新スタイルラウンジ「ユナイテッドクラブ・フライ」
米大手航空会社の「ユナイテッド航空」。
そのラウンジと言えば、ユナイテッド・クラブ、ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)が挙げられるが、あたらなコンセプトの新ラウンジがデンバー国際空港に開設されました。
それが「ユナイテッド・クラブ・フライ」。
新たに拡張されたコンコースBにできた新ラウンジ。
対象の利用者は、
- ユナイテッドクラブ会員
- ユナイテッドクラブ ワンタイムパス保有者
- 国際線プレミアムキャビン利用者
と言う感じ。
新しいコンセプトのラウンジですが、何が新しいかと言うと、“軽食などを持ち帰るコトができる”と言うスタイル。
搭乗券をスキャンするコトで入場が可能になっており、軽食を最大2つと飲み物を選んで、持ち帰るコトができると言う話。
Scan to enter: Self-scan your boarding pass at the automated entry gates.
Select a snack…or two: Choose from a selection of premium food options curated with an on-the-go flyer in-mind, such as sandwiches, salads and wraps, yogurt, vegetables, fruit and more.
確かに今までのラウンジって、持ち帰りが前提になっていないので、なかなか面白いコンセプトのようには思えますね。
基本的には持ち帰って食べるがベースになっているモノの、プレスリリースの写真を見る限り、少しですが座席も用意されているみたいなので、ラウンジ内で飲食を済ませると言うコトも可能のようには思えます。
Order a barista-crafted coffee: Skip infamously long airport coffee lines and instead get your caffeine fix at the club’s full-service coffee bar, serving hand-crafted coffee beverages brewed with illy coffee blend.
Self-service beverage counter: Find your favorite nonalcoholic beverages, including sparkling water, soft drinks, iced tea, juices and more. A reusable water bottle filling station is also available.
コーヒーなどは、一応、バリスタが入れてくれるみたいなので、おいしいコーヒーが味わえるかと。
で、アルコールは残念ながらナシ。
さらに特徴的なのは、水筒を持参すれば、入れてOKと言うのも、これからの時代らしい感じはしますね。
これから新ラウンジの広がりがあるか?
デンバーは、元々、乗り換え需要がかなり多い空港。
なので、こうしたコンセプトの新しいラウンジが生まれたのでしょう。
確かに米国内線とかだと、ちょっとラウンジに立ち寄って、コーヒーと軽食を手にして、再び機内の人に…と言うのは、アリですね。
こうしたスタイルのラウンジだと、そこまで面積も取らずに開設ができそうですから、これから増えて来ても良いのかなぁ…と。
日本でも羽田とか航空会社系のラウンジが充実していますが、国内線ならば、そこまで長い滞在時間が必要じゃないとも思えるし、ライトなラウンジができてもイイよねって気がしちゃいます。
ただ国際線だと、ちょっと待ち時間も多いでしょうから、ちょっと物足りなさは感じちゃいますから、導入する空港を選ぶ感じにはなりそうですね。
日本で国際線向けに導入されても良さそうなのは、関空ぐらいでしょうか(それでも国際→国内の乗り継ぎがとても多いとは言えない空港だとは思うけれど)。
あとは日本の利用者にどれだけ抵抗がないか…と言う部分でしょうね。
あくまでも“ラウンジ”はステータスの1つと言うイメージの人も多いでしょうから、こうしたコンビニみたいな感じのライトなラウンジが、日本だとどれだけ受け入れられるかは未知数ですからね。
まぁ、プライオリティパス対応にしたら、かなり受入れ率は高くなりそうだけれども。
実用的なラウンジができても良いのに…
空港のラウンジ。
ボクはどちらかと言うと、国際・国内線問わず、空港のラウンジには長居するタイプに部類される人だとは思うのですが、それでも日本国内のラウンジだと、羽田などの航空会社系ラウンジ以外だと(つまりは空港系ラウンジ)、大したラウンジはなくて、休憩スペース+飲み物サービスぐらいなので、寧ろ、こうした実用的なラウンジの方が嬉しいかなぁ…と思ってしまいます。
羽田発着の国内線だと、那覇・石垣・宮古以外の路線だと、軽食+飲み物でちょうどイイ搭乗時間って感じもしますしね。
ただ日本の場合、最大規模を誇る羽田であっても国内線の乗り継ぎ需要なんてそこまで多くはないのが実情なので、こうしたライトなラウンジができる可能性は、極めて低いでしょうね。
逆に、アメリカ以外でこうしたライトなラウンジができる可能性がある国って、どこなんだろう…?とも。
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