H.I.S澤田会長、最大半年間の1人旅に出る!

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H.I.S澤田会長が最大半年間の1人旅へ!

旅行業界の大手であるH.I.Sの創業者であり現在も会長兼社長を務め、長崎の「ハウステンボス」の社長やモンゴルのハーン銀行やHS証券、キルギスコメルツ銀行などを束ねる「澤田ホールディングス」の会長も務めている澤田 秀雄氏が、来年の3月から、3ヶ月~半年の期間で、世界旅行に1人で出るコトが明らかに。

基本的には、視察が目的らしいのですが、特に秘書とかが同行する訳でもないらしいデス。

EvgeniT / Pixabay

H.I.Sと言えば、海外旅行分野においてはトップクラスで、上場企業。
そのトップが長期間に渡って不在になると言うのは、極めて異例のコトだろう。
しかも、H.I.Sに関して言えば、澤田氏は現在、会長であると同時に、社長も兼務している訳だから、なおさら、異例の話と言えるのは間違いがない。

そもそもH.I.Sとは?

元々、澤田氏率いるH.I.Sは“格安旅行”の先駆者として躍進を続けて来た企業。

澤田氏自身も、学生時代には、バックパッカーとして世界を旅していた訳で、今回の世界旅行は、いわば、“原点回帰”と言える様な形なのだと思う。

澤田氏に関する著書は幾つか出ているけれども、読みやすいのは本人が書いている『HIS 机二つ、電話一本からの冒険 (日経ビジネス人文庫)』やハウステンボス再建辺りを中心にまとめた『H.I.S.澤田秀雄の「稼ぐ観光」経営学 (イースト新書)』辺りかと思う。
それぞれ文庫版と新書版なので、気軽にサクッと読める感じがあるので。

それらの本を読んでも、やっぱり常識的な考えの先を読める人なのだとは思う。

でも、今回の話は、さすがにびっくりである。

旅行業界、変革の時だからこそ

そもそも、澤田氏が旅に出ようと思うのは、何故なのか。

別にここから先は憶測にしか過ぎない話なのだけれども、そもそもH.I.Sのビジネスモデルが限界に来ているというのがあるのではないか。

そもそも格安航空券の販売と言うのは、各航空会社がネットを利用しての直接販売がメインになりつつある今、下火になって来ているビジネスである。
それをこの先伸ばしていくというのは、最早、考えにくい。

H.I.Sは航空券の販売だけでなく、ツアーも数多く販売しているが、コチラも何かに特化したツアーでなければ、これからは個人旅行への移行が明らかだろう。

つまりは「旅行会社って必要なのか」と言う話になってくる。

abendani / Pixabay

もちろん、H.I.Sも手をこまねいている訳ではない。

Surprice!」と言う別個の航空券販売のサイトも運営し始めている。
クルーズやスタディツアー、登山ツアーなど、特化しつつ付加価値のあるツアーも取り扱っている。
アジアアトランティックエアラインズと言うチャーター専門の航空会社も持っている。
海外の支店網も日本の旅行会社の中では、他の追随を許さない店舗網がある。

色々と手を打ってはいるけれども、まだまだ収益の柱になっていないと言うのがあるのだろう。

ホテルも何軒か持っていて、これから拡大を目指していく方針なので、スカイマークを手放していなければ、集客→輸送→宿泊まで一貫して行えたのになぁ…とつい思ってしまったりはするけれども。

まぁ、インターネットが普及して、旅行業界も変革の時期にあり、それに何としても対応していく必要があると言う表れなのではないか。

個人的な感想として言えば、こうした柔軟な考えを実行に移せるトップと言うのは、やっぱり凄さがあると言いたくはなる。

それは創業者だからこそ出来る話なのかもしれないけれども、やっぱり現場を自分の目で見ながら次の一手を考える…と言う発想を実行に移せる経営者なんて、そんなに多くはいないと思うし。

今、やるべきコトは他にもあるのでは?

ただその一方で、もっと喫緊で手を付けなければならないコトもあるんじゃないのか…とも。

例えば労働環境の整備もその1つ。

36協定の延長時間を超える違法な長時間労働を行わせたとして、労働基準法違反で書類送検もされている。
しかも、この件に関して言えば、労働基準監督署から2014年以降、5回にも渡って是正勧告が出ていたのにも関わらず、一向に改善が見られなかったが故に、強制捜査と言う流れになっていて、極めて、悪質だったケースでもある。

会社側のプレスリリース的には、現在は、改善が図られていると言うが、何処まで改善されているのかは数値で示されている訳ではない(ので信じるしかない)。

それでなくともH.I.Sの離職率と言うのは、比較的、高い訳だし(それは旅行業界全体的に言える話でもあるけれど)、有給消化率もH.I.Sは高くないと言う話がある中で、トップが「視察目的」とは言え、最大半年間も不在にすると言うのは、ちょっと首を傾げたくなる。

いや、その前に、労働環境の整備じゃなくて…みたいな。

また、未だに後継者が育っていないと言うのも問題である。

2016年に会長職から社長職も兼務にした澤田氏。
創業者としての求心力とスピード感を経営に…と言う考えなのだろうが、逆を言えば、後継者が育ち切っていないと言う風にも言えるが、澤田氏ももう66歳である。ゆるかやかにバトンタッチをするにはギリギリのタイミングであるのは、間違いがないだろう。

それなのに、最大半年間も不在にしていて、大丈夫なのか?と言う感じも正直な所、ある。

それでも、やっぱり何かを期待してしまうのは、一代でH.I.Sを築き上げ、赤字で瀕死状態だったハウステンボスを復活させた澤田氏だからなんだろうなぁ…

どんな次の一手を打ってくるのか。
何をこの旅で得て帰ってくるのか。

それは日本の旅行業界に一石を投じる動きになると面白いのになぁ…

ってか、一緒に行ってみたいなぁ…


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