ようやくゴールデンウィークが終了。
…と言うのも、ボク個人的には、休みが皆無だったので、ホント、“ようやく”と言う想いでしかない訳ですが、今年は曜日配列がそんなに宜しくはなかったので、そこまで長く休めた人も多くなかったでしょうし、時間が掛かる場所に出掛けた人も、多くないんだろうなぁ…とも。
ってか、ウチの会社、ゴールデンウィークの代休もナイんですよね。
それがあれば、全然、言うコトないのに…
JR6社ゴールデンウィーク輸送実績
さて、そんなゴールデンウィーク(4月24日~5月6日)のJR6社の輸送実績が発表になっています。
- JR北海道:ほぼ横ばい(主要4線区の特急・急行)
- JR東日本:前年度比108%(新幹線・在来線特急)
- JR東海:前年度比107%(新幹線)・105%(在来線特急)
- JR西日本:前年度比118%(新幹線・在来線特急)
- JR四国:前年度比109%(瀬戸大橋線)・106%(主要3線区)
- JR九州:前年度比103%(主要3線区の主要区間)
と、基本的には好調な様子だった模様。
気になる3月に延伸開業した北陸新幹線に関する所で見ると…
- 大宮~高崎:約120%(上越新幹線と合算ですが)
- 高崎~軽井沢:約200%
- 上越妙高~糸魚川:約300%以上(前年在来線特急対比)
と、こちらも好調な数字が出ている。
勿論、ご祝儀相場ではあるし、北陸新幹線の金沢延伸によるアナウンス効果も大きいのですが、やっぱり新幹線の地域経済への波及効果と言うのは、今を以てしても大きいのだな…と、改めて実感出来る数字だと思われます。
北越急行のゴールデンウィーク輸送実績
さて、北陸新幹線の延伸開業で気になる数字がもう1つ。
それは今まで首都圏~北陸へのメイン交通手段であった在来線特急“はくたか”がなくなってしまった第3セクターの北越急行について。
同社は、“はくたか”に収益のほとんどを依存していましたから、北陸新幹線の延伸に伴って、収益の柱を失ってしまう結果になりました。
その北越急行のゴールデンウィーク中の乗車人員が発表になっています。
それを見ると、全列車(超快速・快速・普通・臨時列車)だけで見ると、前年度比118%で3,852人の増加だったとのコト。
勿論、“はくたか”の分を含んだ前年度比にすると、19%にまで落ち込んでしまう訳ですが…
これを伸びたと見なすのか、想像以上に落ちた数字だと見るのか…と言う観点はあるかと思いますが、会社としては、“はくたか”が廃止されたコトによる利用者の減少は、想定していたコトですし、その為に、“はくたか”が走っていた頃の貯金を守って行く姿勢を見せていましたから、健闘したと言える数字になるのかも知れません。
少なくとも、地域の交通機関が、軒並み苦戦を強いられている中では、ここまで大きく数字を伸ばせたコトは、特筆出来るコトなのではないかな…と思える数字ですし、“守りの姿勢”だけでは、地域の交通機関は守れないと言う点を示した数字だとも思います(大げさかもしれないけれど)。
臨時列車の増発と“超快速”による上越市の利用者の取り込み…
今後の北越急行の1つの姿が見えたゴールデンウィークの結果だったのは、間違いがないのかな…とは思います。
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