スイスポートのベルギー法人が破産申請！グラハン会社がなくなる時代！

ベルギーのスイスポートが破産したけど、何やってる会社？

空港のグランドハンドリング（グラハン）。

普段、空港で目にしているし、接するコトもあるのですが、なかなか意識するコトはないサービス。

そもそも具体的に何をしているか…と言うのを、一部、抜粋してみると、こんな感じ。

かなり幅広いんですよね。

なので、普段、「航空会社の人」と思っていても、実は、グランドハンドリング会社の人だったりする訳です。

で、そのグランドハンドリングサービスを展開している「スイスポート インターナショナル」社（Switssport）のベルギー法人である「Swissport Belgium SA/NV」が破産しました。

グラハン会社も破産する時代なのか

なるほど…

コロナの影響によって、こんな破産もあるんだな…と。

航空会社の破産や倒産は、案外、あり得る話だけれども、グラハンの会社が破産するなんて、考えたコトもなかったし、他に例を知らないんだけれど（単に、話題に上らないだけではあるだろうが）。

いや、考え直さなくても当たり前の話ではありますけれどね。

3月中旬から空港の稼働率がほぼゼロ状態。

そこから3ヶ月あまり。
さすがに、世界47ヶ国300(*1)の空港でサービスを展開していて、世界No.1シェアを誇る「スイスポート」と言えども、経営が厳しくなるのは、当たり前の話。

ブリュッセル空港からもその旨のアナウンスが出ていますが、ブリュッセルの空港でスイスポートが運営・処理をしている航空会社は、以下の通り。

・エアカナダ
・アリタリア航空
・ブルガリア航空
・フィンエアー
・海南航空
・ルフトハンザドイツ航空
・カタール航空
・スイス航空

さらに6月15日から運航を再開する予定のブリュッセル航空も、スイスポートとの提携があり、そもそもグランドハンドリングの支援がなくて、運航が出来るのだろうか…と。

Bankruptcy ground handler Swissport

Ground handler Swissport is bankrupt. Swissport is one of the handlers at Brussels that load and unload baggage and provide various other ground handling services at the airport. How does Swissport’s bankruptcy affect your flight? Because of the bankruptcy, disruptions and delays in baggage handling, check-in and boarding operations are possible.

ってか、かなり大きな会社との提携もあったのですけれどね。

今回、ベルギー法人の2社が破産申請しましたが、これによって影響が出るのは、地上サービスと清掃サービスなので、貨物は問題ないのかな？

因みに、「スイスポート」社自体は、その社名の通り、スイスに本社がある企業ですが、中国の海南航空グループに属している状態。

ってか、経営が極度に悪化していて、政府管理下に置かれている海南航空グループ、まだ株、持っていたんですねってコトの方が、びっくりですけれど。

またベルギー法人以外の日本を含む世界各地の「スイスポート」社は、今回の件に関係なく業務が続けられます。

*1：2020年1月1日時点

そろそろお出掛けの準備をしても、イイですか…？

お手振りが、見たい

因みに…ですが、ボクが機内の人になって最初に楽しみなのは、「お手振り」です。

あのグラハンの人が動き出した機体に向かって、手を振ってくれているヤツです。

最近は、海外の空港でもちょこちょこと行っている空港がありますが、日本の空港だと必ず行われている行事（？）。

片側からしか見えないコトがほとんどなので、見られるかどうかは、半分、運ですけれどもね。

でも、“あ、出国したんだなぁ…”と思う瞬間だったりします。

夏の暑い日も、冬の寒い日も、雨の日でも、お手振りでの「いってらっしゃい」が大好きだったりするんだけれど、あまり見ないのかな、みんな。

そして、またこのお手振りが見れるのは、いつになるのやら。