入りにくいけれど一般客もOK!
伊丹空港で営業しているレストランの「オアシス」が、2022年9月30日を最後に閉店するコトが告知されました。
特に会社のWEBなどでは明らかにされていませんが、店頭に告知が出ている状態。
「オアシス」。
空港の従業員向けのレストランとしてスタートし、現在は、一般客も利用できるお店。
だが、恐らく、今、日本の空港では最も入りにくいレストラン。
何と言っても特に外向けに告知がある訳でもなく、そして一般客が通るような場所にある訳でもなく、さらに奥まった場所にあるのに「関係者以外立入禁止」「運客乗務員更衣室」などと書かれた分厚い扉の先にありますからね。
一応、扉の上部には「OASIS」の表記はありますけれど、そもそも空港内のマップを見ても、どこにも載ってませんからね。
ホント、知っている人には有名だけれど、知らない人がほとんど…と言う感じのお店。
今でも利用者の多くは空港職員やCAさんなどじゃないのかな?と言う場所。
1959(昭和34)年4月に、従業員向け食堂の営業が、当時の大阪空港内に朝日ビルディング(朝日新聞社グループ)によってスタート。
その後、大阪国際空港に改称され、国際線も就航。
1994年に関西国際空港が開港したコトで、国際線がなくなり、2016年には民営化。
ただ今でも国内線の離発着で賑わう空港で、2020年にはリニューアル工事が完了し、グランドオープン。
まさに伊丹空港の歴史を見て来たようなお店だったりするのですが、長い歴史に今年、幕を閉じると言うコトに。
値段も手頃で、「空港」を味わえるお店
このブログでもちょっと前に1度、取り上げたコトがある。
2020年に訪問した時の記録なので、ちょうど伊丹空港のリニューアル工事が完了してから訪れた時の話だ。
空港自体がリニューアルされ、お店自体もキレイになったとは言え、店が持っている空気や利用者層と言うのは、そう簡単には変わらず、
「変わらないなぁ」
と安心したのですけれどね。
自然と耳に入って来る空港で働いている人たちの会話。
フラッと休みに来ているCAさん。
そうした中で、食事が取れると言うのは、なかなかナイ話でもあり、空港や飛行機、そして旅が好きなボクからすれば、まさに居心地の良い場所だった。
まさに“空港を味わえるようなお店”。
しかも従業員向けの食堂としても現役なので、お値段も安く、空港価格になっていないと言う神のようなお店だったのですけれどもね…
いや…
率直に残念な気持ち。
別に伊丹を毎回、利用している訳じゃないし、往路だけ空路と言うコトもあったりするので、度々、利用できる訳じゃないけれども。
こうしたお店があるのが、伊丹らしいなぁ…と、何となく思ったので。
しかも空港のリニューアルを乗り越えていたので、存続するだろうなぁ…と思ってもいたので。
閉店になる理由は、何なのだろう?
そして他に従業員向けの食堂ができるのかな?
そうでなければ、かなり働いている方からすれば負担になるようにも思うけれど。
朝食もやっているよ~
長い歴史を持つお店だけに、知る人ぞ知るお店だけれど、1回は利用したコトのある人と言うのも少なくはないかと。
9月末までの営業なので、日にちもまだあるし、寄ってみたい!と思う人もいるでしょうね。
ただやはり一般客も受け入れているとはいえ、元々は、空港のマップにすら載っていない向け。
あくまでも主顧客は、空港従業員。
せめて邪魔にならない時間帯での利用を心掛けたいですね。
幸い、朝も早くから開いていて(営業時間は6:00~19:00)、朝食メニューもあるので(一部のメニューについては7:00~)、そうした時間帯を狙うのもアリかなぁ…と。
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