アラフォーの旅人の怠惰なカオサンライフ

カオサンの日本人宿・ロングラックへ

カオサンの宿は、日本人宿のロングラック。

ロングラックは、何度目かの滞在にはなるので、詳細は、別記事を参照して下さい。

でも、海外にある日本人宿の中では、結構、お気に入りの宿です。

バンコクの宿(2):LongluckGuestHouse | now here,no where

カオサンにある日本人宿。 まぁ、正確にはカオサンでもナイ気はするけれども。 2016年に出来た宿で、それまでのカオサンの日本人宿にはナイ感じなのは、共有スペースが充実しているのと、明るさから来るモノだろうか。 世界を旅した人が造った宿なだけあって、各ベッドにはコンセントがあるし、WiFiも部屋で何とか拾える。 …

カオサンから少し離れているからなのか、それともカオサン自体がバンコクの中では不便だからなのか、この宿に来ると、ホントに何もしないで1日が終わるコトがある。

そもそも、である。

寝るのが遅い。
つまりは起きるのも遅い。

起きるのが、大体、昼過ぎ。
起きたらもう半日が終わっているのだから、そりゃ、何もしないわな。

そもそもバンコクは何度となく訪れている街と言うのもあるし、そもそも日本からもそこまで遠くはないので、“いつでも行ける”と思うと、ついだらけてしまう自分がいたりします。

まぁ、来る前からそうなるのは、ある程度、想像出来たりはしているのですけれど。

そんなバンコク。

それを分かった上で、このロングラックと言う日本人宿に来るのは、不思議と居心地が良いからなんでしょうね。



アラフォー旅人、集結?

ただ2~3月に掛けてのバンコクと言うのは、やっぱり“卒業旅行”に代表される様な大学生の多いシーズン。

特に日本人は、日本人宿を好む風潮があるのか、カオサンエリアで日本人宿と言えば、今やロングラックになるので、一気に学生が雪崩れ込みます。

そんな中に、アラフォー。

まぁ、打ち解けてしまったら、そこまで年齢の差を感じるコトはナイのかも知れませんけれどもね、旅人同士って。
でも、最初はある意味、浮きまくる可能性が“大”な訳で、結構、最初に打ち解けられるかどうか次第なので、ギャンブルだったりはします。
バンコクに来る大学生旅人って、1人旅よりも複数人での旅の人の方が多い気がするので、そもそも最初から固まっている感じもしますしね。

そんな浮きまくる可能性を覚悟して訪れたのですが…

初日の夜のコトです。

ん?
ん??

あれ?
見たコトのある人がいる気がする。

いや、確実に見たコトがある人がいる。

お~っ!

ボリビアで会ったタケさんがいる~っ!

元々はラパスでチラ会いしていたのですが、泊まっていた宿が違ったコトもあって、ちょい話ぐらいだったのですが、その後、ウユニでばったり。

そしてチリのアタカマへと向かうツアーで一緒だったタケさん。

みんな大好き、ウユニ塩湖 #3.【アタカマ抜けツアー、スタート】 | now here,no where

10年ぶりのウユニ塩湖。 もう1回、デイツアーに参加しようか迷ったけれども、この先2日間ぐらいの天候が、そこまで良くはなさそうだったので、先に進むコトにした。 …


ずーっと南米にいるんだと思っていたのに、なぜ、バンコク?と言う感じですが、こんな再会があるのも、日本人の旅人が、世界から集まりやすいバンコクの日本人宿ならでは。

だけれど、さすがに南米で出会った人と再会するとは思いませんでしたけれどもね。

他にもタンデム自転車で世界一周中のタラちゃんも同じ部屋にいたし、ギター1本で旅をしていて、以前にこのロングラックで会ったシンさんもいて、アラフォーがこの卒業旅行シーズンのバンコクの日本人宿なのに、4人もいると言う事態に。

現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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タケさんもタラちゃんも、アマゾン川を自作イカダで下っていたり…と、濃ゆい旅をしている2人だけれども、“旅するアラフォー”って、何だかカッコいいんですよね、ボクから見ると。

好きなコトを好きなタイミングで、好きなだけやっていて、それでいて、実は社会常識もあるし、空気も読める人が多く、だけれども濃い。

その中に入ると、ボクの色はすっかりと薄れる訳で、

“ボクって、やっぱり平凡だなぁ…”

と落ち込んだりもするのですが、やっぱりこの歳にまでなって旅をしている人がいると言うのは、何とも心強いモノがあります。

最早、アラフォーの旅人なんて、絶滅危惧種ですからね、日本人の場合。

アラフォー。

世間一般では、結婚をして、子供が出来、マイホームを買って、昇進して。

そんな世代でしょうか。

30歳前後までは、日本人の旅人と言うのも、結構いる。
寧ろ、若いうちに旅をしていた人が、30歳を目前にして再度、旅に出るタイプだったり、ワーホリに出ると言う人も少なくはない。

でも、アラフォーになると、ガクッとその人数が少なくなる。

と言うか、ほぼ見ない。

アラフォーにまでなって、旅人。
旅なんて、所詮、遊びに過ぎない訳で、もうこの世代まで旅を続けている人は、酔狂な人が多い気がする。

だからこそ、面白い人が多い。

そんな面白い方々の割合が高いアラフォーの旅人が、大学生も多い2月のカオサンなんかに来る。

アラフォー勢に大学生。
日本にいると、なかなか絡まない世代の差ですが、旅に出てしまえば、そんな世代の差なんて気にしなくなる。

予期せぬ再会。
世代を超えた出会い。

日本にいると出会わない様な人々。

だから、旅が止められないのかな。

ふと、そんな気になりますし、勝手に自分にそう言い聞かせてみます。

こんな出会いが多くあるから、日本人宿が嫌いじゃないんだろうな…とも(いや、寧ろどちらかと言ったら、好きなぐらいだし)。



で、結局、夜な夜な宴会になる訳です。

ある日は、朝5時まで。
次の日は、朝6時まで。
その次の日は、ちょっと控えめに朝4時まで…

そりゃ、午前中に活動している記憶がある訳がナイ。

寝てますからね、確実に。

怠惰。

でも、もう日本に帰る間際。
つまりは、そんな怠惰な生活も、あと僅か。

だから良いんじゃない?
海外を旅している時ぐらい、怠惰な生活に陥っても、良いんじゃない?
明日を気にせずに、好きなタイミングまで飲んで、寝て…

それで良いんじゃない?

そう自分で自分に言い聞かせて、今回もバンコク・カオサンライフを怠惰に過ごすアラフォー旅人なのでありました…

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