サウジ、イエメンで空爆継続

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日本にいると、どうしても中近東やアフリカ・南米と言った地域の情報に接するコトが少なくなる。
意識して情報を求めていれば、インターネットで情報は拾えるんだけれども、やっぱり“何かが起きて初めて情報が広がる”社会になりがちで、それが続くコトになるので、総じてその地域の不安定さが増している気になってしまう。

そりゃ、そうだ。

何かがないと、情報が発信されないんだから。

サウジが5日間の人道停戦を提案

混乱が続いている中東のイエメンの続報。
シーア派系の“フーシ派”を支持している部隊のスポークスマンが、サウジアラビアが示した12日から5日間の人道停戦の提案を受け入れる意思があると示したとの報道が流れた。
こうした協力勢力が、それぞれ停戦に入れば、フーシ派も同調せざるを得なくなる公算が高い訳だが、どうも背後には、シーア派の総本山であるイランの影がちらついてはいる。

だが、その停戦提案の直後に、サウジアラビア主導のアラブ連合軍は、フーシ派の拠点になっている首都・サナアの空港と、北部のサーダ州の空爆を実施しているコトから、この提案がすんなりと受け入れられるかは微妙な所の様な気がしてならない。

サーダ州の空爆では、連合軍が住民に対して設けていた避難期限が過ぎた翌日に、フーシ派の指導者の拠点などを、一気に攻撃をしていると共に、マラン(指導者の出身地)や近郊のバキムなど州内27か所で実施された模様。

また、既に空爆で破壊されているサナアの空港に対しても、再度、空爆を実施したとのコト。

サウジアラビアのジュベイル外相は、“全ては、フーシ派が停戦状態を守るコトが前提”とのコメントを発表した。

停戦提案直後にサウジ、空爆実施

フーシ派は、国境の都市を中心に攻撃を行っており、サウジ側のナジュラーンなどで被害が出ているのが確認されているが、そもそもコトの発端は、自らが隣国へ空爆を行ったが故の話。
しかも、人道停戦にも関わらず、人道物資を空輸する為に重要なサナアの空港を再空爆するとは、言動不一致も甚だしい所である。
それでなくとも山がちの国であり、人道物資が広くに行き届かない状態にあるのに…

更に、人道停戦を発表した数時間後に、空爆を行っているのは、相手方への不信感の積算でしかない。
停戦を…なんて言っておきながら、その直後に空爆では…ね。

しかもその数日前には、イエメン南部の最大都市であるアデンに、限定的だが、地上部隊を送り込んでいる。
それでいて、人道の為とは言え、“停戦を”では、話にならない感じがある。

フーシ派の全てが正しいとは、勿論、思わない(と言うか、詳細な情報が出ていないので、分からないけれども)。
市民に対して、発砲を行っていたり、地元の人道支援スタッフの身柄を拘束し、金銭の受け取りを行った上で解放したなど、戦争犯罪に関わる様な話も出ていたりする。
また、シーア派の活動が活発化するコトに対して、隣国であり、イスラムの盟主であるサウジアラビアにとっては面白くないのも分かる。
だけれども、イエメンに対して、サウジアラビアが空爆を行うのは、大義も何もない上に、地域の情勢をより一層、不安定にするだけの行為でしかない。

ただでさえ、この地域にはアルカイダ系武装組織である“アラビア半島のアルカイダ(AQAP)”が深く根付いているのにも関わらず、こうして不安定要素を積み重ねるのは、中東全体の為にもならないのに…

アデンでは、生活必需品である食料や水の不足が甚だしくなってきていると言うが、実際の現地情勢は、どうなっているのだろう。
日本にいると、なかなかそう言った情報が伝え漏れて来ない。
それでいて、危ない所にはジャーナリストであっても、行くな…の大号令。
これではどんどん日本は井の中の蛙になってしまうと思うのは、自分だけなのだろうか。

そして、例え停戦がなされたとしても、問題の解決の糸口は、何処にあるのだろう。
内戦状態がこれ以上、深まらなければイイのですが…

結局の所、被害を受けるのは、庶民でしかないので。

と、言う記事を下書きで書いておいたら、無事に5日間の停戦が実現した模様。

ひとまず人道物資が、搬入出来る見込みだけれども、逆に言えば、首都の空港が無い状態で、5日間で何処まで運び込めるんだろう…とは思う。
アデンなどの港湾も、何処まで利用出来るのかが分からない状態だし。

5日間と言わず、このまま和平が実現するのが、ベストな選択なんだけれども。

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