今度はJR北海道が最大半額の激安きっぷを発売!
先日の記事で、JR九州が九州新幹線の指定された列車に乗車出来る激安すぎる“激安!サマーバーゲンきっぷ”を発売したニュースを取り上げたのですが、今度は、北側から同様に特急列車が割引になる商品を販売します。
【明日~】JR九州、激安すぎる”激安サマーバーゲンきっぷ”発売! | now here,no where
明日、2017年8月4日より、JR九州がインターネット列車予約サービスで、特定の九州新幹線が激安価格で購入出来る”激安!サマーバーゲンきっぷ”の販売を発売します。 利用期間:2017年8月10日~2017年8月20日 発売期間:2017年8月4日~2017年8月17日 利用日の6日前の12:00~3日前の23:00までの発売 コンビニなどでの決済の場合は3日前の22:30までに支払いが必要 …
JR北海道がインターネット限定商品の“えきねっとトクだ値”を、道南・道北・オホーツク方面の特急列車に設定するコトを発表しました。
コチラもかなりの値引き率になったりするケースも出て来ていて、JRでもこう言うのが流行りだしたのかしら…と、つい思ってしまうし、更なる追随を期待してしまう自分がいたり…
札幌~旭川が2,630円!
販売期間:各乗車日の1ヶ月前の10時から(2017年8月25日~事前予約開始)
乗車期間:2017年10月1日~2017年11月30日(乗車日ベース)
今回発売になるのは、JR東日本のネット予約サイト“えきねっと”会員限定の割引きっぷ。
経営不振に陥って以後、このシステムをJR北海道も使用しているのですが、今回は、乗車券と指定席特急券が一体となった片道型の切符。
列車・座席・区間を限定しての発売になっています。
主な発売区間は、以下の通り。
- 札幌市内~函館
北斗・スーパー北斗:最大30%割引 通常8,830円→6,170円 - 札幌~旭川
ライラック:45%割引 通常4,810円→2,630円 - 札幌市内~網走
オホーツク:30%割引 通常9,910円→6,930円 - 旭川~網走
大雪:50%割引 通常7,970円→3,980円 - 旭川~稚内
サロベツ:50%割引 通常8,300円→4,150円
*札幌~函館は、列車/曜日によって割引率が変動する形になります(上記の発売額は、トクだ値30運賃の場合の値段)。
*割引率は区間によって異なる
チケットの受け取りは、JR北海道の指定席券売機(札幌・琴似・手稲・小樽・新札幌・新千歳・新千歳空港・苫小牧・東室蘭・旭川・帯広・釧路・新函館北斗・函館・五稜郭・木古内・奥津軽いまべつ)とみどりの窓口・ツインクルプラザもしくは、JR東日本の指定席券売機(主要駅に展開)・みどりの窓口・びゅうプラザ・JR西日本北陸エリアの一部の駅のみどりの券売機とみどりの窓口で可能です。
このほかに、以前から発売されている以下の列車については、継続して販売。
- 札幌~帯広
スーパーとかち:最大45%割引 - 札幌~帯広・釧路
スーパーおおぞら:最大40%割引
片道単位の切符なので、大雪+ライラックなどは別途で取得しなければならないモノの、合わせると札幌~稚内などもえきねっとトクだ値発売額で購入が出来ますね。
“12月以降は発売額が決定次第、発表”とアナウンスされているので、これからは同じ様な感じで販売になるのかと思われます。
因みに、今回発売になるきっぷと同様の区間を走っている“すずらん”“カムイ”“宗谷”の各列車には設定がないので注意が必要になるかも知れません。
秋深くなる北海道に行きたくなる思い切った運賃設定
それにしても…
思い切った発売額。
特にユーザーが多い札幌~旭川とか、2,630円とか、今までだと考えられない数字だし、大雪とサロベツに至っては、半額と言う出血大サービス。
今までの片道分の料金で往復が購入出来るかも知れない訳ですからね(座席数には限りがあるので、必ず購入出来る訳じゃないけれども)。
JR北海道と言えば、経営難から苦しいニュースばかりが伝えられていたけれども、今回の割引制度が需要喚起になれば良いのですが。
因みに、えきねっとなんですが、個人的にもここ数年、利用していて、ポイントを貯めるコトが出来たりも。
頻繁に乗車する人ならば、かなりお得になるので、やっぱり利用していて損はナイかと。
また新千歳空港や旭川・函館・新函館北斗駅と言った駅で今回の切符の受け取りが出来るので、JR東日本・北海道管内に住んでいない人でも、飛行機で北海道に入って利用するコトが出来るのは、嬉しい所。
ただ…
出来れば、JRの予約サイトは各社に分かれて…ではなく、何処かに一本化して貰いたい感じはしますけれどもね、個人的には。
秋が深まる北海道。
何だかこう言うきっぷが発売になると、ムショーに行きたくなります…
関連リンク
道南・道北・オホーツク方面に“えきねっとトクだ値”を発売します!
石北線沿線住民です。
オホーツク方面に割引きっぷが投入されても、特急オホーツク・大雪を利用したいとは思いません。
1つは、石北線特急が網走中心の交通体系になっているから、札幌滞在時間が短い点、2つ目は遠軽での強制スイッチバックがあり寝て行けない点です。
個人的には沿線自治体は石北線廃止を受け入れて欲しいと思いますが、JR北海道や自治体は安易に値下げに走るのではなく、このような問題点も含めきっちり議論をし、残したいなら自治体がきっちり負担をすべきだと思います。
まぁやさま>
JRに対してはこの値下げがどれだけの需要を呼ぶのかと言うのをしっかりと吟味して欲しいとは思いますね。
特に道外からの利用促進もしくは道内の利用喚起になっていない限り意味がないですからね。
石北線に限らず、鉄道として、総合交通体系として、何処まで路線を残すべきなのかは、やはり地元の総意であるべきなんだとは思いますが、
北海道自体が、何処まで責任を追えるのかな…とは。
でも、その前にJR自体が変わって行かない限り、補助金をダラダラ…で終わってしまいそうな気がしなくもないし、
新しい収益源を立てるのも難しいでしょうね…