東京~立山(室堂)までの直通バスが、夏季限定で運行に!

起きたら立山!の直通バス運行へ!

「東急トランセ」「西武観光バス」ならびに「富山地方鉄道」が、2023年7月14日~8月31日までの期間限定で、東京駅~立山(室堂)間を直通で結ぶ高速乗り合いバスの運行するコトを発表しました。

東京側は、渋谷・新宿・池袋にも停車する形で、標高約2,450mに位置し、立山連峰への登山口としても知られている立山エリアの室堂まで、ダイレクトに結ぶ路線。

ひとまず発表になった運行時刻は、こんな感じ。

東京~立山・室堂|高速バス
  • 東京駅→室堂
    東京駅(丸の内口) 20:40
    渋谷駅(フクラス9番) 21:15
    新宿駅(東急歌舞伎町タワー) 22:00
    池袋駅(池袋駅東口) 22:30

    弥陀ヶ原 06:45
    天狗平 06:56
    室堂 07:00
  • 室堂→東京駅
    室堂 12:00
    天狗平 12:04
    弥陀ヶ原 12:15

    池袋駅(池袋駅東口) 20:15
    新宿駅(東急歌舞伎町タワー) 20:35
    渋谷駅(フクラス9番) 21:05
    東京駅(丸の内口) 21:30

上記の通り、東京発が夜行便で立山発は昼行便。

東京駅が夜行便なので、登山などでは前入り宿泊がこれまでは必要だったが、それが不要になるほか、直通運転なので、乗り換えが不要になるなど、かなりアクセスが容易になりそう。

運行会社は、3社のいずれかになる予定で、現時点では未発表。

料金は、片道東京発が大人16,000円~19,000円。
立山発が11,000円~13,000円となっており、バス車内での精算の場合は、一律で20,000円。

予約開始日は現時点では未発表だが、6月下旬から発売開始予定とのコト。

 

夜行バスで登山は、やっぱりしんどい?

なんか久しぶりに面白そうな路線だなぁ…と言うのが、正直な感想。

もちろん、直通で到着してしまうコトで、旅の“移動する”と言う醍醐味はなくなってしまうけれども、バス路線ならではの機動力を生かした路線だな~と言う意味で。

眠りながら移動して、起きたら目的地。
しかも標高が一気に2,450mですからね。

考えただけでもテンション上がります。

逆に、確かに道路は繋がっている訳で、今までなかったのも不思議な感じはします。ツアーバスはあったにせよ。
まぁ、富山地方鉄道としては、本業である鉄道利用を促したかったでしょうから、今までは及び腰だったのでしょう。
逆に言えば、今回、方針転換したと言うコトなのかな?なんて、ちょっと思ったりもしますけれどね。

ただ登山目的での利用だとすると、夜行便で向かって、そのまま山に向かうと言うのは、体力的にどうなのかな?

バス自体、3列シートだとしたら、まだ両隣が広く使えるけれど、4列シートだと、さすがにその足で登山となると、ちょっとしんどさが残るような気もするし。

この辺りは、個人差も出て来そうな気はしますけれど。

直通できるバスは、やっぱり魅力!

都市間バスもそうですが、鉄道主体の旅では不便な所を突いてこれるのがバス路線の長所。

立山はさすがに日本でもメジャーどころですが、まだまだ大都市圏からダイレクトでは行きにくいスポットと言うのは、存在していると思うので、どんどんそう言うバスが出て来ると、また面白くなってくるのになぁ…と。

ただやはりネックになるのは、確実に見込める需要かどうかと言う点。
今回の東京~立山線は夏季限定での運行ですが、通年運行の路線であれば、やはり確実にどれだけ需要があるのかを、読み切るのは至難の業。

もちろん、路線を開設して、徐々に育てて行くと言う考えもありますが、なかなか今のご時世では、そこまでじっくり育てると言うのも難しいのかと。

 

先日利用した渋谷発で八王子を経由して金沢・加賀温泉にまで行く路線も、そんな感じだったなぁ…と。

金沢までは底堅い需要があるのでしょうが、その先、松任・小松・加賀温泉までと言うのは、やはり需要が細い感じ。

金沢までの需要があるから、なんとか運行が継続されている感じがありましたが。

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