【VISA情報】今年一番の衝撃!サウジアラビア、観光ビザ解禁!!

サウジアラビア、観光ビザ解禁!

ここ数日、ボクの中でカウントダウンが勝手に行われていた「サウジアラビア ビザ」が、正式に解禁になりました!

サウジアラビアと言えば、イスラム教の総本山的国家。

今までビジネスもしくは巡礼ビザと家族訪問ビザぐらいしか出なかった訳で(一時はトランジットビザなんかの発給もあったはずだけれど)、大きな転換と言えると思う。

しかもちょっと前から、“観光ビザを解禁する・する…”と言い始めて、全然、音沙汰がない状態が続いていて、“する・する詐欺”状態だったので、実際に解禁が公式に発表されるまで、俄かに信じがたい感じでしたが、ホントに解禁です。

これも石油経済からの脱却を目指すムハンマド皇太子の経済改革計画の一環なのだと推測出来るけれども、現在、国内外合わせて4,000万人の観光客数を、2022年までに6,400万人、2030年までに1億人に増やす計画でいると言うから、まぁ、本腰と言えなくもないですね。
と言うか、かなり意欲的な政策の一環と言えるのかも。

国を開くと言うコト。
それが国内外に対して、どう言う化学反応が起きるのかは、分からないけれども、サウジアラビアと言えども、変わって来たと実感させる政策ではありますね。

サウジアラビアの観光ビザについて

まだ個人的にビザを取得した訳じゃないけれども、「サウジアラビア ビザ」で気になっている所を、挙げてみました。

サウジアラビア 観光ビザで気になる部分

・ビザ発給がいつからか
・ビザの有効期限と申請料金は?
・そもそも日本人が対象になっているのかどうか
・観光ビザの取得方法は?
・出入国ポイントはどこか

ひとまず個人的には、この位でしょうか。
それぞれ順を追って、見てみるコトにします。

観光ビザは2019年9月28日解禁!

まずビザの発給開始日ですが、2019年9月28日からのスタートだとのコト。

発表が9月27日で、即日じゃないのか…と思ったのですが、今日はイスラムでは午後が安息日に当たる金曜日だから、仕方がないですね。

それでも翌28日から発給が開始されると言うコトで、嬉しい限りで、オンライン申請は、以下のサイトで可能になっています。

Visit Saudi Visa

Saudi Arabia is opening its doors to the world through its new tourist visa. Through our fast and easy-to-use online portal, international visitors from eligible countries can apply for an eVisa and discover the warm hospitality of Saudi people: our rich heritage, vibrant culture, and diverse and breathtaking landscapes, from the mountains of Abha to the beaches of the Red Sea to the shifting sands of the Empty Quarter.

3ステップだけで済むので、英語が苦手なボクでも直感的に行けそうな感じなぐらい、手軽さのあるサイトになっていますね。
サイトのデザインも、見やすいですし。

日本円で12,600円で1年有効マルチ

有効期限と申請料金は、1年間有効のマルチプル。但し、1回につき可能な最大滞在日数は90日間。
申請料金は、基本料金が300リアルで、そこに健康保険料140リアルが加わった440リアルで、日本円換算にすると約12,600円。

ちょっとお高い感じはしますが、1年間有効のマルチプルであると言うのと、1回につき最大90日間が滞在可能と言うのを考えると、実際は、このぐらいがアベレージかも…と。

ただ“健康保険料”と言う名目のシロモノが良く分かりませんけれど。
これは現地で何かあった場合、格安で医療が受けられると言うコトなのか。
それともそうではナイのか。

何なんでしょうね、ホントに。

日本は発給対象!

9月28日からスタートする観光ビザは、49ヶ国の国民に対して有効との話で、日本ももれなくその中に入っていますが、具体的に見ると、以下の国々と地域に発給がなされるコトに。

・アメリカ ・カナダ

・日本
・ブルネイ ・シンガポール ・マレーシア ・韓国 ・カザフスタン
・中国 ・香港 ・マカオ ・台湾

・アイスランド ・アイルランド ・アンドラ ・イギリス ・イタリア
・ウクライナ ・オランダ ・エストニア ・オーストリア ・キプロス
・ギリシャ ・クロアチア ・サンマリノ ・スイス ・スウェーデン
・スペイン ・スロベニア ・スロバキア ・チェコ ・デンマーク
・ドイツ ・ノルウェー ・ハンガリー ・フィンランド ・ベルギー
・フランス ・ブルガリア ・ポーランド ・ポルトガル ・マルタ
・モナコ ・モンテネグロ ・ラトビア ・リトアニア
・リヒテンシュタイン ・ルクセンブルグ ・ルーマニア ・ロシア
・オーストラリア ・ニュージーランド

