、羽田～NY線開設へ！
で、上述の「デルタ航空」が手放した発着枠は、「アメリカン航空」が確保したコトも発表になりました。
「アメリカン航空」が羽田～ニューヨーク（JFK）線を、2024年2月31日から1日1往復で運航を開始する見込み。
使用機材はボーイング777-200ER。
ただし、現時点ではまだ暫定的な承認であり、今後、割り当てが正式に確定した場合、3月31日から90日以内で開設される見込み。
これで「アメリカン航空」の羽田発着路線は、ロサンゼルス（1日2往復）・ダラス（フォートワース）と合わせて1日4往復と言うコトに。
既にニューヨーク線は、JALが運航していますが、ここに「アメリカン航空」の路線が加わると言うコトで、かなり羽田～ニューヨークはワンワールドの影響力が強くなりそう。
元々、「デルタ航空」が持っていた枠。
それを「ユナイテッド航空」が求めている羽田～ヒューストン線と争っていた形。
ただ「ユナイテッド航空」が求めているヒューストン線は、既存の成田～ヒューストン線を運休して移管するだけの話であるコトと、そもそもニューヨーク線の方が輸送需要が大きいコトが、「アメリカン航空」が発着枠を確保できた要因のようです。
最後はやっぱりユナイテッド？
「デルタ航空」の枠は、新たに「アメリカン航空」がニューヨーク線を開設するコトで埋まりそうな感じですが、今度は、「ハワイアン航空」の1日1往復分の枠がスポッと空くコトに。
まぁ、順当にいけば、今度こそ、「ユナイテッド航空」のヒューストン線が入る感じになるのかな？と。
ただ以前までならば、羽田の発着枠は争奪戦だし、何が何でも維持したい空港の枠だったように思うけれど、手放す航空会社がいるぐらい、日本発の需要が落ち込んでいると言えるのかも知れませんね（もちろん、まだまだ狙っている航空会社も多いのは事実ですが）。
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