バスターミナルに程近い共同浴場
草津のバスターミナルから一番近い「共同浴場」が、「瑠璃の湯」。
バスターミナル前の交差点を渡って、湯畑方面に進んですぐ左側にあると言う好立地の「共同浴場」です。
が、その割に入りやすそうな雰囲気が出ていないと言う「共同浴場」。
多分、建物を改築すれば、一気に入りやすくなるのでしょうが、外観からはちょっと年季の入った銭湯の様に見えてしまいます。
あと建物が通りに面しすぎていて、特にちょっとしたスペースがないと言うのも、入りにくさを出してしまっているのかも。
“昭和”感が、不思議なほどに漂っているんですよね。
もう平成も終わって、令和ですが。
その“昭和”感が好きかどうかと言う話人もなるのかも知れませんが(つまり昭和世代なら、すんなり受け入れられるかと思います)。
別にだからと言って、入りにくい訳じゃない。
寧ろ、立地的に考えても、利用しやすい「共同浴場」だとは思います。
サクッと入るにちょうどいい浴場
早速、中に入ってみるコトにします。
外観はちょっと年季が入っていますが、中はやっぱりここも手入れがしっかりなされていて、清掃とかもちゃんとされているので、建物の古さに対してはキレイです。
整然としていると言う感じ。
他の「共同浴場」では見掛けそうで見掛けなかった体重計が置いてありました。
ついこう言う場所に体重計があると、乗ってしまう訳ですが、草津に来て、2kgばかり痩せました。
温泉効果…
でしょうかね。
特に運動をしている訳でもなく、「共同浴場」に入りまくっているだけなんですけれどもね。
さて、脱衣所から湯船に。
先客がいました。
地元の方みたいでした。
挨拶をして、早速、湯船に入ってみます。
ちょっと高い場所に窓があるからか、結構、中は明るいです。
湯畑源泉の「共同浴場」ですが、湯温は草津にしてはやや温めと言う所で、45℃と言った所。
ある意味、昼下がりにスパッと入るには、ちょうど良い温かさと言う感じかも。
立地的に、バスターミナルから湯畑方面に向かった所にありますし、おみやげ物を買うのもスグ。
湯温的にも、やや温めなので、サクッと入って、次のスポットに向かうと言う使い方が出来そうな、そんな「共同浴場」と言う感じで、おススメだな…と。
ケロリンがっ!
そう言えば、館内に「ケロリン」の桶がありました。
草津に来て、初めて見ました(その後、幾つかの「共同浴場」でも見ましたが)。
銭湯と言えば、「ケロリン」。
お風呂と言えば、「ケロリン」。
そう無意識の中に埋め込まれている感覚って、ホントに凄いなぁ…と。
だってそもそも、そこまで良く知らない企業だったりするのに(因みに、薬品メーカーです)、“銭湯と言えば、ケロリン”と、思うぐらいに刷り込まれていますからね。
この刷り込みによる知名度と言うか、宣伝効果と言うのは、絶大なモノがある様に思えますね。
まぁ、逆に言えば、「ケロリン」を見ると、温泉と言うよりも“銭湯”と言う感じがしなくもないけれど。
でも、昭和の香りが残る「瑠璃の湯」には、妙にしっくりと来る感じでしたけれど。
そして、その昭和の香りが、不思議と居心地の良さすら感じさせてくれる「瑠璃の湯」でした。
★★★「共同浴場」利用時の注意★★★
草津温泉には、現在、19カ所の「共同浴場」があります。
過去には観光客も利用が出来ましたが、「大声を出す」「備品を持って帰る」などの入浴マナーの悪さが目立ち、観光協会の公式WEBサイトに記載があるのは、「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3ヶ所のみになってしまいました。
「共同浴場」自体、町で管理しているのではなく、地元の方々が管理しているモノなのですが、元々、草津温泉には、「もらい湯」と言う文化があり、マナーを守って「もらい湯」の精神を持って、地元の方々への最大限の配慮を忘れずに利用すれば、入浴自体は可能と言えるかと。
マナーとしては、以下の通りかと。
・浴場内での清掃/整理/整頓を心掛ける
・浴場内での飲酒/飲食などはしない
・自分のゴミは持ち帰る
・大声で話すなどは止める
・タオルは持参し、浴槽にはつけない
など、当たり前のコトに加えて、
・他に入浴客がいたら、挨拶をする
・湯の温度を下げたい時は、他の入浴客の許可を得て、次の方の為に下げ過ぎない/水を出しっぱなしにしない
・浴室から出る際は、脱衣所を濡らさないように体を軽く拭く
・開館時間は守る
・ほとんどの場所で駐車場がないので、車での利用は避ける
などは守って、地元の方に迷惑が掛からないように利用するように、心掛けましょう。
「瑠璃の湯」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津54
営業時間:24時間オープン
アクセス:バスターミナル前の交差点を湯畑方面に歩いて左側スグ。
浴場の前がこぎれいな靴屋のアルカヤ靴店さん。
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