ムーミンの世界観を再現したコケムス
ムーミン谷の先にあるのが、「Kokemus」(コケムス)ゾーン。
フィンランド語で“体験”を意味する“Kokemus”ですが、3階建ての展示施設。
1階はレストランとかなり広いショップ。
2階は企画展や常設の展示スペースで、3階も展示スペースになっていました。
1階に作者であるトーベ・ヤンソンさんの彫刻がありましたが、妙にリアル。
そして、その先に展示エリアに向かうエレベーターがありました。
実際にトーベ・ヤンソンさんがイメージされるムーミンの大きさが彫刻によって分かるのですが、ムーミンって、実は小さいイメージなんですね。
さて3階は、キャラクターを展示しつつ、物語の世界観を再現しているフロア。
ムーミンと言えば、日本ではかわいいイメージ定着しているかと思いますが、実際、それはアニメの話で、3階に到着した瞬間、一緒のエレベーターで上がって来た子供は、泣きだしていました(笑)。
まぁ…
入ってスグがこれですからね。
泣き出すのも無理はないですね。
コケムス。
あっさりと通り過ぎようと思えば、通り過ぎるコトの出来る施設かも知れませんが、この展示。
かなり好きです。
スナフキンが焚火に当たっていたり、トーベ・ヤンソンの初の絵本である『それからどうなるの?』を再現したエリアがあったり…と。
物語を知らなくても楽しめる。
でも知っていると、全然、楽しみ方が違う。
そんな展示フロアでしょうか。
触ってムーミンの世界を感じられるスペース
さらに先を進むと、常設展が。
ここはムーミンの物語に出て来るコトバなどを通じて、ムーミンワールドを感じるコトの出来るスペースになっていて、壁にはキャラクターに関するクイズボックスなんかもあったりしました。
その中で一番笑ったのは、ニョロニョロ。
「ニョロニョロは何を考えているの?」

そう書かれたパネルを開けてみると…
こんな答えでした。

「何も考えていない」
いや…
おい…反則やろ、この答え。
何も考えてないって…
でも、こんな感じで、つい色々と見入ってしまいました。
“ムーミン”と聞くと、子供が楽しむって思われがちですが、大人もしっかりと楽しめるって感じですね(寧ろ、大人の方が楽しめるかも)。
ムーミン谷を表現した巨大ジオラマも
常設展の先には吹き抜けのらせん階段が。
中央の下に大きなジオラマがあって、ムーミン屋敷を中心にしたムーミン谷が表現されていました。
しかもこれが4つのタイプの演出に分かれているので、案外、見ていても飽きない。
上からはムーミン谷の全体図が見えますが、らせん階段を下りて来ると、アニメで繰り広げられていたムーミンの世界がしっかりと広がっていました。

橋の上にムーミンとスナフキンが、ちょこっと仲良く座っていたのが、可愛すぎます…
なんか、ムーミンとスナフキンの仲の良さが、ちゃんと表現されている感じですね。
スナフキンに会えなかったスナフキンのテント
さてゾーン的に残すのは、あと1つ。
「Yksinaiset vuoret」。
もう何て読むのか分かりませんが、とりあえず「おさびし山」ゾーンです。
メッツァビレッジからも良く見える灯台「Majakka」。
中を覗いてみると壁にはムーミンママが残した絵も再現されていましたが、蜘蛛の巣とか、妙にリアルな部分も。
で…
ゾーンの一番奥にあるのが、「Nuuskamuikkusen teltta」。
あぁ…
これも読み方が皆目、見当も付きませんけれど、スナフキンのテントです。
スナフキン自体は、時々、パーク内に現れると言うコトなのですが、テントゾーンを訪れた時はいらっしゃいませんでした。

スナフキンがいないと、単なるテントと化しますね、ココ(笑)。
と言うコトで、スナフキンに会えなかったので、テントの前の焚火跡で、いじけてみましたけれど。
スナフキンは、同じ場所にいてもサマになるのに、全然、サマにならなくて、単なる変な人と化した気がします…
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