3つの区分で水際措置を緩和へ!
日本政府は、2022年6月1日からコロナウイルス感染対策の一環として行なっていた、水際対策措置を大きく緩和するコトを決定しました。
現地の流行状況などを3つのグループに分けて、入国時の検査やその後の待機措置を変えて行くと言うモノで、最もリスクが低い「青」区分の国・地域だと、3回目のワクチン接種の有無に関わらず、入国時検査・入国後の自宅などでの待機を求めなくなるなど、いきなりかなり緩和される感じ。
まずは、3つの区分については、こんな感じ。
区分 | ワクチン 接種証明 有無 | 出国前 72時間以内の 検査 | 入国時検査 | 入国後待機期間 |
赤 | なし | 必要 | 必要 | 3日間検疫施設待機+ 施設検査陰性 |
あり | 3日間自宅待機+ 自主検査陰性*1 | |||
黄 | なし | |||
あり | 不要 | 待機なし | ||
青 | なし | |||
あり |
*1…検査を受けない場合は、7日間の待機
いずれの場合も、現地出国前の検査は引き続き求められるコトになりますが、「青」区分の国や地域からの入国の場合は、ワクチンの接種証明有無に関わらず、待機がなくなり、入国時の検査も不要になるコトから、空港での待ち時間も大きく緩和・短縮されるコトが予想されますね。
日本人が行く機会の多い国・地域はほぼ「青」
で、気になる国・地域別の3つの区分についても発表されています。
最も低リスクとされている「青」区分が98の国や地域。
次にリスクが低いとされている「黄」区分が99の国や地域。
最もリスクが高いとされている「赤」区分が4の国や地域となっています。
具体的に見てみると、こんな感じ。
区分 | 赤 | 黄 | 青 |
アジア・ 太平洋 | パキスタン | インド・北朝鮮・ネパール・ブータン・ブルネイ・ベトナム・マカオ・モルディブ | インドネシア・韓国・カンボジア・シンガポール・タイ・台湾・中国・パラオ・バングラデシュ・東ティモール・フィリピン・香港・マレーシア・ビルマ・モンゴル・ラオス |
太平洋 | フィジー | キリバス・クック諸島・サモア・ソロモン諸島・ツバル・トンガ・ナウル・ニウエ・バヌアツ・マーシャル諸島・ミクロネシア | オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア |
北米 | カナダ・米国 | ||
中米・ カリブ海 | アンティグアバーブーダ・キューバ・グレナダ・セントクリストファーネイビス・セントビンセント及びグレナディーン諸島・セントルシア・ドミニカ・トリニダードトバゴ・ニカラグア・ハイチ・バハマ・バルバドス・ベリーズ・ホンジュラス | エルサルバドル・グアテマラ・コスタリカ・ジャマイカ・ドミニカ・パナマ・ニカラグア・メキシコ | |
南米 | ウルグアイ・ガイアナ・スリナム・ベネズエラ・ペルー | アルゼンチン・エクアドル・コロンビア・チリ・パラグアイ・ブラジル・ボリビア | |
欧州 | アルバニア | アンドラ・ウクライナ・ウズベキスタン・カザフスタン・北マケドニア・キプロス・コソボ・サンマリノ・ジョージア・タジキスタン・トルクメニスタン・バチカン市国・ベラルーシ・ポルトガル・マルタ・モルドバ・リヒテンシュタイン | アイスランド・アイルランド・アゼルバイジャン・アルメニア・イタリア・イギリス・エストニア・オーストリア・オランダ・ギリシャ・キルギス・クロアチア・スイス・スウェーデン・スペイン・スロバキア・セルビア・チェコ・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・ハンガリー・フィンランド・フランス・ブルガリア・ベルギー・ポーランド・ボスニアヘルツェゴビナ・モナコ・モンテネグロ・ラトビア・リトアニア・ルーマニア・ルクセンブルク・ロシア |
中近東 | イエメン・オマーン・クウェート・サウジアラビア・シリア・トルコ・パレスチナ・レバノン | アフガニスタン・アラブ首長国連邦・イスラエル・イラク・イラン・カタール・バーレーン・ヨルダン | |
アフリカ | シェラレオネ | アンゴラ・エジプト・エスワティニ・エリトリア・カーボベルデ・ガボン・ガンビア・ギニア・ギニアビサウ・コモロ・コンゴ・コンゴ民主・サントメプリンシペ・ジンバブエ・スーダン・セーシェル・赤道ギニア・セネガル・ソマリア・チャド・中央アフリカ・チュニジア・トーゴ・ナミビア・ニジェール・西サハラ・ブルキナファソ・ボツワナ・マリ・モーリシャス・モーリタニア・リビア・リベリア・レソト | アルジェリア・ウガンダ・エチオピア・ガーナ・カメルーン・ケニア・コートジボワール・ザンビア・ジブチ・タンザニア・ナイジェリア・ベナン・マダガスカル・マラウイ・南アフリカ・南スーダン・モザンビーク・モロッコ・ルワンダ |
日本人が業務・観光で比較的多く行く国や地域は、そのほとんどが「青」区分になっている感じがしますね。
「黄」区分で見ても、インド・ベトナム・ポルトガル・バチカン・トルコ・エジプトとかぐらいでしょうか。
ってか、イタリアが「青」なのに、バチカンが「黄」と言うのも、良く分からない感じがありますけれどね。
どう言う指標が区分の根拠になっているんだろう?とは、ちょっと思ってしまいますが…
これらの措置は、ひとまず2022年6月1日から。
渡航を検討されている人は、絶えず、その時の最新の公式情報を、各自でご参照ください。
いきなりの大幅緩和!
なんか…
いきなり大幅に緩和されたなぁ…と言う感じ。
日本人が比較的多く行くような場所が「青」区分になっているけれども、これだとワクチンの接種有無に関わらず、隔離もナシですし。
まぁ、ワクチンは別に感染予防と言う訳じゃなくて、重症化を防ぐのが目的だけれども、1・2回目のワクチン協奏曲のような騒ぎは何だったのだろう…とすら思えてしまうし、もう少し段階を踏んでも良かったのでは?とも。
またインバウンドよりも国内旅行の方がまだ経済効果が大きいので、国内観光地振興を考えると、この夏はまだ控えても…と言う判断があっても良かった気はしますが。
ただこれでホントに海外は行きやすくなるのは、間違いなさそう。
現地出発72時間以内のPCR検査は、今後も継続されますが、それが打ちやすい国や地域なら、ほぼノーストレスと言う感じがしなくもないですね。
また為替レートを考えても、今のタイミングは外国に居住している人からすれば、“日本は行き時!”ですからね。
とりあえず、これからしばらく、急激な変化がないコトだけを祈るばかり…ですが。
…で、ボクの3回目のワクチン接種はいつになるのだろう。
まだ接種券が来ない…
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