ちょっとそこまで氷柱見て来た。(後編)

ガードをくぐれば、そこは氷の世界

芦ヶ久保の駅からは、ほぼ西武線に沿って歩くようなイメージ。

氷柱の旗が至る所に立てられているし、足元もウッドチップみたいなモノが撒かれていて、雪解けも問題ないぐらい快適に歩ける感じ。

駅から大体10分。
ちょっとだけアップダウンがある様な道を進むと、程なくして、券売所(環境協力費)に到着。

チケットを購入してさらに先に進むと、すぐに西武線のガードに。

んで、ガードをくぐると…

 

一気に氷。

この風景の切り替えは、結構、カッコいいです。

川端康成の『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』。
トンネルって言うか、鉄道のガードだし、雪国でも何でもないんだけれど、そんな感じに思えるぐらい。

目の前、氷。
後ろ、線路。

ちょっと青み掛かった氷。

さすがに南米のペリトモレノみたいな色じゃないけれども、ほんのりと青味が付いている感じがする。

 

山の斜面と沢を上手く利用している感じで、思ったよりも高さもあるし、幅もある。

雪がまだビミョーに残っていたから、辺りも白っぽかったのも良かったのかも。

でも…

寒い。

当たり前ですが、氷に囲まれているんだから、寒いに決まってます。

寒くならない前に…と言うのと、夕方は日陰になるだろうなぁ…と思って、昼下がりに行ったのですが、ちょっと遅かったみたいで、14時ぐらいまでに入っておかないと、完全に日向にはならない様な、そんな感じだった。

沢を下から見た後は、坂に沿って歩いて、上からも見れるようになっていて、上では火が焚かれ、甘酒or紅茶のサービス。

じんわりと温まる感じが、何とも格別。

西武線からも池袋からだと左側に座れば、しっかりと車窓として見えるのだけれど、「電車が来たら手を振ろう~」みたいなコトになっていました。

ご丁寧に列車の予想通過時刻まで貼りだしてあるぐらい。

たまたまなのか分からないけれど、滞在していた時に走った電車は、通貨の際に毎回、ホーンを鳴らしてくれて、お手振りに応えてくれていたりも。

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サクッと観光するにはイイかも。

正直、そこまで広さは無いし、奥行きがある訳じゃない。

時間を掛けられる場所ではない。

でも、都心部からもそう遠くなく、サクッと氷柱を見られると言うのも、ココぐらいなモノで、そう言う意味でも楽しめた感じ。

 

時間が許せば、武甲温泉とか丸山鉱泉とかに立ち寄るのもアリかな…と。

でも、きっと秩父が今一つ、人気の出ないのは、回廊性が悪いんでしょうね。

1つ1つのスポットは、歴史があったり、自然に触れ合えたりするんだけれども、それを繋ぐルートがない。

箱根みたいにルートが出来ている訳じゃないし、市街地から観光スポットへのアクセスはそんなに悪くないんだけれど、スポットからスポットへのアクセスはほとんどナイ様な状態だし。

氷柱から武甲温泉へのシャトルバスも、土日は出ているみたいなんですけれど、それを大々的に打ち出している訳でもないし。

冷えた体を温泉で…みたいに、もっと売り込めばいいのになぁと、フツーにそう思いながら、今回は温泉スルーで帰宅しました。

プチ旅行。
でも、案外、楽しめました。

たまには気分転換にこうした遠出も良いモンですね。

今日の気分

『海雪』
ジェロ

海雪

「黒人演歌歌手」ジェロさんのデビュー曲。

見た目は完全にラッパー。
ってか、レゲトン歌っていても、全然、違和感ないぐらいな雰囲気。

それが演歌を歌う。

そんなデビューは鮮烈的でしたが、『あなたを追って 出雲崎~』。
キャッチーナメロディーも、なかなか似合っている感じ。

 

でも、この歌を歌っていた時は、出雲崎なんかには行ったコトがなかったらしいし、そもそも日本海すら見たコトがなかったらしいけれど。

デビューから10年ぐらいが過ぎているけれど、未だに歌っているのは、やっぱり歌うのが好きなんだろうなぁ…





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