スプリング・ジャパン、佐賀線運休で国内線は2路線のみに!

佐賀線運休で、国内線は2路線に

JAL系のLCCである「スプリング・ジャパン」が、2023年7月1日~8月31日までの国内線の販売をスタートさせました。
運航スケジュールを見てみると、こんな感じ。

  • 成田~広島線|1日2往復
  • 成田~新千歳線|1日2往復

国内線は、以上の2路線各2往復合計4往復(新千歳線は7/1~7まで1日1往復運航)のみの運航と言うコトになり、7月から成田~佐賀線の運休が発表になりました。

佐賀線の運休理由としては、

国際線の更なる拡充を見据え、今後も、日中間の運航規制や需要動向などを見極めながら、運航路線を随時決定してまいります。

『スプリング・ジャパン 国内線 夏ダイヤ航空券の販売開始』より

とのコト。

現在の「スプリング・ジャパン」の成田~佐賀線は、ボーイング737-800型機(エコノミークラスのみ189席)が土曜日のみの週1往復運航している状態。

日本進出時に開設した佐賀線。
既に、同時期に開設した成田~高松線も運休になっているので、創業以来の路線がまた1つ、減ると言うコトになると共に、「スプリング・ジャパン」としては、九州からも路線がなくなると言うコトになりますね。

なお、最終運航予定は、2023年6月24日になる見込み。

本業の日中路線の復便はいつからか?

3路線だけしかなかった「スプリング・ジャパン」の日本国内線が、また1つなくなると言うコトになり、いよいよ2路線のみの運航に。

JALは現在、佐賀空港に路線を持っていないので、グループとしても佐賀への路線がなくなると言うコトになります。

「スプリング・ジャパン」が、JALグループ入り。
仮に路線の整理に入るのであれば、同じJAL系LCCである「ジェットスター・ジャパン」も飛ばしている新千歳線なのかな?と言う気もしますが、経営的に新千歳線を外すのは厳しいと言うコトなのかな…と。

元々、日中間路線への展開を目指していた「スプリング・ジャパン」。
国内線よりも国際線の方が主軸の航空会社。
今回の運休は、国際線に限りある機材を回すと言うコトで発表になりましたが…

ただその国際線も、現状、

  • 成田~ハルビン|1日1往復(7月1日以降)
  • 成田~天津|1日1往復(7月1日以降)*

*成田~天津:9月1日以降は週3往復

の2路線ぐらいしか、まともに運航されていない状況。
便数は回復傾向ですが、3月までは成田~南京線(週2往復)・寧波線(週1往復)の運航もあったのですが、この2路線はどちらもまだ7月などの繁忙期のスケジュールは未発表で、運航されるのかどうか…と言う感じ。

さらに、上海・武漢・重慶線は、音沙汰がない段階で、まだまだ本調子とは言えない感じ。

特に、上海は春秋航空の本拠でもあるので、さすがにそろそろ再開したい所でしょうが、需要云々ではなく、許認可的な話になるのかな?

ただ何よりも、ここまで国際線も運休になっているコトを考えると、佐賀線を運休させてまで機材繰りが必要と言う感じはしないですけれどもねぇ…
寧ろ、機材が余っていると言う状況で。

そうした状態であっても運休に踏み切ると言うコトや、やっぱり成田~佐賀線は、飛ばせば飛ばすだけ赤字体質の路線だったと言うコトなのでしょうね。

なぜ、今、運休なのか?

ま、そもそも国内線でも、週1往復しか運航がナイと言うのは、使いたくても使えない路線になってしまっていましたからね。
それでも維持しようと言う必要性は薄いのかな?と言うのが、正直なところ。

週末金~日の週3往復ぐらいは最低でも運航してくれないとね。

逆に、週1往復でも残して来た理由は、どこにあったのだろう…と思うレベル。

ってか、フツーに考えて、羽田~佐賀のANA便を使うか、羽田・成田~福岡の他社運航便を使うでしょって話ですし。

これが別の空港への路線ならば、グループのチカラも借りて省力での運航継続も出来たのかも知れないですが、佐賀空港はJALグループは他に路線もないので、そう言う訳でもなかったですし。

今一つ、コロナ禍以後もここまで運航継続して来た理由が分からないですが、そこまでして継続して来たのに、ようやく落ち着いてきた今になって運休すると言うのも、謎だなぁ…と。

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