ドーハ。
そう聞いて悲劇と思っちゃう人は、もうアラフォーだよね、きっと。
JAL、羽田~ドーハ線のスケジュール発表!
「JAL」が日系航空会社としては、唯一となる中東エリアへの直行便になる羽田~ドーハ線。
既に、2024年3月31日より1日1往復での就航が発表になっている路線です。
JAL、日系唯一になる中東路線の羽田~ドーハ線を来年開設へ!
このドーハ線の運航スケジュールを発表しました。
また同時に、このドーハ線の2024年10月26日までの2024年度夏期ダイヤ分の航空券の販売をスタートさせました。
具体的な運航スケジュールは、こんな感じ。
- JL059 羽田22:50→ドーハ04:40(翌日着)|1日1往復
- JL060 ドーハ07:15→羽田23:55|1日1往復 2024年4月1日~運航
運航機材は、ビジネスクラス・エコノミークラスの2クラスを擁するボーイングB787-9型機。
自社運航便としては初の就航になりますが、既にカタール航空とのコードシェア便を成田・羽田発着でそれぞれ1日1往復、実施していますが、自社運航便の就航後もコードシェア便は維持するとのコトなので、東京~ドーハ間のJAL便は、1日3往復体制と言うコトになります。
運賃は、燃油サーチャージ込みで最安のSpecialでエコノミーが往復174,000円~、ビジネスクラスが往復344,000円~。
ドーハ以遠のカタール航空運航便にも、この金額に目的都市に応じた加算運賃で搭乗が可能とのコト。
この羽田着時間をどう見るか…
予想していましたが、日本夜発でドーハ発は朝便。
既存のコードシェア便を見てみると、
QR813 羽田23:55→ドーハ06:50(翌日着)
QR812 ドーハ06:45→羽田22:30
QR807 成田21:55→ドーハ04:55(翌日着)
QR806 ドーハ02:00→成田17:55
なので、JAL便は羽田発はちょうど2便の間に入る感じ。
ドーハ発は最も遅い出発と言うコトになり、羽田到着が日付を跨ぐ時間帯(と言うか、制限区域外に出た時には、絶対に日付が変わっているハズ)。
問題はこの羽田着の時間、でしょうね。
幾ら都心に近いと言っても、羽田23:55着だと、その後、タクシーで移動するぐらいしか身動きが取れない感じ。
ただ元々、成田便は2時発とちょっと早めで乗り継げないフライトも多いので、JAL便はゆったりと乗り継ぎはできるかな…と言う感じですね。
あくまでもドーハでカタール航空運航便に乗り継ぐのが主目的になりそうな路線。
JALのプレスリリースでも、
- イスタンブール(アタチュルク・サビハギョクチェン)
- アンマン
- リヤド
- チュニス
- カサブランカ
- コロンボ
- セーシェル
- アジスアベバ
- キリマンジャロ
- ナイロビ
- ラゴス
- ヨハネスブルク
- ケープタウン
- サンパウロ
と言った都市への乗り継ぎを取り上げています。
既存のロンドン乗継と比較すると、羽田発便でリヤドで9時間40分、ヨハネスブルクで12時間30分、カサブランカで4時間5分の短縮になるとも。
まぁ、搭乗時間の短縮もそうですが、ロストバゲージの多いロンドンを経由しなくて済むと言うのも、大きなメリットでしょうね。
それにしても、この羽田着の時間で、どれだけ勝負できるのか。
ちょっと興味がある感じの運航スケジュールですけれど(しかもコードシェア便も残るし)、JALとしては採算が取れると踏んだ訳ですし、何と言っても中東唯一の日系航空会社運航の直行便になるので、今後も末永く飛んで貰いたい路線ではありますね。
他のアライアンスメンバーとも協業を深めて欲しい…
そう言えば…ですが、ヨハネスブルクとかケープタウンって、同じワンワールドメンバーのキャセイパシフィック航空も飛ばしているのに、どうしてコードシェアしてこなかったんだろうなぁ…と。
ってか、JALとキャセイって、全然、協業しない感じがありますよね。
ワンワールドメンバーって東~東南アジア地区には他にマレーシア航空ぐらいしかナイんだから、せめて加盟しているメンバーとはがっつり組んで欲しいんですけれどね。
JALはアジア路線も首都ぐらいにしか入っていないけれど、キャセイの場合は、就航都市も多めですし、香港から先の便でも、もっとコードシェアすればいいのに…
そう言う意味では、JALがようやくがっつり組んだ提携の結晶になるのがこのドーハ線。
この路線が軌道に乗れば、ワンワールド加盟メンバーだけれども、本拠地にJAL運航便がないコロンボ(スリランカ航空)やマドリード(イベリア航空)なんかも就航候補に挙がらないだろうか…
マドリードはさすがにウクライナ情勢が落ち着かないとどうにもならなさそうですが、コロンボならば、インド路線を多く持つスリランカ航空なので、可能性がゼロとは言い難い感じもするんだけれど(ビスタラが完全にエアインディアに統合されたら、インドの提携先もなくなりそうですし)。
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