暖かい日。
いや、寧ろ、暑いぐらいで、ホントに12月なん?
高松空港、施設利用・保安サービス料徴収へ!
香川県の「高松空港」が、国際線の乗客からPSFC(旅客施設利用料)とPSSC(旅客保安サービス料)の徴収を、2024年3月31日以降に発券される航空券から開始するコトを、2023年12月8日、発表しました。
具体的に徴収される金額は、以下の通り。
大人 | 小児 | |
旅客施設利用料 | 540円 | 270円 |
旅客保安サービス料 | 250円 | 250円 |
それぞれ税込みの金額。
徴収方法は、航空券に含め、運賃と同時に徴収するとのコトで、別途、空港などで支払いが必要なる訳ではない。
旅客施設利用料は、ターミナルビルを安全かつ快適に利用するために、施設・設備の維持管理・改修に充てるとし、旅客保安サービス料については、航空保安検査装置の維持管理・改修に充てられるとのコト。
何も変わらなさそうなのに、利用料?
高松空港は、国管理空港としては、仙台空港に続いて2018年4月1日に民営化され、三菱地所などが設立した特別目的会社の高松空港会社が運営している。
ただ既に、改修工事は行なわれており、国際線搭乗待合室のバリアフリートイレの新設工事や、国際線保安検査場の拡張などが実際にもうまもなく供用される予定(トイレは12月13日~、保安検査場の拡張は12月20日~)で、今後、何か新たに整備される計画は特に発表されていない状態。
なのに施設料を新設するのか?と言う感じ。
サービスが良くなるならば、全然、アリだとは思うんだけれど。
もちろん、サービスの維持・管理費は今後も必要になって行くのでしょうが…
そもそも高松空港の国際線は、現在、
・ソウル線|AIR SEOUL…1日1往復運航
・台北線|チャイナエアライン…週4往復
・香港線|香港エクスプレス…週3往復
・上海線|春秋航空…運休中
の3路線しか稼働しておらず、1日最大2往復が飛ぶだけ。
もちろん、そんな状況なので、ターミナルビルの国際線向けの施設も待合室・免税店(1店舗)・トイレ・喫煙所ぐらいしか設備はない。
そんな施設に、旅客施設利用料払うの?と言う感じしかしない。
それならば、国内線の利用者に対しても徴収しないと、不公平感があるような…と。
要するに取りやすいところから取った。
そんな感じでしょうか。
取りやすいのは事実だけれど…
まぁ、民営化したと言うコトは、そう言うコトでもあるよね…と。
赤字になる訳にも行かないし、利益を追って行くのは当然の話。
その中で国際線の施設利用料などは取りやすい部分なのだから。
ただ…
なんか安易な感じにしか思えないし、それで施設を“こう言う風に良くして行きます!”と言うのであれば、全然、理解できるけれど、そんな計画がある訳でもなく、しかも、そもそも改良するだけのハードがないんだから…
なんか釈然としない部分がある。
旅客としては、逃げられないモノだし。
ただこれからも、同様の流れは増えて行くだろうし、1度、設けられた設定は廃止されるコトはなく、値上がりするだけなんだろうなぁ…と。
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