イスラムを国教とする国が入っていないのは、従来通りの巡礼ビザで入国してね…と言うコトなんでしょうかね。

ひとまず、ちゃんと日本が入っているコトに、ホッとしてしまいます。



アライバルでも取得可能と言うが…

取得方法はアライバルかe-VISA方式。

空港にビザ用の機械が設置されるとのコトだけれども、どれぐらいの台数があるのかは不明なコトもあって、混雑しがちな空港でのアライバル申請よりも、e-VISAだと即日、作業は完了するので、ここは事前に申請をしておいた方がベターなのかな…と言う気がしますね。

そして公式サイトや発言を探したのですが、不明だったのが、出入国ポイント。

主だった空港になるリヤド・ジェッダの2つの空港は大丈夫なんだと思う。
他にマディーナ・ダンマーム辺りの空港も行けそうな気がしますが、問題は陸路。

バーレーンからのキング・ファハド・コーウェイとUAEからの陸路は大丈夫と言う情報が出ていますが(非公式)、例えばヨルダンからなどの他の陸路による出入国がどうなるのか…と言う公式発表が見当たらず(見つけたら加筆修正します)。

あと、地味に気になるのは、港。
サウジアラビアからならばエジプトへ紅海を渡るフェリーが運航されているハズなんですが、その辺りの出入国もどうなるのか…
これがOKならば、アフリカ・エジプト~サウジ~UAEなど、色々と展開が広がるコトになりますね。

サウジアラビア観光ビザでの注意点は?

今まで“入国が難しかった国”であったサウジアラビアの一大転換。

注意点としては、まず挙げられるのが、イスラム教徒の聖地であるメッカやメディナには入れないと言うコト。
まぁ、個人的には入りたい願望はありますが、人さまの聖地にズカズカと入るだけの肝っ玉もないですけれどもね。
ただここで気になるのは、メッカ・メディナに入れないと言うのは、どこからを指すのかと言うのが不明と言う点。

もう街自体にそもそも入れないのか、それとも街自体には入れるのか…

どうなんでしょうね。

外国人女性に関しては、厳格な服装規制を緩和し、アバヤを着用しないコトも認めるコトが発表になっていますが、“質素な服装”が求められるコトに(サウジアラビアでは女性が外出する際には、アバヤを着用すると言うのが法律にもなっており、これまでは外国人女性に関しても、これを遵守するコトが求められていた)。

“質素な服装”ねぇ…

どんなのが向こうの人からすれば、質素に当たるのだろう…とは思いますが、訪れるならば、“外国人”であっても現地の人が不快に思う行動や服装は避けたい所。

それは心情的にもそうですが、無用のトラブルを避けると言う意味合いを含めても。

それは男性でも同じで、写真撮影など、つい普段の旅先で行なっているコトであっても、1つ1つ、注意をしなくてはいけなかったりするでしょうね。

あと地味に気になるのは、イランやイスラエルに入国した経歴がある場合について。
これはどうなんでしょうね。
個人的に、イラン入国はかなり昔でIC旅券になる前なので、問題にはならないのですが(パスポートも更新ですし)、一般的にどうなのだろう…

そして、ひとまず全土に外務省から危険度情報は出ているよ…と言う点。
危険度情報をどう見るかは、それぞれなのでしょうが、現時点で出ている危険度情報は、以下の通り。

サウジアラビア危険度情報

・ジャーザーン州/アシール州/ナジュラーン州/東部州のイエメン国境エリア
→レベル3:渡航は止めて下さい(渡航中止勧告)
・イラクとの国境エリア
→レベル2:不要不急の渡航は止めて下さい
・上記以外のエリア
→レベル1:十分注意してください

とは言っても、先日もドローンを使った爆撃が行われたばかり。
ジェッダであっても2017年にISILとの関係がある自爆攻撃や発表事件があったりはしますからね。
一概に、レベル1だから大丈夫と言い切れない様な気はします(と言うか、それなのにレベル1って、何に忖度しているんだろう、外務省…と言いたくはなりますが)。

でも、とにかくほぼ閉ざされていた門戸が開いた感じですね、ようやく。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください