山形新幹線と「スーパーあずさ」にもWi-Fi整備!
今年は、日本の公共交通機関におけるWi-Fi元年なんだろうか…
1月に『東海道新幹線にも誰でも使えるWi-Fi導入へ!』と言う記事を書いたのですが、この春から先行するJALに続いてANAも国内線の機内Wi-Fiが無料化に(昨日の『ANA、春から国内線の機内Wi-Fi無料化と新サービスはアリか?』参照)。
そして次は、JR東日本が無料Wi-Fi導入の時期を早めると共に、対象路線と列車を増やすコトが発表になりました。
まず新たに車内Wi-Fiが利用出来る様になるのは、1路線と1列車。
・山形新幹線…2018年度から車両改修を開始し、2019年度には全車両でのサービスを開始
・スーパーあずさ…E353系(新型車両が対象)で、2018年12月から車両改修を開始し、2019年12月中には全編成でのサービスを開始
本数が多い“スーパーあずさ”への導入は嬉しい人も多そうですね。
導入予定を前倒すのは、新規で導入が発表になった山形新幹線以外の各新幹線。
東北・北陸・秋田新幹線のE5/E6/E7系が対象で、2018年夏からの改修を始めるとしていたのを、2018年5月から改修をスタートさせ、順次、サービスを開始するとのコト。
上越新幹線のE7系については、2020年までの新車投入に合わせてのサービス開始になるみたいですが、それ以外では2019年5月までに全編成でのサービス開始まで前倒しに。
残念ながら新幹線の場合、利用する車両がWi-Fi導入済みかどうかが時刻表やWebでは分からないので、全編成に導入されるまでは、利用出来るかどうかは“運”に近い感じがありますけれどもね。
日本人でも利用可能です!
今回のサービス拡大と前倒しは、“JR-EAST FREE Wi-Fi”としてサービスされる訳ですが、一応、何故か発表になっているプレスリリースでは、
『訪日外国人のお客さまに向けた無料公衆無線LANサービス提供の拡大について』
となっています。
でも、この“JR-EAST FREE Wi-Fi”、日本人の誰でもが利用できます。
必要なのは、メールアドレスの登録だけで、別に、フリーメアドでも問題なし。
何故、プレスリリースがこの題名になっているのか、頭を捻るばかり。
確かに外国を旅行しているとWi-Fiがナイのは、不便で仕方がないですが、それでも自国民の方が利用者は多いのは明らかなんですけれどね。
ここまで堂々と訪日外国人と銘打つと、寧ろ、JR東日本的にはあまり日本人には使って欲しくないんだろうか…と勘繰りたくなるぐらいデス。
因みに、1回の接続で3時間までは利用が可能ですが、1日に何度も利用が可能だったりします。
不便な所としては、1度の登録で3週間しか持たないと言う点でしょうか。
まぁ、確かに訪日外国人に向けてならば3週間もあれば充分なのでしょうが、3週間が過ぎると登録情報が消されるので、再登録が必要になります。
日常で利用する人からすると、面倒ではありますね。
[amazonjs asin=”B005WP2SEE” locale=”JP” title=”トミカ ロングタイプトミカ No.132 E5系新幹線 はやぶさ”]利用出来る所は、案外、限定的。
利用可能な駅はこれからも広がって行くだろうし、そこそこの駅をカバーしているのですが、駅の中でも利用可能なエリアが案外限られていると言うのも、難点かも(最新の利用可能場所の確認と利用ガイドはコチラから)。
JR的には切符売り場などをメインに整備をしている感じがあるのですが、ホーム上はあんまり熱心じゃないみたい。
電車に乗る時とか、その駅に降りた時スグとかでもWi-Fiって欲しいモノなんですけれどもね。
せめて新宿とか東京駅とか、ホントにメジャーなターミナルぐらいは、ホーム上もしっかり整備してくれればいいのだけれど。
また、元々、成田エクスプレスでは車内でもWi-Fiが出来たのだけれど、有料の特急ぐらいはもう少し使えて欲しいと言うのも本音ですが、これは今後、ゆっくり展開されて行くのでしょうね。
それにしても、そもそも山形新幹線とかって、何で、前回の発表時に整備の対象に入っていなかったのでしょう。
寧ろ、そっちの方が、謎。
「スーパーあずさ」にしても、新型車両が導入されたのは、最近の話。
その時に、同時に整備しておけば良かったのに…と。
あらためてJR東日本のWi-Fiサービス整備への消極的な部分が感じられる一面だったり。
そんなJR東日本が重い腰を上げたのは、今後の公共交通機関のWi-Fi整備に向けては、かなり前進と言う感じに思えるけれど。
にほんブログ村→他の人の旅ブログも見てみよう!
コメントを残す