観光地化していない京都が楽しい。

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元々、一時、京都に住んでいたコトがあるのですが、それでも京都の寺社仏閣とかって、巡り切れていない。
それだけ多くのスポットがある。
だからこそ、複数回訪れても面白いのですが、さらに観光客が行かないスポットも数多いので、それを探すのも面白い街だと思うんですよね。

コロナ禍で、旅先でも蜜を避けたい人には、案外、おススメのような気がする街だったり…

京大横の自然スポット~吉田山にある吉田神社

30分~1時間ぐらいだけ時間ができて、ちょうど百万遍界隈にいたので、吉田神社にお詣りに。
末社も合わせてちゃんと回るには、やや時間が足りないので、とりあえず、本宮だけ…ですが。

百万遍から1つ南に下った所。
つまりは京大の吉田キャンパスの先にあるのが、吉田山。

 

“山”と書いたけれども、標高自体は高くなく、東京タワーよりも低いので、丘と言った方がイイのかも知れない。

実際、裏側の神楽岡近辺から入ると、さらに標高を感じるコトはないのですが、京大の吉田側から入ると、一応、“山”に見えると言うぐらい。

実際、標高は105メートルしかないから、ちょっとしたビルよりも低いのかも知れないですしね。

しっかりとした鳥居があり、参道があり、その先に本宮に続く階段がある。

そこそこ段数はあるけれども、急な感じでもなく、大変緩やかな階段。
そして、その階段を上りきると、吉田神社の本宮や神楽殿のある場所になる。

元々、この辺りに住んでいたコトもあって、好きな空間なのだけれども、この階段を上りきると、一気に雰囲気が変わる。

山に包まれると言うか、森に包まれると言うか。
ホントに単に階段を上っただけで、左京区の真っ只中なのに、一気に変わる感じ。

それが個人的には好きだったりする。
そしてそこにあるのが、本宮で、そこに広がるのは、木々の緑と朱色のコントラスト。

時々、近くの幼稚園の子供たちの声が聞こえるぐらい。
参拝されている方も、地元の方がメインだし。

由緒正しきスポットだけれど、観光客はごく僅か

吉田神社って、旧社格は官幣中社(現在は神社本庁別表神社)。

由緒ある神社なのに加え、江戸時代には吉田家は全国の神社の神職の任命権などが与えられており、神道界においては、大きな権威を持っていた訳で、もっと人が訪れてもいい場所だと思う。

でも、毎年の節分会ぐらいしか、多くの人が集まるコトはなく、お菓子に因んだ菓祖神社や、料理の神様である山蔭神社など、その界隈では知られているけれども、観光客が来るような場所にはなっていない。

本宮の奥にある大元宮なんかは、写真映えもしそうなんですがね。

竹中稲荷神社なんかも朱色の鳥居が並んでいたりするし(特に桜の時期がステキな場所です)。

なんで人気ないんだろう?と言うぐらい。
もう少し、訪れる人が多くても良さそうなんですがね…

銀閣寺とセットで巡るコトも出来るし、神楽岡からならば真如堂と組み合わせるコトもできるのに。

まぁ、観光客があまり来ないからこそ、静かな境内で、山の中に包まれる感覚を得られる訳ですけれどね。

観光地化しない京都もある

でも、別にそれって吉田神社だけの話じゃないんだろうね。

ホント、京都には数多の寺社仏閣がある。

その中で観光客を集めているのは、ごく一部にしか過ぎない。
名前も知られていないスポットは、地元の人に愛されて、今も静かなスタイルでお詣りができる。

観光地化するのが悪いとは言えない。
だけれども、観光地化しないスポットとの差は何なんでしょうね。

そして、観光客が多くないスポットが今もまだ、数多くあるからこそ、京都は面白いんですよね。

1度や2度だけでなく、何度となく足を運べるので。

なんか吉田神社の本宮を眺めながら、そんなコトをぼんやりと思っていたり。

まぁ、そんなボクも今は単なるミーハーな観光客なんですけれどもね。

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