「JAL」が、「JAL MaaS」(経路検索サービス)で羽田と伊丹空港を発着する一部の空港アクセスバスとの連携を2023年8月1日からスタートさせました。
具体的な内容は、こんな感じ。
- 羽田空港発着京浜急行バス
・販売内容(片道乗車券)|
・羽田空港~横浜駅(YCAT)
・赤レンガ倉庫/みなとみらい地区/山下公園→羽田空港
・マイル積算数|大人20マイル(小人10マイル)
・実施期間|2024年3月31日まで - 伊丹空港発着阪急観光バス*
・販売内容|
・伊丹空港~大阪市内線(梅田・上本町・難波・阿部野橋(天王寺))
・スマホ回数券(6・11回)・2回分乗車券・片道乗車券**
・有効期間|購入日より6カ月
・マイル積算数|回数券11回券80マイル・6回券40マイル・2回分乗車券10マイル
・実施期間|2024年3月31日まで
*共同運行会社…阪神バス・近鉄バス
**片道乗車券はマイル積算対象外
空港から目的地までの移動をシームレスで繋げて行くサービスとしての「JAL MaaS」。
あらゆる交通モードと連携して出発地から目的地まで、ストレスフリーな移動を…と言う流れの中でのサービス拡充と言う形。
航空会社としては初めてとなる京浜急行バスとの連携。
同様に航空会社としては初めてとなるバスのスマホ回数券の販売になります。
また「JAL MaaS」利用時にキャンペーンへ応募した人の中から抽選で100マイルをプレゼントする“夏のマイルプレゼントキャンペーン”も2023年8月31日17:00までスタートさせました(対象人数は、2,000名)。
鉄道・バスとのコードシェアの方が分かりやすいが…
個人的には…
まだ空港バスですら連携していなかったんだ…と言う感じ。
寧ろ、そこからスタートでは?と言う気もするんだけれどもね。
でも、「MaaS」として拡大するのではなく、アクセスバスにJAL便名を付与する形で連携すると言う形の方が、利用者としては分かりやすい気もするんだよなぁ…と。
JALのアプリ内にアクセスバスのQRコード乗車券を出せるようになれば、アクセスバスにJAL便名を付与するコトも難しくはなさそうな気はするし、海外ではバス・鉄道に航空会社の便名が付与されると言うケースは珍しくもない訳だから、できる話だと思うんですけれどもね。
鉄道だとなかなか多岐に渡るから難しいのかも知れないけれど、バスだとそこまで行き先も多岐に渡りませんしね。
鉄道だって、南海は既にQRコード乗車券システムをデジタルきっぷなどで実装しているから、ラピート限定・線内完結とかならばできそうな気もするんですけれどね。
なぜ日本ではそうした形でのシームレスな連携が行われないんだろう…とすら。
この先、MaaSはどう広がって行くのかが分からない…
まぁ、こうした新しいシステムはスグに広がる訳でもないのも事実だとは思う。
ただあまりにも現状だと「MaaS」って意味をなさない気がしてならない。
それは「JAL MaaS」に限らない話だけれども。
SuicaなどのIC乗車券が広がりすぎてしまって、最早、そこまで日本だと「MaaS」が意味をなしていないのでは?と言う気すら。
まぁ、あくまでもJALは航空会社だし、他のアクセス交通は別会社なので、スグにJAL単独で取り組める話でもないのは事実だろうけれど。
この先、どう言う形で「MaaS」を発展させていくつもりなんだろうなぁ…
コメントを残す