北陸新幹線、敦賀までのダイヤ発表!
JR各社が2024年3月に行う予定のダイヤ改正の詳細を発表しました。
金沢~敦賀間の延伸が同時に行われる北陸新幹線。
既に運行本数などは種別で発表になっていましたが、改めて詳細な発車時刻なども発表に(JR東日本プレスリリース・JR西日本プレスリリース)。
ひとまず具体的な北陸新幹線敦賀延伸の詳細は、こんな感じ。
- 種別別運行本数
かがやき…1日9往復
はくたか…1日5往復
つるぎ…1日25往復 - 最速達列車の所要時間
・東京~芦原温泉/ 福井…2時間51分
・東京~敦賀…3時間8分
さらに詳しく見て行くと、こんな感じ。
種別 | 本数 | 停車駅 |
かがやき | 5往復 | 上野*・大宮・長野・富山・金沢・福井 |
2往復 | 上野・大宮・長野・富山・金沢・小松・福井・越前たけふ | |
2往復 | 上野・大宮・長野・富山・金沢・加賀温泉・芦原温泉・福井 | |
はくたか | 2往復 | 上野・大宮・高崎・長野~各駅 |
2往復 | 上野・大宮・高崎・長野・上越妙高~各駅 | |
1往復 | 上野・大宮・高崎・軽井沢・長野~各駅 | |
つるぎ | 5往復 | 富山~敦賀|新高岡・金沢・福井 |
13往復 | 富山~敦賀|各駅に停車 | |
4往復 | 金沢~敦賀|福井 | |
3往復 | 金沢~敦賀|各駅に停車 |
*一部の列車は通過
こんな感じ。
具体的なダイヤを見てみると、「かがやき」で小松・越前たけふに停車する2往復のタイプは、東京発6:16と19:56。
最速達タイプで上野を通過タイプは東京7:20発の「かがやき503号」で福井着が10:11。
加賀温泉・芦原温泉に停車する2往復のタイプは、東京発9:20と10:22と完全に観光需要に振り切った感じ。
で、「かがやき」は東京発10:22~16:24の間はナシですね。
速達・観光需要・関西圏向け…とそれぞれの特色が、他の新幹線よりも色濃い感じがするダイヤですかね。
つるぎ・かがやき・はくたかの接続は今一つ?
福井側からの需要にどう答えるのか…と言うのを見てみると、敦賀・越前たけふ・福井・小松からは敦賀06:11発の「かがやき502号」だと東京発は9:32。終電は敦賀20:11発の「かがやき518号」で東京着は23:32。
芦原温泉・加賀温泉からの利用だと、敦賀発08:15の「かがやき506号」で東京着が11:36。終電は敦賀発15:04の「かがやき510号」で東京着は18:28。
芦原温泉・加賀温泉は、やはり東京への直通便だとかなり時間が限られる感じ。
東京発でも敦賀発でも到着が正午前後になっちゃうから、その日の観光は、かなり限定的になりそうですね。
残念なのは、金沢や富山での「つるぎ」との接続が今一つなところ。
せめて金沢で各駅に停車するタイプの「つるぎ」と、10分以内ぐらいで接続するのであれば、まだ乗り換えて利用しやすい気はするんですけれど、それも案外、まちまちな感じなのが、ちょっと残念(接続が良い列車がない訳じゃないが、そう多くない気がする)。
まぁ、そもそも「つるぎ」は関西圏を意識した種別なので、東京方面との接続を第一にしている訳じゃないから、さすがに無理があるんでしょうが。
ハピラインは攻めたダイヤを発表!
北陸新幹線の延伸開業に伴って、在来線区間は第3セクター鉄道に移管されますが、既存のIRいしかわ鉄道と新設のハピラインふくいで、両社ともにダイヤ改正の内容が発表になっています。
IRいしかわ鉄道線は、そこまで変更がないかな?と言う感じ。
大きいのは松任~加賀笠間に西松任駅が開業するコトでしょうか。
一方のハピラインふくいは、既存ダイヤよりも29本増便(うち9本が快速運転)と言う内容。
敦賀駅でのサンダーバード・しらさぎとの接続(特に朝・夕時間帯)は、かなり短時間での接続を目指すダイヤになっている感じ。
確かに福井ならば、新幹線に乗っても時短効果はそこまでナイのに運賃だけが跳ね上がるので、この辺りの需要も狙っているんでしょうね。
関西圏からだと知名度的に需要は弱いのでしょうが、福井県民への訴求は高そう。
ただ快速運転を実施するとのコトですが、停車駅はまだ不明。
福井~敦賀間での快速のようなので、鯖江・武生ぐらいなのかな…?
まぁ、今後、さらに詳細が発表になると思うので、それを楽しみに待ちたいかな…と。
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