関西~北陸道は7往復が3往復に!
今週末は多くの鉄道会社でダイヤ改正が行われる週ですが、「西日本ジェイアールバス」が、4月からのダイヤ改正を発表しています。
それを見ると、減便が目立つ形に。
具体的に見てみると、こんな感じ。
- 東京~金沢線|運休
・グランドリーム金沢1・2号、青春ドリーム金沢1・2号の運休 - 京都・大阪~金沢・富山線|減便3往復化
・北陸道グラン昼特急大阪1~6号 運休
・北陸道青春昼特急京都1・2号 運休
・和倉昼特急金沢2号 運休
・青春北陸ドリーム大阪81・82号 毎日運転化 - 京都・大阪~広島線|減便5往復化(運行:中国JRバス)
・グラン昼特急広島5号 運休
・青春昼特急広島3号 運休
・グラン昼特急大阪4・6号 運休
・USJ/JRなんばへの停車がなくなる - 大阪~高松線|増便(詳細未発表)
- 京都~高松線|減便(詳細未発表)
特に北陸道での減便は、かなり大きいですね。
京都・大阪~金沢線からはグランシート車両の運転がなくなると共に、能登半島の和倉温泉方面への運転もなくなるコトに。
現行7往復が3往復になると言うコトで、一気に半減以下と言う大ナタです。
現状、1日に2往復走らせている金沢~東京線なんて、一気に運休ですから、思い切った感じはしますね。
せめて1日1往復化して残してくれても良いのに…なんて思ったりもするんですがね。
新幹線延伸も関係している?
幹線系統と思えるような路線の減便ダイヤ。
コロナ禍で交通業界も大変な打撃を受けましたが、航空・鉄道よりも高速バスの方が、旅客の戻りが遅いのかな?
そんな気もしますが、北陸道路線は、やはり来年の北陸新幹線敦賀延伸による新幹線へと誘導したいと言うグループの計画もあるのかな?と言う気も。
ただ逆に新幹線が敦賀まで延びるコトで、逆に、大阪方面からは直通がなくなると言う話にもなる訳で、寧ろ、バスはチャンスだと思うんですけれどもね。
格安のバスも、ゆったりとしたグランシートでの運行も、それなりに新たな需要を拾えるような気もするのですが…
個人的にはグランシート、かなり好きなので、「西日本ジェイアールバス」としては、北陸路線からの縮小は残念なところ。
3列シートでも1+1+1席よりも1+2席の方が、よりゆったりしますからね。
ただ2人での利用だとしても、夜行便だと2席よりも1+1席の方が人気は高いでしょうから、使い勝手としてはビミョーなのかな?と言う気も。
昼便だと、外も見えるし、話ながらの旅と言う意味では、通路が間に入る1+1席よりも2席隣り合わせの方がベターなのでしょうが。
運転手不足も関係するのか?
バス業界は、コロナ禍による打撃の他に、運転手の確保が困難になっていると言う業界特有の問題もある。
運転手の確保が困難になっているコトから、収益性の高い路線へ傾倒すると言うのは、あり得なくもない話でしょうし。
今回のダイヤ改正では、特に触れられてはいませんが、もしかしたら背景には、そうした流れもあるのかも知れませんね。
またコロナ禍で、以前のような勢いはなくなったと言えども、格安バスのチカラと言うのも強いですしね。
ただ「西日本ジェイアールバス」には、最上位シートのドリームルリエのプレシャスクラスもある。
どうせならばグランシートとドリームルリエに夜行便は片寄せして、格安バスとの差別化を打ち出すと言った動きがあっても良いのになぁ…とは。
まぁ、これ以上の運休が出ないコトを願うばかりです。
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