2路線目になる北京首都航空の関空線
経営難が続いている海南航空グループの「北京首都航空」が、2023年12月23日から、新たに関空~合肥~石家荘線を開設するコトが、関西エアポートから発表になりました。
ひとまず具体的な運航スケジュールは、こんな感じ。
- JD616 関空15:50→18:30合肥20:00→石家荘21:50|火・土曜運航
- JD615 石家荘 07:55→09:35合肥11:10→関空14:50|火・土曜運航
週2往復での運航。
予定機材は、1クラス174席を擁するエアバスA320。
「北京首都航空」の関空発着便は、杭州線(週5往復運航)に続く2路線目。
また関空発着で、合肥への路線は唯一の路線と言うコトになるので、関空発着の路線網がまた1つ、増えると言うコトになりそうです。
良く分からない海南航空グループ…
今一つ、どうなっているのかが分からない「海南航空」グループ。
中国国際・中国東方・中国南方航空のBIG3に続く中国の航空グループではありますが、手広くやり過ぎた反動もあって、グループ全体が瀕死状態になり、法的整理が行われ、2021年に航空事業は遼寧方大に410億元(約7,300億円)で譲渡したまでは良かったが、その後の動きはあまり伝えられてこず…
ただひとまず航空事業の運営は傘下のグループ会社を含め、継続されており、とりあえず少しずつ路線網を拡大させていこう…と言う段階なのだと思いますが…
で、傘下の「北京首都航空」。
こちらもまた良く分からない。
名前は“北京首都”。
確かに北京大興空港を拠点にしていますが、国際線はマレ便のみ。
その他の国際線は、南京・杭州・上海・青島発着。
ただ何気にマドリードやリスボン線を運航していたりするんですよね。
逆にアジア線は、関空・仁川・バンコクとモルディブぐらいしか飛ばしていない…と言う、また良く分からない展開。
まぁ、グループでの動きもあるんで、単独での路線展開だけを取り上げるのは間違っているのかも知れないけれど、やはり今一つ、どう言う展開を描いているのかが、読めない航空会社だなぁ…と。
ってか、今回開設になる合肥経由の石家荘便もまた良く分からないけれど。
合肥は南京に近い場所。
石家荘は北京にやや近い場所。
経由便で飛ばすほどかな…と言うのが、正直な感想だったりするけれど。
かつて関空~石家荘便は運航があったけれど、単独で厳しかったので、合肥をくっつけてみた…と言う感じなのかな?
海南航空グループが強くなってくれると、やっぱり安い運賃の航空券も出やすくなるだろうから、まだまだ踏ん張って欲しいところでしょうか。
個人的にはマイレージがもう少し使いやすくなればいいのですがね。
一応、アラスカ航空などとも提携があるだけに。
内陸部路線が少ない関空…
最近、また就航する航空会社が増えている関空。
元々、東アジアとLCCには強いイメージがある空港ですが、何気に中国の沿岸部以外への路線と言うのは、多くない。
ハルビン・瀋陽・成都ぐらいでしょうか。
今回、路線ができる合肥・石家荘も海がある市ではないけれど、沿岸部までは行きやすい都市圏ですしね。
西安・重慶・昆明あたりにも路線があると、グッと色々行きやすくなる感じがあるけれど、ありそうでないんですよね…
特に西安なんかは、路線が開設されてもおかしくなさそうな気はするんですけれどね。
こんばんは
関空って確かに聞いた事ない(自分が無知なだけかもですが)中国路線が多いイメージですね。
LCCと中韓が多いですし。
逆に長距離ビジネス路線は少ないですよね。
増えてるとはいえ、成田・羽田に比べたらかなり貧弱ですが、そもそも関空って長距離の需要あまりないんですかね?
しげさん
コメントありがとうございます。
長距離線需要は少なくはナイんでしょうが、やはりビジネス客需要が弱いんでしょうね。
客単価が安いから、長距離分のコストが賄えないって感じなのだと。
中東系が関空に戻って来て、そちらに長距離線需要も向かうでしょうから、
今後、なかなか関空発着の欧米線とかの直行便が増えるのは難しくなるかも知れませんね。
個人的には、ピーチ以外の日系航空会社が、関空発着路線の短距離国際線を、増やさないのも謎ですが…
たびかずさん
確かに日系、特にANAは国際線は成田と羽田以外見てませんよね。。